ドイツ機関士労組はダラ幹と対決し、ストライキに決起【11・3国際連帯集会での発言】

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0298号03/14)(2015/01/01)

ドイツ機関士労組はダラ幹と対決し、ストライキに決起
ラーベン・ブロンシュタイン(ドイツ・ベルリン都市鉄道民営化反対行動委員会)

 私はベルリンのIT労働者で、組合でも積極的に闘っている左翼活動家です。私はベルリン都市鉄道民営化反対行動委員会の鉄道労働者たちとの関係は深いです。行動委員会は、ドイツ機関士労組(GDL)と鉄道・交通産業労組(EVG)という二つの組合の活動家から成っています。私は、行動委員会を代表して発言したいと思います。
 ドイツ機関士労組は現在ストライキを闘っています。ドイツ鉄道が相手で、形の上では民営化されているものの、まだ国家の手にあるという状態です。ストライキは資本に対する労働者の闘いですが、ダラ幹、腐敗した労働組合執行部の問題があります。ドイツ機関士労組、鉄道・交通産業労組(日本の国労にあたる)で、どちらが資本のパートナーとして認められるか競い合っている面もあります。
 現場の労働者にとって最も切実な要求は、5%賃上げと週37時間労働制(現在は週39時間労働制)、そして1就業単位で運転台に乗る時間を最大限7時間に制限することです。
 ドイツ機関士労組の闘いがエスカレートしていることには背景があります。メルケル政権が、一つの職場で多数派を握っている労働組合のみが交渉権とストライキ権があるという攻撃をかけているのです。機関士労組は鉄道・産業労組に比べると小さく締め出されてしまう。
 機関士労組の中央執行部は、自分たちの立場を守ること、資本と政府に自分たちをソーシャルパートナーシップの柱として認めてもらおうとしています。機関士労組執行部は、ストライキの最中に組合員が駅構内や周辺でデモやコールをすることを禁止しました。「ストライキ中は自宅で休んでいなさい」と。
 ドイツ機関士労組内のダラ幹執行部は、執行部に逆らう者、反対意見を言う者を組合から締め出す攻撃を始めました。しかし、ベルリンでは都市鉄道民営化反対行動委員会の仲間を先頭にベルリンの東駅でピケを張り、デモ行動に出て、支援や乗客の方々と討論をしています。警察はそうした行動を駅でやることを禁止しました。
 大新聞・マスメディアはドイツ機関士労組に悪口キャンペーンを行っていますが、ストライキで闘わなければなりません。
 ストライキに参加している仲間たちに政治的な状況・背景を理解してもらうことが必要です。職場で闘う現場労働者が主体的に自分たちの要求をまとめあげ、闘い取る行動に立つこと――それが私たちの目的です。組合は一人ひとりの現場組合員のものです。
 現在ベルリン都市鉄道で働く労働者の過半数が民営化反対という声をはっきりと上げるにいたっていることは一定の成果です。最近、駅で働く240人の鉄道労働者に対して「今後仕事はなくなる」という手紙が来ました。運転士がこれまでの仕事に加えてやらなければならないのです。それで運転士の賃金が上がるわけでもない。合理化と労働強化は私たちが直面している問題です。ベルリンの私たちは、これと闘わなければならない。決意を込めて団結! 
【11・3国際連帯集会での発言】