自治体の民間委託中止し、直接雇用を!ファン・ビョンチュン(公共運輸労組・連盟地方自治体協議会副議長)

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0298号03/04)(2015/01/01)

自治体の民間委託中止し、直接雇用を!
ファン・ビョンチュン(公共運輸労組・連盟地方自治体協議会副議長)

 韓国における非正規職に関連して少しお話し申し上げます。 町の住民の方たちが捨てるごみの収集を、地方自治体が責任をもってやることなく、民間に委託して民間の労働者に背負わせています。
 私は京畿道(キョンギド)で清掃労働者をやってます。ここの清掃労働者はみんな民間委託された中で非正規職で仕事をしています。労働者の雇用条件は非常に悪いです。民間委託反対と直接雇用を叫び闘争する労働者によって、一部の地方自治体では直営に転換するところがありますが、まだ大部分の地方自治体では、予算削減を主要な根拠に、民間委託を脱せないというのが実情です。
 民間委託された業者のもとで働く労働者は、普通の公務員労働者や自治体労働者に比べて、労働条件はものすごく劣悪です。民間代行業者の賃金搾取と賃金操作の法体系は、結局労働者の処遇と労働条件を悪化させて労働者の作業能率低下と労災増加につながり、これが市民の不便に直結します。私たちはこのことを訴えて反対しています。
 公共運輸労組・連盟地方自治団体協議会の労働者は、既存の廃棄物の収集運搬外注サービス民間委託企業などを直営化または公営化しなければならないと主張して闘争しています。それが最も大きな闘争課題です。
 このような問題を解決していくために、万国の労働者が社会全般の問題を国際的問題としてともに調査し、考え、討議を通じて安全な社会、安全で平和な世の中をつくっていくために一緒に協力して、闘っていきましょう。
 トゥジェン!

特集0298

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