2・15国鉄集会の報告 中四国

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0301号05/06)(2015/04/01)

2・15国鉄集会の報告 中四国

動労西日本など4労組を軸に150人が結集!

 2月15日、岡山市「さん太ホール」で国鉄闘争集会が開催され、動労西日本、愛媛県職労、自治労倉敷、広島連帯ユニオンの「主催4労組」を始め中四国各地から国鉄を軸に闘う労組の仲間150人が集まった。中四国の地から「動労総連合を全国に」の拠点建設の闘いが力強く本格的に始まった。
 主催者あいさつに立った自治労倉敷の百本敏昭委員長は、安倍の中東参戦情勢下での本集会の意義を訴え、「国鉄闘争こそが労働運動の解体を阻み、改憲・戦争を阻止してきた。国鉄を軸に階級的労働運動を復権しよう」と力強く呼びかけた。動労西日本・山田和広書記長の「解雇権濫用訴訟」代理人の大石和昭さん、NAZEN山陰、徳島・星野救う会から連帯あいさつ。
 動労西日本の大江照己委員長が基調報告を行い「歴史の大きな分岐点に労働運動が健全であれば戦争は阻止できる。国鉄闘争の炎を燃え上がらせ、階級的労働運動の復権と国際連帯を発展させよう。『動労総連合を全国に』を合言葉に全ての産別・職種・職場で闘おう」と訴えた。
 続いて山田和広書記長が「春闘・国鉄決戦アピール」を行い「ついに戦争に突入した時代に国鉄闘争の決定的重要性がはっきりした。私たちは国鉄闘争30年の偉大な地平に立っている。新自由主義は崩壊に向かっている。私たちは必ず勝利する。勝利の鍵は動労千葉や動労水戸のような労組拠点建設だ」と、3月ダイ改阻止ストライキ、青年労働者の獲得、動労西日本の組織拡大へ闘う決意を表明した。国鉄労働者が登壇し、動労西日本の岡崎昭夫組合員、共に闘う国労の会・米子の鷲見貢さんらが動労総連合建設へ決意を表明。
 後半は公務員決戦アピールで始まった。「公務員賃金制度の解体・人事評価を認めない。絶対反対で闘うところに団結が生まれる。被曝労働拒否で伊方原発廃炉を」(愛媛県職労の中村圭二副委員長)、「幼稚園でも半数が非正規。延長保育や民営化、人事評価に絶対反対で闘う」(自治労倉敷女性部長)、「現場から団体交渉に決起した」(広島市の非正規労働者)と、絶対反対と階級的団結の国鉄闘争の路線で闘う自治体労働者からの発言が続いた。教育労働者からは日教組香川三観地区の須藤角一委員長、広教組の倉澤憲司さんが発言。さらに「全産別に闘う拠点を」と、JP労組中予支部の岡本啓三さん、岡大医学部職組の矢田範夫さん、広島連帯ユニオン草津病院支部の中山崇志委員長と支部員、高陽第一診療所労組の森末一義委員長、徳島医療福祉労組、岡山の合同労組・マスカットユニオンの木村守男書記長らが続々決意を表明。広島連帯ユニオン青年部の宮原亮さんは「すべての職場で青年部建設を」と訴えた。
 国鉄闘争全国運動よびかけ人で愛媛県職労委員長の宇都宮理さんが閉会あいさつを行い「全国10か所で国鉄集会がもたれ、岡山でもこれだけの数が集まった。国鉄闘争は民営化・非正規化・外注化と闘うすべての労働者に共通する闘い。動労千葉の闘いが信頼を生み、世界ともつながっている。国鉄闘争には戦争や原発に対して労働者としてどう考え、闘っていくかの基本がある」と集会をまとめた。最後に広島連帯ユニオンの鈴木範雄委員長が団結ガンバローを行った。

各地の活動0301

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