Workers of the world Unite労働者は一つ、敵も一つ ◆№1874日間の鉄道ストライキ中断

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0322号10/01)(2017/01/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№18
74日間の鉄道ストライキ中断

(写真 12月14日、就業規則効力停止仮処分審理が行なわれたテジョン地方法院に集まった鉄道労組組合員)

-ソウル地方本部長の談話文-

 9月27日から74日間の史上最長の鉄道労組のストライキは、12月9日に中断された。しかし成果年俸制導入阻止の争議行為は現場闘争という形で継続する。以下はストライキ終結に際しての鉄道労組ソウル地方本部争議対策委員長の談話文。

ソウル地方本部長談話文

 ソウル地方本部8千組合員のみなさん。
 今日、74日間のストライキ闘争を終えました。誰もが予想しなかったことでした。このように長期間のストライキ闘争の過程でしっかりとストライキ隊伍を守ってくれた同志の皆さん、そして勤務しながら集会、宣伝戦等のストライキ日程に参加してくださった必須維持業務の組合員の同志たち、毅然とストライキ隊伍を率いて下さった支部幹部及び代議員の同志たち、支部争議対策委員長さん、本当にご苦労さんでした。心から感謝と慰労の気持ちをお伝えします。
 残念にも我々は今回のストライキで成果年俸制阻止という目標を捕らえることはできずに帰ることになりました。弾劾政局で政府機関麻痺による実質的交渉対象の失踪、公社経営陣の硬直した態度、根本的には必公ストライキという悪法と代替人力投入によるストライキ破壊力の不足が早期妥結をできなかった主要な原因であると考えます。
 こんなふうに終えることはできないとむせび泣きながら言葉を継げない年取った労働者の涙を見ました。必ず勝って現場に帰ると言っていた約束も覚えています。ニュースを見て「賃金交渉妥結、鉄道ストライキ復帰」という消息に接した組合員同志たちは衝撃を受けました。74日間守ってきた同志たちとの疎通と共感の問題は民主労組を支える力です。二度とこのようなことを反復してはなりません。指導部の一人として無限の責任を感じてすまないという挨拶をします。本当にすみません。
 しかし、まだ我々の闘争は終わっていません。仮処分審理結果は我々の闘争の重要な変数のひとつです。しかし大韓民国司法部が国民の信頼を失って久しく裁判の結果だけを待つには疑懼の念をふりはらうことはできません。我々は依然として公社の成果年俸制及び構造調整攻撃に対して闘争しなければなりません。今我々は戦列を整備して押し寄せて来るすべての状況に備えなければなりません。このような状況と責任を避けることはしません。組合員のみなさんと共に闘っていきます。
 財閥請託労働改悪と成果年俸制を推進してきたパククネ政権は終末を告げています。鉄道労働者はこのストライキ期間に200万ロウソクの中心で共に闘争しました。
 我々は歴史を作ってきたし作っていくでしょう。この間、体と心の疲労がたまったことでしょう。74日間共に笑い泣いた同志たちと共に、暫時息を整え気持ちを楽にされることを願います。私をはじめとするソウル地方本部執行部も先のストライキ過程を思い返して今の状況を点検して体勢を再整備します。困難な時期に組合員同志たちの健康と家庭の平安を祈ります。
 2016年12月9日
全国鉄道労働組合 ソウル地方本部 争議対策委員長 パクチョンソン 拝

  漆崎 英一(動労千葉国際連帯委員会)