ひめじょおん 女性部から 婦人民主クラブ全国協議会30周年に参加して

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0295号10/01)(2014/10/01)

ひめじょおん 女性部から 婦人民主クラブ全国協議会30周年に参加して

戦争と「女性の活用=一層の収奪」を宣言する安倍を倒そう!
婦人民主クラブ全国協議会30周年に参加して

全国女性部事務局長 辻川あつ子

 8月23,24日婦人民主クラブ全国協は、東京都内において第31回総会と30周年記念集会を開催しました。30周年記念集会には、労組交流センター女性部は、岸上部長をはじめ女性部会員も駆けつけ、共に闘う決意を再確認しました。
 記念集会の冒頭では、婦民本部から30年前に分離・独立となった大会で、壇上占拠・つかみ合いで婦民の三色旗を守る(奪う)スライドが上映され、会場は大いに盛りあがりました。動労千葉が三里塚闘争に連帯し、動労本部から分離独立した同時期に、「農地死守・実力闘争」をめぐって婦民本部と決別、独立して婦民全国協が生まれました。1984年です。女性たちが、三里塚農民の農地死守・実力闘争を支持し、闘いを放棄する本部に、文字どおりの実力闘争で旗を守り抜きました。それから、全国の闘いの場に、いつも婦民の三色旗が立っています。「天の半分を支えるのは女性だ」と女性たちが闘いに立ち上がる事をいつも呼びかけた三里塚・郡司とめさん、北富士・天野美恵さんの映像も、女性たちが闘う原点を思い出させてくれました。
 岸上部長が共闘団体からの挨拶を行い、「男女雇用機会均等法制定の時、全ての女性団体が制定に賛成した中、婦民全国協と全国労組交流センター女性部会(全国労組交流センター女性部の前身)だけが、「男女雇用機会均等法は女性労働者への分断攻撃だ」と主張して対決してきた。この間、共同で3・8国際婦人デー行動を闘っています。一層の組織拡大と運動の前進のために頑張りましょう」と発言しました。
 婦民総会は、国鉄闘争を基軸において階級闘争を進める、改憲・戦争阻止、非正規職撤廃を闘う方針を決定しました。安倍政権・資本家階級は、女性と子どもを貧困化させる一方で、「輝く女性」などと言って、這い上がれないのは、努力が足りないからと自己責任を押しつけています。子育て新制度との闘いは重要です。安倍は、入閣させた女性議員を盾に、児童館の廃止、保育所の民営化を進めてきます。公立保育所の民営化は、労働組合の解体と労働者への社会保障を奪う目的であり、待機児童の解消ではありません。自治労の保育集会や女性部総会、別府の自治労大会の情宣活動では、解雇撤回の国鉄署名が次々と集まり、保育集会では、400を超える数でした。私たちのビラは熱心に読まれたそうです。女性部は婦民の仲間と共に協力し合い、職場・地域に闘う団結を作っていきましょう。子育て新制度の攻撃と対決し、4大産別での職場闘争、労働組合の拠点建設、地区の街宣、学習会に取り組みます。私たちのビラで、労働組合に加入する労働者が出てきています。女性労働者を労働組合に組織し、労働組合の闘いで戦争と民営化の流れを変え、安倍政権を倒そう。11月集会に女性労働者を結集させるために闘いましょう!