特集 ※動労総連合・新潟 JR貨物の春闘ストライキで地域の闘いをけん引

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0325号02/03)(2017/04/01)

特集 動労総連合のダイヤ改定阻止3月スト決起
※動労総連合・新潟
JR貨物の春闘ストライキで地域の闘いをけん引

 「私は、今日1日、ストライキを貫徹します。貨物の仲間のみなさん。今のようなJR貨物の状況をつくったのは国鉄分割・民営化です。JR7社体制が間違っていたのです。資本主義社会そのものを変えましょう。他労組は会社の意のままになっていますが、ストライキで闘う以外にありません。動労総連合に結集して闘いましょう」

 3月15日午前8時、動労総連合・新潟の杉野彰書記長のスト突入アピールが東新潟機関区、新潟貨物ターミナル、新潟新幹線車両センターの一帯に響き渡りました。三職場を見下ろす跨線橋からの訴えは、雨上がりの澄んだ空気に乗って職場の隅々までしみわたりました。星野文男委員長やJR東日本とNTS(JR新潟鉄道サービス)による不当な解雇と闘う八代和幸闘争委員をはじめ、支援にかけつけた動労福島宮城県支部で国鉄1047名解雇撤回を闘う小玉忠憲さんのアピールもJRとグループ会社の労働者に届きました。職場の先輩もストライキ支援に駆けつけてくれました。「国労はもう音が出ないか」と残念がりながら「杉野、頑張れよ」と励ましてくれました。
 新潟地域一般労組の鰕名一男委員長、解雇撤回を闘う地域の合同労組の仲間も支援に駆けつけてストライキ決起を讃えてくれました。跨線橋を通過する労働者が次々と車を停めてビラを受け取り、女性労働者は笑顔で「がんばってください」と声をかけていきました。
 昼には八代闘争委員の解雇撤回を求めて新幹線車両センター門前でアピールを行いました。後日、国労組合員が「労働委員会はどうなっている」と組合に聞いてきています。夕方はJ-TREC(総合車両製作所)新津事業所門前で、当日朝の東新潟機関区でのスト報告を速報ニュースとして配布しました。ストライキ決行中の看板を見て、顔なじみになっている労働者が笑顔でニュースを受け取っていきました。

 ストの2日後には職場で国鉄時代採用の先輩が杉野書記長に声をかけ、「ストライキやったのは本当か、すごいなあ」と感激を表明してくれました。3月23日にストライキに入った地域一般の仲間は「いろいろあったけど、動労総連合・新潟のスト決起が私の背中を押してくれた」とスト決断を振り返っています。
 今、ストライキ決起が待ち望まれていると実感しました。一緒にストライキに立とうという訴えがゼネストにつながります。民主労総のゼネストはパククネを罷免に追い込みました。動労総連合の3月ダイ改反対・春闘ストを先頭にゼネストへの道を切り開き、安倍を倒そう。

特集0325

Posted by kc-master