そごう・西武労働者の解雇を許すな! ストライキ断固支持!

セブン&アイHD傘下の百貨店そごう・西武の売却計画をめぐり、そごう・西武労働組合(寺岡泰博委員長)は7月25日、組合員の93.9%の賛成でストライキ権を確立したと公表しました。私たちコンビニ関連ユニオンは、セブン資本と徹底的に闘ってきた組合として、そごう・西武の労働者のストライキを断固支持し、応援します。

セブン&アイHDのあまりに不誠実な対応に対する怒りの声は世に満ちています。労働者の雇用不安をあおり、労働者・労働組合の存在を無視・抹殺し続けてきたセブン&アイ井坂社長ら経営陣を追い詰めよう! ストライキで西武池袋本店の改装・テナント強制移転プランを白紙撤回させよう!

ストライキは世界の常識

百貨店でストライキ決行となれば1957年の岩田屋以来66年ぶりとされています。今、アメリカではハリウッド俳優や映画スタッフが大規模ストライキを行い、フランスでは年金ストライキ、韓国では労働組合弾圧に対してゼネストが闘われています。労働者がストライキを闘うことは世界では当然のことであり、多くの労働者がストを支持しています。労働者が不誠実なセブン資本に対してストライキを行うことは絶対の正義です。

そごう・西武のストライキが実現すれば日本の労働者はこの闘いに必ず続いて立ち上がります。皆さんは孤立していません! この物価高、上がらない賃金の中、まともに生活できず苦しんでいる労働者は同じ思いです。

セブン&アイ社長・井坂を許さない!

井坂は、絶対的権力を維持するために、そごう・西武経営者、労働者もろとも売り飛ばそうとしています。

昨年12月、井坂はクレディセゾン・林野会長に「あなたに池袋西武の何がわかる。売り場はコンビニの棚のように簡単には動かせないんだよ!」「あなたはコンビニしか知らないコンビニ野郎だ!」と罵られ、最大の屈辱を味わったと言われています。まさに井坂は百貨店を何も知らないコンビニ野郎です。

そもそも、2006年にセブン&アイHDがそごう・西武を買収したとき「グループ内に百貨店を取り込み、巨大総合流通グループを形成し、事業拡大をめざす」と意気込んでいたにもかかわらず、28店あった店舗を10店まで減少させているではありませんか! 8月1日の西武池袋店に関する6社会談で、そごう・西武の林社長がヨドバシ譲歩案を拒否したことに、井坂は激怒し、林社長を解任するという暴挙にでました。私たちコンビニ関連ユニオンの経験から、井坂の本質は、労働組合否定、労働者蔑視が貫かれています。今こそこの会社体質をストライキで変えるときです。

職場を動かしているのは井坂ら経営陣ではありません。私たち労働者であることをストライキで思い知らせよう!

*コンビニ関連ユニオンのビラより

(東京都葛飾区新小岩2-8-8 合同・一般労働組合全国協議会)