ひめじょおん―女性部から シンディー・シーハンさんと

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0342号13/01)(2018/09/01)

ひめじょおん―女性部から
シンディー・シーハンさんと戦争絶対反対の声を上げた!

恋田 邦子(三浦半島教育労働者部会)

 8・5~6広島反戦・反核集会闘争を終えた「反戦の母」、シンディー・シーハンさんが、婦人民主クラブ全国協議会と「改憲・戦争阻止!大行進」横須賀実行委員会の呼びかけによる国際連帯交流集会に参加するため、神奈川を訪れました。
 8月7日は相模原で婦人民主クラブ全国協議会の方々を中心に夕食交流会、8月8日は横須賀で18時から集会でした。
 当日は台風13号接近で大雨と強風。しかし台風ごときに怯む私たちではない! 集会の前段に16時から横須賀中央駅前で街宣し、鎖につながれた安倍人形を引っ提げ、太鼓を打ち鳴らしながらの大デモは、圧倒的に労働者・市民の注目を浴びました。
 シンディーさんから「東京、広島、長崎、沖縄、相模原、横須賀すべての地域で、反戦の闘いが行われている。私たち自身も米軍に向け闘っていかなければならない。アメリカでは共和党、民主党のどちらも戦争を推進している。トランプ大統領に反対運動が起きてはいるが、大統領が誰になっても戦争になっていく。だから10月21日の女性たちのペンタゴンマーチを計画した。アメリカ帝国主義に反対するものとして1000人の組織者が起ちあがり、単なる行進ではなく運動への出発点としてある。国際的労働者階級の団結こそが、帝国主義の地球破滅行為から私たちを救う。常に一緒に闘っていきましょう」と力強いアピールがありました。
 婦人民主クラブから「世界戦争にしてはいけない。私たちは国際連帯の力で命より金の社会を変えていかなければならない」。また横須賀実行委員会の教育労働者からは「今年1月か
ら大行進運動として毎月、市内の目抜き通りをデモし、学習会を行ってきた。『教え子を再び戦場に送るな』のスローガンを実践している。神奈川各地の闘いと結びつき、韓国やアメリカの闘う仲間たちと連帯したい」と挨拶がありました。集会は多くの質問や意見などで盛り上がり、充実したものでした。
 シンディーさんは「戦闘的になった教育労働者たちは、民主党に忠実な組合の執行部提案を蹴り、自分たち自身がストに入っている。横須賀実行委員会のスローガン『子どもたちの未来を戦争で奪うな』は、その通りだと思う。アメリカでは3兆ドルの軍事予算、エネルギー省は原発と核兵器に1兆ドル以上を使っている。だから国民介護制度が無く、無料の教育ができない。先進諸国のなかで一番格差がある。ペンタゴンで使う予算と人材があれば教育も上手くいく。国際連帯でアメリカ帝国主義を倒すことがすべての子どもたちのために必要」と繰り返し、戦争を阻止し、帝国主義打倒のため、労働者階級による国際連帯の力が重要であると訴えました。
 シンディー・シーハンさん(シーハンはアイルランド語で平和の意味)との交流で、「大行進運動は、世界中のたたかう仲間たちと共につくる」「労働者が主人公の世界へ向かっているんだ」と再確認しました。
 団結、ガンバロー!