ひめじょおん―女性部から 病棟改編と差別賃金に職場から反撃

ひめじょおん―女性部から

病棟改編と差別賃金に職場から反撃― 更正会病院で仲間と共に決起!―

荒井 素子(相模更正会従業員労働組合)

国際婦人デー、3・11福島、杉並選挙、沖縄闘争、合同労組、女性差別問題、星野闘争、ヒロシマ、天皇交代、 関生弾圧、11月集会、訪韓闘争、川崎集会。思いつくまま羅列しても大変な一年でした。忙しすぎて大事なことができず反省しきり。親の介護も、連合いや婦民全国協の仲間が支えてくれるからワガママに動けて本当に感謝です。
組合では、介護病棟の病棟改変問題と、突然の差別的分断賃上げ攻撃との闘いです 。

病棟改編問題

私は、更生病院の介護病棟に、看護補助として11年前に入職しました。当初から「国の方針で介護病棟はなくなる」と言われながら、介護療養型病床を続けてきました。
病院は、組合や介護病棟の職員にも、患者や家族にも何の相談も説明もなく、突如「介護病棟を一般病棟へ改編する。今、介護病棟をやめれば国から1千万円出る」と団交で言い放ちました。患者や職員を1千万で売り渡したのです。全く許せない! 全国的に介護職のなり手がいない、離職率が高い。そこで国は「介護職処遇改善加算手当 」を出しています。
更生病院は、介護病棟の看護補助者に月2万6000円を支給しています。介護病棟の補助者は、一般病棟に改編すると、介護加算手当が0円になり、実質2万600円の賃下げになります。死活問題で、当然退職者も出ています。

突然の差別的分断の賃上げ攻撃

改編問題の中、7月の定期昇給で補助者の賃上げに大幅な差をつけたことがわかりました。
補助者から不満の声が上がり、アンケートをとって見ると1万円以上の差がありました。何の説明もなく差をつけられたことにみんな怒り「事務次長に説明させよう」と介護病棟の談話室で説明会を行わせました。
千円しか昇給しない職員は「私は必要ないってこと?やる気なくなる!」と言い、 「入ったばかりの人がそんなに上がるの」と羨む発言もあり、それを聞いて「責められている気持ちがしていづらい」と悩む仲間がいて、明らかに職場の分断です。医療・介護の仕事は、チームワークが大事です。しかも1万円上がっても、介護加算手当がなくなり、実質賃下げです。
事務次長は、新給与表なるものを持参して具体的金額の説明を行い、参加した仲間は、参加できない仲間の質問もまとめて詰め寄りました。普段は意思表示しない仲間が、私が口を挟みにくい程の迫力で事務次長に食らいつく様子は、本当に頼もしいかぎり。追及の内容は横道にそれたり個人的なこともありましたが、資本と対等にやりあう姿は、組合にも私にも勇気をくれました。「これが団交だ!」という感じでした。
事務次長は「今まで加味しなかった学歴・資格・経験年数で差をつけた給与表に変更した」と説明。今までは、入職時「高校卒業程度の学力で全員一律の基本給」でした。同じ仕事をしているのに、賃金差別は職場の不和を招くだけ。一律1万円を要求しました。入職12年目に入り、仲間の信頼を実感しながら、2020年もがんばります。