■ひめじょおん―女性部から 小原 真喜子(みやぎ交流センター)

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0298号07/01)(2015/01/01)

■ひめじょおん―女性部から
全国に元気をもらっています 小原 真喜子(みやぎ交流センター)

 みやぎ労組交流センター女性部は1か月に1回位平日の夜に学習会を開いています。
 職場の多忙化や家庭、健康などの様々な事情があり、なかなか全員が揃うことは難しい実態です。集まるととりあえず夕食をとりながら職場の話や家庭の話に花が咲きます。長い付き合いなので、気兼ねなくおしゃべりができます。女性労働者は様々なストレスを抱えて労働しているのでこのような場も大事にしています。様々な職業なので情報交換もなかなか興味深いものがあります。様々な集会に参加した人の報告も行います。集会の感想や熱気を伝えながら、いつかみんなで参加できることを楽しみにしています。
 時間を見ながら、最近は「月刊労働運動」の読み合わせをしています。田中動労千葉委員長の話は分かりやすいのでよく読みます。座談会も読みます。今の世の中にだれも納得していません。どんな世の中に変えていけばいいのか、各地の労働の現場でどのようなことが起きているのか、まずは知ろうと考えて読み合わせをしています。
 「3・8国際婦人デー実行委員会」は、婦人民主クラブ全国協議会のみなさんなどさらに広い陣形で休日に定例でその時々にテーマを決めて学習会を行っています。毎回10人位集まり、女性労働者の交流の場になっています。それぞれの運動の情報を持ち合うのでなかなか内容の濃い会議になっています。
 今年の3・8国際婦人デーは「女性が輝く時代? 女性の活用? フザケルナ」と怒りで一杯で、3月1日に保育労働者の深町加代子さんをお呼びすることが決定しています。宮城でも保育所が民営化されており、問題点を明らかにしていきたい。
 全国の仲間との交流は会員を元気にします。
 以下の文章はみやぎ労組交流センターの機関紙「スクラム」からの一部転載です(8・6ヒロシマ大行動に参加した女性部会員の報告です)。
 「こちらのデモでは、私達は大きく分けて宮城・福島、東海合同労組、NAZEN福岡の混成部隊でいたのですが、出発直後、福島の同志が持った「怒 福島」ののぼりを見た途端、権力がデモ隊をそこで分断しました。…混成部隊でいたので、同じ団体でも分断されてしまったことと、あまりの警戒ぶりに、青年を中心に怒りに火がつきました。信号待ちなどで後ろが近づくと1人2人と後ろに移っていき、トラメガと横断幕を先頭につけました。そこからは東海の青年とNAZEN福岡の女性がコールをやりきりました。 
 個人的な話になるのですが、その東海の青年は、かつては東海合同労組としてではなく、一人で沖縄闘争に来て、気がついたら宮城の仲間と飲んでいて、意気投合した仲です。またNAZEN福岡の女性は、下の名前が同じで、名刺交換をした時に、お互いビックリして、意気投合しました。私が言うのもなんですが、私を含めて3人共『濃い』です。火がつくとすごいです。分断されて、人数は少なくても、パワフルな3人を中心に全力でやりぬきました。ゴール地点では、東海の青年と福岡の女性が名刺交換をしていました。新しい団結の始まりです」