ひめじょおん―女性部から 23回定期大会へ結集を!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0314号12/01)(2016/05/01)

ひめじょおん――女性部から
女性部第23回定期大会へ結集を!

岸上真寿美(女性部長)
 世界大恐慌の激化は、戦争よって延命しようとする帝国主義と、生きるために立ち上がる世界の労働者階級との非和解の激突を不可避にしている。戦争と革命の時代だ。
 安倍政権は、戦争法を施行し7月選挙に一切をかけてきている。私たちは1~3月の闘いの勝利をさらに前進させ、7月選挙決戦を闘いぬこう。1000万人と結びつく闘いを職場や地域でやり抜こう。
 女性部は、5月29日に第23回女性部定期大会を開催する。女性部会員の力で勝ち取ろう。
 女性部は、3・8国際婦人デーを宮城、東京、関西、広島、福岡で開催し、女性・女性労働者には資本主義社会を根底から変える力があることを資本家どもに叩きつけ、安倍打倒の力がここにあることを示した。東京では、3・1韓国民主労総の闘いに連帯し、都内で街宣を取り組み、国際連帯の国際婦人デー行動として勝ち取った。
 安倍の女性政策は、より安い賃金で総非正規職化し、戦争動員する攻撃だ。「保育園落ちた、日本死ね!」の叫びはすべての女性とその家族の怒りそのものだ。「この怒りとつながるには女性部はどう闘うのか」「職場の非正規と団結をどうつくれるか」「非正規労働者会員が多くを占める女性部を全女性・女性労働者の団結体として拡大・前進させる闘いとは」等々、大会での課題はたくさんある。討議、意見を深めよう。
 女性の非正規労働者の平均年収は200万円、子どもの6人に1人が貧困、ちゃんとご飯が食べられない現実。世論調査では生活が苦しい理由は「非正規社員だから」という回答が最多となっている。
 各地の合同労組、ユニオンは新たな分会を結成し、雇い止め解雇と闘っている。その中で女性部会員が大奮闘している。広島連帯ユニオンの谷口さんの闘い、そして東京・晴海局の郵政非正規ユニオンの奥野さんは雇い止め解雇が不当労動行為に当たると労働委員会で勝利命令を勝ち取った。「労働者は使い捨ての駒ではない!」「労動組合の団結があれば解雇は自由に出来ない」(谷口さん)、「この闘争は、過去に泣く泣く郵便局を辞めていかなければならなかった非正規の思いがこめられている」(奥野さん)と言い切っている。一人の労働者が立ち上がった時、職場全体を変えることができるのだ。
 女性部は、非正規職労働者の組織化を合同・一般全国協と一体で取り組み、同時に自治体・教育・医療などの女性労働者の組織化に取り組んでいく。
 全国労組交流センターは2月全国総会で「ゼネストを組織する労組交流センター運動へ」と宣言し、その闘いに踏みだしている。動労総連合建設の闘いは、国鉄の現場から日帝支配階級の意を体現したJR資本に対して、正規・非正規一体となったストライキを無数にたたきつけ、労働運動の地図を塗り替える展望をもった闘いだ。闘いは始まっている。女性部はその闘いの先頭に立つ。女性部大会への参加を各地区交流センターの取り組みとしてよろしくお願いします。

●女性部第23回定期大会
 5月29日(日) 都内