特集 交流センター総会 『月刊労働運動』の報告と課題

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0324号02/02)(2017/03/01)

特集 全国労組交流センター第24回定期総会の報告
★『月刊労働運動』(機関誌)担当者会議の報告と課題

『月刊労働運動』の拡大を水路に、2017年を組織拡大の年へ!

 2月4日全国労組交流センター総会1日目の夜に、『月刊労働運動』機関誌担当者会議を開催しました。各地区代表者の総勢40人が参加し、活発な論議をしました。以下、会議の報告と課題を明らかにします。
 最初、編集委員会から、全国労組交流センターの存在意義と機関誌『月刊労働運動』の役割について提起しました。
 「韓国民主労総ソウル地域本部が、動労千葉を信頼している根拠は大きく二つある。一つは、30年間国鉄分割・民営化に反対して解雇撤回、外注化阻止闘争を続けていること、もう一つは、全国全産別の労働者を組織する活動を行っていることです。その活動は、動労総連合であり、全国労組交流センターの存在と闘いです。
 そして、全国労組交流センターの闘いと組織を体現しているのが『月刊労働運動』です。この機関誌の活用を通して、組織拡大を実現してほしい」と訴えました。
 論議は大きくは、①党と労働組合の関係(前進と月刊労働運動についての問題)、②機関誌の内容についての問題、③青年労働者が読む機関誌にする、という三つが討論になりました。

★労働組合との相互関係ぬきに党を組織することはできない

①党と労働組合の関係について
▼みなさんからの意見
「前進(革命的共産主義者同盟の機関紙)は読むし、職場や地域の仲間にも拡大するために取り組んでいる。国際労働運動も学習会で活用している。でも月刊労働運動はあまり読めていないし、活用していない」
「もっと資料やグラフなどを多くして、学習会に使えるものにしてほしい」
「自分達の座談会が掲載された月刊労働運動は活用したが、顔の見える機関誌になっていないとあまり活用できていない」
「運営委員会で月1回読み合わせをしている。でも拡大の論議は少ない」
「動労千葉物資販売で組合訪問の時などに活用しているが、機関誌拡大に結びついていない」
▼編集委員からの意見
「月刊労働運動は、理論誌ではなく、現場労働者が書いているところに意味がある。職場闘争の機関誌だ。だから職場闘争をやっている労働者にとっては大事な格闘や苦闘が出されて参考になることが多いと思う」
「月刊労働運動の内容は、編集委員が作っているのではなく、みなさんが作っているのです。
みなさんの職場闘争が反映した機関誌です。格闘した悩みや失敗の経験などももっと送ってもらい、掲載していきたい」
▼みなさんからの反応
「現場の格闘が見える機関誌にしてほしい。そのためには苦闘や格闘を書いて送る」
「現場で格闘している労組の活動家はよく読んでくれている」
「どこでどう闘うのか参考になる。労働運動の格闘の経験などが掲載されているのはいい」
「動労総連合の大会報告などは参考になった」

★顔の見える機関誌、各地区の現場の闘いが反映する機関誌に

②各地区、各産別の具体的闘いや取り組みを反映する機関誌に
▼みなさんからの意見
「1年間の編集プランをつくって、5月号では沖縄の取り組み、8月号では広島の取り組みなどを企画して、座談会や投稿をしてもらってはどうか」
「短い文章が載るページがあってもいいので、各地区各労組の取り組みが反映する機関誌にしてはどうか」
「地区や労組で出しているビラなどを掲載してはどうか」
「通信員制度を作ってはどうか」
「地区に月刊労働運動の担当者がいない。一方通行だった。これからは必要だと思う」
「地区の中で労組交流センターが位置づいていなかった。会議のあり方を問い直したい」
「ホームページやインターネットをもっと活用してはどうか」
「機関誌代の滞納一掃をめざしたい。機関誌の活用と機関誌代の回収は一体の課題だと思う」
「月1回の会議で、田中委員長提起は読み合わせをしている。地区のブロックで各1部拡大をめざしたい」
▼編集委員からの意見
「1年間のプランを作って、福島や沖縄、広島などの企画を考えていきたい」
「通信員制度なども検討したい」
「職場での格闘を反映できる機関誌にするために、各地区・産別からの投稿やビラを送ってほしい」

★青年労働者に通用して組織できる機関誌に

③青年労働者にとって全国労組交流センターを魅力あるものに
▼みなさんからの意見
「率直に言って、青年は全国労組交流センターの存在や闘いを知らない」
「青年にとって魅力ある組織、機関誌になっていないのではないか」
「関西では青年労働者交流会を毎月やって、機関紙を出している」
▼編集委員会からの意見
「もっと青年に通用する内容にするためには、青年の取り組みや投稿を寄せてほしい」
「内向きではなく、青年に向かって呼びかける機関誌にするために、各地区の青年の取り組みを掲載していきたい」
「労組交流センター青年部建設にむけて取り組みを強化していきたい」

★交流センターの組織拡大へ!

▼アンケートやその後の意見
「交流センターとは何なのか、その意義を感じる事ができた」
「内容が現場の気持ち、闘いの息吹が伝わるものになっていると思う」
「レイアウトをもっと工夫したり、写真を多くするといい」
「編集委員が組織者になり、もっと基盤のない所にも行って、取材をしてほしい」
「メーリングリストを作って、日常的に議論できるといい」
「交流センターの位置づけをもっとはっきりさせれば、組織拡大の必要性が自覚され、機関誌拡大の展望も出てくる」
「職場や組合の顔が見える機関誌を共につくりましょう」
「今後は交流センターと月刊労働運動の宣伝を地区でも行う」
「月刊労働運動の部数拡大で、職場の拠点化につなげていく」
▼編集委員会の課題と要請
①通信員制度をつくって、担当者との連絡を定期的に行い、地区や産別、労組の取り組みをできるだけ機関誌に反映できるようにしていきたい。
②1年間のプランを作成して、各地区と協議し、座談会や投稿などの依頼をしていきたい。
③青年のコーナーも検討し、全国労組交流センター青年部建設にむけた取り組みとしても取り組んでいきたい。
④9月拡大運営委員会までに各地区1部以上の拡大めざそう。
⑤全国労組交流センターの存在意義は機関誌に反映された中身です。国鉄闘争を軸にした職場闘争の機関誌として現場で使える機関誌を全国の会員で共に作り出し、組織を拡大しよう!
 (『月刊労働運動』編集委員会)

特集0324

Posted by kc-master