労働者は一つ、敵も一つ◆№49 民主労総、国会前大会 「労働改悪中断」を要求

2019年8月28日

月刊『労働運動』34頁(0353号14/01)(2019/08/01)

労働者は一つ、敵も一つ◆№49 民主労総、国会前大会 「労働改悪中断」を要求

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№49

7.18民主労総、国会前ゼネスト大会 「労働改悪中断」を要求

民主労総は7月18日、ヨイド国会前に首都圏の7千余人が参加して「労働改悪阻止!労働基本権争取!非正規職撤廃!財閥改革!最低賃金1万ウォン廃棄糾弾!労働弾圧粉砕!」のためのゼネスト大会を開いた。集会後、国会進入を試みて労働改悪中断を要求した。
7月18日、全国の労働者5万人がゼネストに参加した。金属労組は103か所の事業場で3万7千余人が機械を止めたと明らかにした。首都圏を除く10箇所の地域でも、1万5千人が地域別ゼネスト大会に参加した。
キムミョンファン民主労総委員長は、大会詞で「ムンジェイン政府は、労働基本権保障のためのILO核心協約批准を言っていたのに労組破壊法を持ち出してきた。非正規職撤廃を言っていたのに子会社転職をしないとの理由で1500人を大量解雇した。さらに、財閥を変えると言っていたのに最低賃金制度を変えて、今度は150余個に達する財閥請負悪法の弾力勤労制改悪合意をしようとしている」として、「民主労総は政府のもっともらしい格好づけの付添人になる考えはなく、民主労総のすべての事業方向はムンジェイン政府の欺瞞的な労働政策暴露と闘争であり、労政関係は全面的断絶につながるだろう」と宣言した。
チェジュンシク公共運輸労組委員長は「我々は、大統領ムンジェインの表裏が違うのを見ており、言うことと行動が違うということを重ねて確認しており、これに怒っている」として「最低賃金が削減された11月を忘れず、最後まで耐える闘いで労働の歴史を新たに準備していくものであり、民主労総の名で最後に勝利の歴史を作っていく」と約束した。
キムホギュ金属労組委員長は「現代重工業の物的分割を阻止する闘争に、正規職だけでなく非正規も立ち上がった。15年の間、くれるだけのものを貰っていた下請け労働者たちが、賃金引き上げ要求案を自ら作って、反対集会を開いて堂々と宣言する歴史を切り開いた」として「始めることが半分だが、金属労組は今日が1次ストライキで8月にはこれよりもより大きな士気集中闘争を展開するしかない条件に追いやられているだけに、民主労総の名で労働者の名で奴らの仮面を剥いでやろう」と訴えた。
参加者たちは集会が終った後、議員会館側と純福音協会側に分かれて国会進入を試みた。ハンガン公園側の隊伍は警察兵力と対峙して連座示威を繰り広げた。この日警察兵力は125個中隊約2万余人が動員され、400余台の警察バスが国会を取り囲んだ。
大会参加者たちは警察の車壁と阻止線の前で連座示威を繰り広げて警察兵力と対峙したが国会環労委全体会議が終った午後5時ころストライキ歌を歌って大会を終えた。
一方、6月臨時国会は7月19日で会期を終える。

漆崎 英一(動労千葉国際連帯委員会)