’15春闘にむけて 教育の民営化反対!大阪市教組 組合員

2019年7月31日

月刊『労働運動』48頁(0300号04/03)(2015/03/01)

’15春闘にむけて 教育の民営化反対!大阪市教組 組合員

(写真 2014年11月18日、大阪府庁別館前で「雇い止め解雇反対」の行動を行う教労部会の仲間)

教育の民営化反対! 闘う労働組合甦らせる

大阪市教組組合員 沼田祐子
 世界史はついに後戻りすることのない大恐慌と世界戦争過程に突入しました。フランスの1・7襲撃事件に続く日本人2人の人質事件は、世界大恐慌の激化・深化と新自由主義の崩壊のもとで、ついに世界戦争過程が始まったことを示しています。
 安倍政権は中東侵略戦争に参戦し、「戦後70年」攻撃と一体で改憲を準備し、「実際に戦争ができる国」へと大きく舵を切ろうとしています。しかし、労働者の闘いを屈服させることなしには進めることはできません。今、世界の労働者と労働組合に求められていることは、自国政府の参戦を止めるために各国で闘うことです。
 大阪市では橋下市長の登場以来約3年間、民営化と労働組合つぶしの激しい攻撃に対して、絶対反対を貫く現場からの闘いはこれを打ち破ってきました。橋下は「労働組合をのさばらしたらギリシャのようになる」と公言し、大阪市を丸ごと民営化し労働者のすべてを非正規職化することを宣言してきました。
 しかし、現場労働者はこんな攻撃に屈することなく反撃し、逆に団結を打ち固めてきました。すべての攻撃を「団結権を破壊する不当労働行為だ」と見抜き闘ってきました。
 私が2012年の卒業式に「君が代」起立の職務命令を拒否して不起立で闘いぬいたのも、橋下市長による傲慢な労働組合破壊や教育破壊と闘いたいという思いからでした。
 たとえ少数であっても絶対反対の闘いが、橋下市長の労働組合つぶしを許さず、逆に大阪市教組の中にともに闘う新たな仲間との団結を生みだしてきました。
 橋下市長による不当労働行為や団結権への侵害に対する相次ぐ認定は、現場労働者の根底的な怒りと闘う労働組合の力を示しています。橋下市長は今やぐらぐらです。橋下市長にとどめをさすのは労働組合の闘いです。闘う市教組を登場させなければなりません。
 2015年1~3月過程は、橋下市長・市教委との激しい攻防の真っ只中にあります。
 まず、1月冒頭より、青年労働者に対する強制配転攻撃との闘いが開始されました。労働者の意思を踏みにじり市教委・管理職の権限で転勤強要することは、団結破壊であり不当労働行為そのものです。
 組合執行部は「転勤は個人の問題」として労働組合への破壊攻撃に対して完全に屈服していました。私たちは、この攻撃は個人の問題ではない、学校事務職員の削減・解雇攻撃と一体であり、教育の民営化・外注化・非正規職化攻撃そのものととらえ反撃を開始しました。
 青年労働者は自分にかけられた配転攻撃との闘いを通して、逆に自分の職場分会での団結を強めています。さらに「臨時事務職員の年度末解雇を許すな。闘う労働組合をつくろう」という市教組役選ビラを各分会に持ち込み、「このビラは、組合員の心に響いている。手ごたえを感じた」と新たな闘いに大きく踏み出しています。
 さらに待ったなしの闘いが続きます。大阪市教委は、「就学援助加配定数に関する算出方法の間違い」を口実にしてこの3月の年度末に60名にも及ぶ臨時事務職員の雇い止めを強行しようとしています。
 臨時主事は学校現場で何年も仕事を続けてきた人も多く、学校現場になくてはならない人員であり、本来正規職として雇用すべき労働者です。
 組合執行部は、今回の臨時主事解雇問題を事務職員だけの問題にして組合員全体に知らせようともしていません。また、「事務職が削減されて(一人校になったら)、全職員で仕事をカバーしていく」「市教組の組合員には何とか職場を確保したい」と雇い止めを前提にしているのです。
 労働組合が闘わなければ組合員の雇用さえ守ることはできません。人員削減はすべての教育労働者の多忙化や過重労働をますます進めます。安倍政権や橋下市長が進める「教育の民営化」攻撃です。公立学校の業務を外注化し、すべての労働者を非正規に置き換えていくのです。事務職と教員、正規職と非正規職の分断を許さず、一人の首切りも許さず闘う労働組合を作ることが求められています。
 また、大阪市教委は幼稚園教員の給料表新設を3月市議会に上程しようとしています。新給料表の狙いは、市立幼稚園の全園の民営化を前提に、働く現場に分断を持ち込み、低賃金化の競争をあおるものです。
 大阪市ではこれまで幼稚園教員も小中学校教員も同じ給料表を適用してきました。新給与表は「教育の民営化」を進めるための市教組への組合破壊・分断攻撃です。職種を超えて、組合員の団結の力で、給与表引き下げ絶対反対で闘わなければなりません。
 さしせまった臨時主事の雇い止めや幼稚園教員への賃下げを阻止するために、私たちは2月の市教組役選において「絶対反対で闘う労働組合をつくろう」と組合員に訴えて闘っています。
 分会回りの中で、「なぜ、執行部はこんな重大な攻撃を組合員に知らせないのか!」「日本も戦争をするかもしれないのに、こんなに闘わない労働組合ではダメ」という怒りの声が上がっています。労働組合が本気になれば、闘い方は無限大です。職場で分会会議を開き、声を上げ、みんなで闘う方針をつくっていこうと訴えています。組合活動を復権し、職場で組合潰し・団結破壊と対決し闘う市教組を甦らせることで「教育の民営化」や戦争を阻止できるのです。
 ぐらぐらの橋下にとどめをさすのは労働組合の闘いです。労組執行部がどんなに頭を垂れて屈服しても、職場に団結が存在しているままで「民営化」や戦争をやることなどできません。勝利する展望はあります。私たちは戦争の時代に闘う陣地を守ってこの時代をむかえているのです。橋下と闘いぬいてきた現場の労働者の力で闘う労働組合を甦らせ、橋下―安倍を打倒しましょう。2・22橋下打倒集会から3・11~3・14国鉄・公務員決選の勝利へ教育労働者は立ちあがろう。

【2014年11月18日、大阪府庁別館前で「雇い止め解雇反対」の行動を行う教労部会の仲間】