原発汚染水を海に流すな!

2023年8月23日

7月30日に、3.11反原発福島行動実行委員会主催で行われた「原発汚染水を海に流すな! いわき行動」での小野春雄さん(漁業者、福島県新地町)のビデオメッセージ(要旨)を紹介します。(写真は、7月30日のいわき市内デモ)。

私は宮城県と福島県の境の新地町で45年以上漁師をしています。いま、国はトリチウム水を海に流そうとしています。すでに宮城県でも風評ではなく実害が起きています。その話を聞くと本当に止めなければダメだと思います。何故かと言えば、海はわれわれの仕事場なんです。そこにトリチウムを流せばわれわれもダメになるし福島県もダメになります。それは子孫の代まで福島県みんなが海ばかりではなく、農業、林業、あらゆる面でダメになります。

これを防止するのは、皆さんの力、福島県民であれ、日本全国で、福島県民と一緒に国のやっている暴走を止める。そして福島県民が一致団結してこれを押し止める。海に流すことは永遠に子々孫々に過大な迷惑をかける。廃炉も見えない、デプリの取り除きも見えない、何にも解決していないのにトリチウムだけまかり通るんですか。それも40年間も。

ゴミを海に流してはダメ、プラスチックもダメ、何でもダメなのにトリチウムだけ国が承認することはおかしいですよ。福島だけでなく、どこの県だってトリチウム水を流すことに反対すると思う。なぜ福島県の内堀知事が反対しなかったのか。意味がわかりません。福島県知事が県民を守らなかったら、われわれ福島県民、県人みんなで福島県を守りましょう。守らないと、相当に子々孫々に迷惑をかける。永遠に流すんですから。

みんなの力で海に流すことを防止して下さい。今からでも遅くないと思います。よろしくお願いします。