表紙写真 (写真 4月16日、最高裁に解雇撤回・JR復帰の判決を求める署名の提出行動を行った) ◎労働者の目 「女性活用」の安倍倒そう! 5・25女性部大会へ! 10万筆署名を達成し、6・8国鉄集会の大成功へ! 田中康宏(動労千葉委員長) ----------------------------------------------------------------------- 特集 分割・民営化は破綻! 職場に闘う労働組合を! 北海
月刊『労働運動』34頁(0290号00/01)(2014/05/01)
月刊労働運動 2014年5月号 目次
(写真 3・2国際婦人デー集会【関西】)辻川あつ子 常任運営委員 女性部事務局長 さる3月30日、全国労働組合交流センター女性部は、全国運営委員会を開催しました。1月から3月までの闘争の切り開いた地平と10万筆署名から6月国鉄闘争全国集会までの闘い、そして5月25日に開催する女性部大会の意義などの討論を行いました。 「月刊労働運動」3月号で3・11反原発福島行動座談会に参加した市川さん(ふくしま合同労組)も駆けつけ、大成功した3・11郡山行動の報告をしました。3・11実行委員
月刊『労働運動』34頁(0290号01/01)(2014/05/01)
■労働者の目
非正規職化と「女性活用・子育て新制度」の安倍を倒そう!
5・25女性部21回大会へ!
問答無用の解雇がふきあれています。もう一方で安倍政権は国家主義や領土問題をふりかざし、憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使に踏み切ろうとするなど、あらゆる反動を噴出させています。安倍は岩盤規制をぶち壊すために特区が必要だと6カ所を指定し、全面的な規制緩和をしています。労働規制のことを考えて下さい。岩盤規制なんてどこにありますか。煮えたぎる競争原理の中に叩きこまれて毎日クビを切られているんです。敵の側から見たらこの現状がまだ岩盤規制で、それを全部ぶち壊すと言っているん
月刊『労働運動』34頁(0290号02/01)(2014/05/01)
10万筆署名を達成し、6・8国鉄集会の大成功へ!
田中康宏(動労千葉委員長)
(写真 2011年5月27日北海道石勝線事故) 国鉄分割・民営化から27年目にして、北海道事故をめぐって、その破綻が明らかになってきました。ブルジョア新聞ですら「国鉄分割・民営化が根本的原因だ」といわざるを得ないところまできています。国鉄闘争をめぐる時代認識と路線の柱に、分割・民営化の破綻問題をすえることが大事です。 今年2月23日に起きた京浜東北線川崎駅事故は、北海道事故と一体です。 【はじめに】 (1)民営化・外注化の破綻が明らかになった。 一切
月刊『労働運動』34頁(0290号03/01)(2014/05/01)
■特集 国鉄分割・民営化は破綻! 職場に闘う労働組合を!
北海道事故、川崎事故で分割・民営化の破綻は明らかだ!
今こそ反合・運転保安で闘おう
【参加者】 関 道利さん(動労千葉幕張支部) 木科雄作さん(動労千葉幕張支部) 2013年の構内事故は外注化の結果だ ○司会 京浜東北線・川崎駅構内で起きた脱線転覆事故は、業務外注化によって引き起こされた事故でした。幕張車両センターの構内でも同様の事故が起きていると聞きましたが。 ●関さん 2013年10月に起きたポイント割り出し事故です。事故を起こしたのは、外注会社(東鉄工業)の保守用車です。夜中1時過ぎ、津
月刊『労働運動』34頁(0290号03/02)(2014/05/01)
■特集 国鉄分割・民営化は破綻! 職場に闘う労働組合を!
幕張車両センターの事故、外注化の実態を聞く
(写真 2月23日川崎駅構内事故の現場) 2月23日に起きたJR東日本・川崎駅構内事故は、安全崩壊がJR北海道だけでなくJR全社に及んでいることを示しました。事故の根本にあるものは何か、JRの保線職場で働いている国労の組合員に、現場の状況を話していただきました。保線労働者の仕事の実態を教えて下さい 現在、私はJRのエルダー社員としてU建設に出向し、保線作業に携わっています。エルダー社員というのは、JRを定年退職した後に再雇用された社員で、原則としてJRの関連会社に出向に出され
月刊『労働運動』34頁(0290号03/03)(2014/05/01)
■特集 国鉄分割・民営化は破綻! 職場に闘う労働組合を!
