国際連帯で、戦争と民営化・非正規職化を阻止しよう田中康宏(動労千葉委員長)

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0298号03/05)(2015/01/01)

国際連帯で、戦争と民営化・非正規職化を阻止しよう
田中康宏(動労千葉委員長)

■動労千葉からの報告

 今日は国際連帯集会として、韓国から、アメリカから、ドイツから、中国やミャンマーから多くの労働者が集まっています。僕らはすべてから学びつくし、それを自分の力にしてこの社会を変える、そういう確信をつかみ取る集会として今日の国際連帯集会を成功させたい。
 私は日本の安倍政権がやろうとしている戦争に向けての突進を絶対に許してはならないという決意を語りたいと思います。
 いま日本の労働者は歴史の大きな分岐点に立っています。再び戦争を許してしまうのか、今度は自分たちの団結した力で戦争への道を止めて、戦争をする政権を倒すことができるのか。大きな分岐点です。労働者が社会の主人公であり、戦争を止める力を持っていることに確信を持って国際連帯をしたい。いや国際連帯で戦争への道を止めたい。これが私たちに課せられた大きな課題だと考えています。
 7月1日、安倍政権は17人の閣僚だけで憲法を踏みにじりました。集団的自衛権の行使を容認し、戦争の道に踏み出すことを宣言しました。クーデターのようなやり方です。少なくとも日本の憲法は国権の発動たる戦争(武力行使)は、これを認めないと定めていたはずです。
 国民の利益が奪われたらどうするんだ、幸福追求の権利が脅かされたらどうするのかという名のもとに戦争が正当化されようとしています。すべて嘘です。
 この戦争は貪欲な資本家たちとその政府の利益のための戦争です。だったら必要なことは、労働者は今こそ国境を乗り越えて、国際的な団結をかちとって、この力で戦争を止める。私はそういうことが求められる時代に来ていると思います。
 この状況は労働者の権利を打ち砕き、団結を打ち砕き、労働者を地獄に落としていく攻撃と表裏一体です。膨大な非正規労働者、2千万人の未来を奪われた非正規労働者が叫び声を上げています。
 僕らはこうした一つひとつの声を全部つなげて、大きな団結をつくり上げたい。戦争に反対する怒りの声、格差・貧困・ワーキングプア・非正規、こういう現実に苦しむ労働者の怒りの声、そして未来を奪われ見殺しにされ続けている福島の怒りの声、すべての怒りの声は一つになれるはずだ。
 そしてまったく同じ攻撃を、日本の労働者だけでなくて、世界の労働者が受けています。つまり、全世界の労働者が一つの攻撃に立ち向かって団結をし、社会を変えていく立ち向かっていく大きなチャンスが生まれていると私は考えています。
 日本の労働運動は後退に後退を続け、ここまで来ました。しかしもう私たちに後に引き下がる余地はありません。あとはもう一度僕らが団結をする力を取り戻して、反撃に立つ時が来たということです。私たちは小さな力ですが、そうした努力を全力で進めたいと思います。
 人間が人間らしく生きることができる世の中、資本家どもじゃなくて一人ひとりの労働者が社会の主人公である世の中、そして国境によって労働者が殺し合うようなことが強制されるのではなく、国境などなくなって労働者が団結できる世の中を求めて今日私たちは新しい一歩を踏み出します。今日の議論を全国の仲間に伝えて下さい。