※泉佐野市議選挙の報告 つくり出した団結と決起を改憲・戦争阻止!拠点建設へ

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0339号05/01)(2018/06/01)

※泉佐野市議選挙の報告
市議選でつくり出した団結と決起を改憲・戦争阻止へ!拠点建設へ!

中川いくこ(関西合同労組泉州支部書記長)

 全国のみなさん、泉佐野市議選への熱く力強いご支援、本当にありがとうございました。事務所の壁は全国の仲間からの檄布でいっぱいになりました。心から感謝申し上げます。
 結果は、22人中19位、981票獲得し、5票差で次点。現職が3人も落選する激戦でした。今でも悔しさがこみあげてきますし、支持してくれた方々が「もっと自分が支持を広げていれば」と口々に言ってくれます。しかし、今回の選挙を闘って本当に良かったと思います。
 私たちは、市議選の常識を破る闘いをしました。市会議員は身近な存在、共産党を含めて「要求を実現します」の宣伝ばかりという中で、労働者にとって今一番大切な「戦争と改憲をぜったいに止めよう」「命より金もうけの安倍・千代松を倒そう」「民営化反対」「すべての職場に闘う労働組合をつくろう」「非正規職撤廃」「労働者住民が主人公の社会に変えよう」「国賀さんを先頭とした関空反対30年の闘いの中に社会を変える力がある」と訴えて、泉佐野市中に大宣伝し、席巻しました。
 あらゆる水路から自己解放の闘いをつくり出すために、毎週のように泉州住民の会総会、婦民支部結成、狭山学習会、春闘労働者集会、青年行動と青年労働者集会実行委員会、NAZEN原発反対集会、戦争と民営化に反対する自治体労働者交流集会、星野さんの絵画展を取り組みつつ、すべてを中川勝利へと闘いました。「改憲反対署名」や「被曝と帰還の強制反対フクシマ署名」も新興住宅地や団地を中心に取り組み、新たな層と結びつきました。
 そして、かけがえのない981票を獲得しました。私たちの陣営は、他のどの候補にも負けない強い思いと、団結がありました。かけつけてくれた関西や全国の仲間は、自分自身の闘いとしてこの選挙戦を闘ってくれました。
 労働者自身の団結でこの社会を変えていく、日本で国鉄決戦を軸に、韓国民主労総のようなゼネストを闘う労働組合をよみがえらせ、改憲と戦争を止める、そこに唯一の希望と展望があることを、私たち自身の生きた姿で10万泉佐野市民に示すことができたと思います。
 選挙最終盤では、我々のものすごい勢いに危機感を持った千代松市長がひきずりだされ、連日、与党候補の応援演説に立ち、国賀さんを非難したり、「公費を使った選挙で首相や市長の打倒を訴えるなど許されない」などわめきました。中川の登場と勢いが泉佐野市中を席巻し、情勢全体を揺り動かしたのです。

◆時代の要請にこたえ、選挙戦を決断

 私がこの選挙に出ることを決断したのは、18~19年が戦争か革命かを問う時代の到来であり、戦争と改憲、天皇即位、労働法制改悪―団結の解体攻撃に対し、労働組合を軸にしたソビエト建設に勝利し、ゼネスト―革命の突破口を開くためです。
 私の長年の信念はただ一つ、「労働者住民が人間らしく生きられる社会をつくること」です。そのために、国鉄決戦の地平を土台に、国際連帯とゼネストをたぐりよせることが絶対必要だと確信したからです。泉佐野市議選は、来年の統一地方選、参院選の内乱的選挙戦の帰趨がかかった一大選挙戦であり、スルーするのではなく、挑戦することで1千人のかけがえのない決起を作り出しました。

◆関西合同労組泉州支部3分会軸に春闘労働者集会

 毎週のように行った集会の一つひとつが大きな意義を持っていましたが、決定的だったのが4・8春闘労働者集会でした。関西合同労組泉州支部が3分会を軸に「泉州・南大阪地区の労働運動を塗り替える」ことを高らかに宣言したことが、選挙戦全体の帰趨を決めました。
 3分会とは、クリーニング工場、介護職場、給食事業協同組合です。クリーニング工場で働く仲間は2月、満を持して分会を立ち上げました。「最低賃金で働くパートに正規職がやるような仕事をさせる」「繁忙期100時間残業」「社会保険に入れない」「有休を1年で消す」「パートにも評価制度」の現状を変えるためです。非正規職撤廃の闘いそのものです。
 組合を立ち上げたことで、社長に謝罪させ、職場の現実をただちに一部改善させることができました。闘う労働組合の力を自分たち自身の取り組みで実感し、すべての職場に闘う労働組合をつくろうと訴えました。
 この集会には、関西生コン支部の武谷新吾書記次長、4月病院でストライキをうちぬいた高槻医療福祉労組の村山裕子委員長、動労西日本もかけつけてくれました。

◆自治体労働運動をめぐって日本共産党と対決

 私たちは毎週、市役所に登場し、「600人いる市職員を100人まで減らす」「自治体丸ごと民営化を推進する千代松市長と絶対反対で闘おう、倒そう」「労働組合の闘いにかかっている」と訴え続けました。
 これに対し、日本共産党がとった姿勢は、一貫して「千代松市政にすり寄り、2議席にしがみつきたい」というものでした。そんな彼らにとって「中川の立候補」は驚天動地の事態であり、8年前の「市職労出身のT落選」の恐怖の再来だったはずです。
 彼らは当初、「候補の人の良さ」だけを売り物にして勝負しようとしました。しかしわが陣営の「安倍と千代松を倒そう」という圧倒的宣伝戦の中で、「安倍政権は退陣を」などとビラで押し出し始めました。しかし絶対に千代松市長を批判しない、民営化には反対しない。
 私たちは一貫して、勝負はこの共産党との激突にかかっており、最後は彼らとの数票差を争
う選挙になると確信していました。そして、宣伝戦でもオルグ戦でも彼らを完全に圧倒したのです。
 最大の攻防は自治体労働運動をめぐってのものです。今回、職員の中にかなりの中川支持が生まれたことはまちがいありません。
 自治体労働運動の拠点建設と、合同労組建設が一体となって闘うこと、それが地域ソビエト建設の最重要の環であることがはっきりしました。今後この課題に勝負していきます。 

◆青年労働者の獲得に一切かけて闘う

 今回の選挙戦で、新たに青年労働者と結びつきました。選挙戦を闘う中から、沖縄闘争に決起する青年が生まれました。未来あふれる展望を切り開きました。
 闘いはこれからです。7月には「関空を戦争に使わせない」全国集会を行います。市議選でつくりだした団結と決起を、改憲・戦争阻止、革命へ、組織建設、拠点労組建設へとつなげていく闘いに挑戦を開始しています。