■闘う合同一般労組 8・6ヒロシマへ! 広島連帯ユニオン

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0305号11/01)(2015/08/01)

■闘う合同一般労組
ゼネストを切り開く8・6ヒロシマへ! 広島連帯ユニオン

(写真 不当解雇阻止を訴える真保書記長)

 被爆70年の8・6は戦後史上最大の階級決戦となっています。戦争と改憲に突き進んで来た安倍は、すでにグラグラです。民主労総のゼネストと固く連帯し、国会を包囲する労働者の怒りと一体で、8・6ヒロシマで安倍を倒そう!戦争法制定・原発再稼働を阻止し、被曝労働絶対反対で闘おう!
 新自由主義に行き着いた資本主義が危機を迎える中で、今再び核戦争の危機がせまっています。いよいよ核と戦争の歴史に決着を付ける時です。首切り・生活破壊と戦争動員を強制されている労働者の怒りを階級的な労働組合に結集し、日本でのゼネストを実現しよう。動労千葉の外注化阻止の闘い、動労水戸の被曝労働拒否の闘いが、その展望を示しています。動労総連合を全国に作り出す闘いこそその原動力です。広島連帯ユニオンは動労西日本の組織拡大を共に担い、8・6を全力で闘います。
 安倍のとりまきである日本会議が、8月6日に広島で櫻井よしこを呼んで「反核平和70年の失敗」という講演を行おうとしています。櫻井よしこは、核武装と徴兵制を推進するUAゼンセンを持ち上げて「連合を分裂させよ」といい、連合をかつての産業報国会にしようという人物です。労働者の戦争動員を許すのか、それとも戦争絶対反対で闘う労働組合を作るかの決戦です。
 広島連帯ユニオンは、草津病院支部の真保書記長に対する解雇攻撃との闘いを8・6と一体で闘っています。評価制度絶対反対を闘い、医療の安全闘争を闘って、草津病院の新自由主義経営を追いつめてきたがゆえの解雇攻撃です。多忙化や安全崩壊に対する職場の怒りと一体となって、拠点建設で解雇を絶対阻止する決意です。戦争を阻止し核をなくす力は、この労働者の階級的団結の中にあります。8・6ヒロシマへ、1000万人と結びつく戦争絶対反対の闘いをともに闘いましょう。

不当解雇は許さない!断固、解雇撤回まで闘うぞ!

真保修一(広島連帯ユニオン草津病院支部書記長)

私の定年再雇用を拒んだことは解雇だ!

 私は2006年より草津病院の中で労働組合を結成し、今日まで病院の数々の不当な労務支配と闘ってきました。7月末で定年を迎えますが、6月5日に草津病院より「嘱託雇用をしない」と通告されました。私は定年後も働く意思をはっきりと伝え、経営幹部はそれを確認しているにもかかわらず、再雇用を拒むということは解雇そのものです。
 解雇の本当の理由は、私が草津病院の経営を批判し続け、職場の労働者の要求や怒りを代弁し、何よりも労働組合を結成して闘ってきたからです。不当解雇の撤回を求めて闘います。
病棟大再編で労働強化と安全崩壊!
 いま草津病院は全面的な救急病院化に向けて病棟大再編を強行しようとしています。これよって、多くの仲間が部署異動・賃下げ・自主退職を強要されつつあります。組合は15春闘団交で、「病棟大再編絶対反対!賃下げ・首切り・安全崩壊を許さない!」と訴えて闘いました。現状はどうでしょうか。病棟大再編は破綻的です。草津病院のあらゆる職種の労働者を過労死するほど酷使して、しかも業務の中にとてつもない危険が広がっています。今こそ草津病院の労働者が本音の声を上げて職場を変える時です。
 私は労働組合の書記長として草津病院で働いてきました。病棟大再編をめぐって、職場の仲間の中に怒りが渦巻いている時に、労組員であることを理由にした解雇を絶対に許しません。

労働者を退職に追い込む病棟大再編絶対反対!

 安倍政権は、資本家が生き延びるために、労働者をいつでも自由に解雇できる制度を作ろうと狙っています。そしてそのために労働組合をつぶそうとしています。草津病院の経営もまったく同じです。
 「病棟再編計画」によって、元の5病棟(認知症病棟)で働いていた15人の准看護師と15人のケアワーカーを退職に追い込もうとしました。不本意な異動を強要しターゲットを定めて、狙い撃ちです。そのために人事考課制度が使われ、パワハラが横行しています。また、正社員や定年後の嘱託雇用のケアワーカーを、非正規雇用や派遣労働に取り替えようとしています。労働強化に追い込んで、根を上げて自主退職するのを待っているようなあくどいやり方です。
 私たち労働者は、いつも自分の職場で生き生きと安全に働きたいと考えています。しかし、それを破壊しているのが、資本家の悪らつな経営方針や管理職の労務支配です。病院が病棟再編の準備を始めた時期から今日まで、労働強化や強制配転で准看護師やケアワーカーが辛い思いで職場を去って行きました。もうこんなことは繰り返してはなりません。団結して声を上げましょう。

私への選別解雇を許さず、団結して闘おう!

 経営者の思うままに強制配転や首切りを許しては、労働者は生きていけません。労働者の誰もが公平とは思えない人事考課制度を使って、労働者を支配するのは止めろ!これまでどれだけ多くの仲間が犠牲になってきたことか。退職させたい者には「D評価」を付け、昇進させたい者には「A評価」を付け、「B評価」と「C評価」のはざまで労働者を操作して、労働強化とサービス残業に追い込んで、結局、労働者が身体を壊して命まで落としてきたのです。
 資本家や経営者は、労働者が組合に入って団結して声を上げることを最も恐れています。だから組合は職場の労働者とともに草津病院と闘い、勝利してきたのです。今ここで私の不当解雇を許したら、すべての労働者に対して、本当に首切り自由の職場にされてしまいます。
 私は自分自身の不当解雇の撤回を訴えることで、職場の労働者の怒りや悩みを共有し、労働相談を聞き、大きな団結を作り出していきたいと思います。そして草津病院を労働者が安心して安全に働ける職場に変えていきたいと思います。職場の仲間のみなさん、組合に加入し、共に闘いましょう!