鉄道業務を外注化してはならない
JR川崎駅構内事故の教訓を保線労働者に聞く
3・10新津車両製作所へのデモ直後の組合員の声です。「お疲れさまでした。久しぶりに国労らしかったですね! でも一番はデモコールでしょう! やっぱり国労決める時は決めますね!」「俺が参加したってことは、国労はフル動員だね」「大成功ですネ! 人数が少なくても頑張る! 大切ですね。しかも人数も多く! 地域のみなさんにも感謝です」「昨日はお疲れ様でした。ほんとに久しぶりに身体の底から達成感を感じました! 今日は東日本大震災の日、昨日の感動を被災した人たちに分けて上げられればなぁ」
月刊『労働運動』34頁(0290号03/04)(2014/05/01)
■特集 国鉄分割・民営化は破綻! 職場に闘う労働組合を!
3・10新潟 新津車両製作所
分社化反対―製作所デモ方針が誇りと怒りを解放
富田 益行(国労兵庫保線分会) 4・19尼崎事故弾劾9周年闘争に全国から360名が結集し、事故現場まで怒りのデモが貫徹された。4・16鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回勝利判決が、国鉄1047名解雇撤回・最高裁闘争とリンクし、全参加者の闘争意欲をいやが上にも高めた。 ●JR労働運動の責任勢力として登場! 4・19尼崎闘争が示した勝利性の第1は、北海道事故・JR東の京浜東北線川崎駅事故をうけ、分割・民営化体制が全面崩壊するなかで、動労千葉・水戸・西日本など動労
月刊『労働運動』34頁(0290号03/05)(2014/05/01)
■特集 国鉄分割・民営化は破綻! 職場に闘う労働組合を!
安全崩壊のJR打倒を宣言!
4・19尼崎事故弾劾 9周年闘争報告
(写真 青年の未来を奪うな! 解雇撤回総決起集会【4月19日 八王子労政会館】) ■予告なしの即日解雇 3月24日、八王子西郵便局当局は1ヶ月前予告もなく、突然入社1年目の青年労働者Sさんを解雇した。一片の「解雇辞令」のみで解雇予告手当もなし。彼は再三にわたって「説明してください」と食い下がったにもかかわらず、説明すらしないのだ。それどころか勝手にロッカーを開けて私物を取り出し、会議室で制服を着替えさせ、クビに掛かっていた社員証を引きちぎり、「帰
月刊『労働運動』34頁(0290号04/01)(2014/05/01)
八王子西郵便局の青年の解雇撤回闘争
三多摩労組交流センター
(写真 4月1日、解雇撤回を求めてIJBS門前で闘った) 昨年の5・15闘争を、私たち は「基地の島から国際連帯の島へ」「新自由主義と闘う労働者の国際連帯で安保・沖縄闘争の勝利へ」を掲げて闘いました。この闘いは、階級的労働運動と国際連帯闘争で安保・沖縄闘争を勝利させていく、私たち沖縄労組交流センターにとって、新たな闘いへの挑戦の開始でした。 本年5・15闘争を、私たちは、2013年の闘いをさらに発展させ、国際連帯闘争の深化を全国の仲間とともにつかみ取っていく闘いとして成功させ
月刊『労働運動』34頁(0290号05/01)(2014/05/01)
5・15沖縄闘争を拠点建設・組織拡大にむけて闘う
(写真 4・16東京地裁前勝利判決集会) 鈴木コンクリート工業分会 分会書記長 吉本伸幸 4月16日は、動労総連合の強制出向無効確認訴訟と東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会(鈴コン分会)の地位確認等請求事件裁判の判決、最高裁への第2回目の「解雇撤回・JR復帰」署名の提出行動が一日総行動として打ち抜かれました。 午後1時10分、鈴コン分会地位確認等請求事件裁判の判決が、東京地裁632号法廷で言い渡されました。主文「原告ら(鈴コン分会解雇当該三役3人)が、
月刊『労働運動』34頁(0290号06/01)(2014/05/01)
■闘う合同・一般労組
鈴コン分会の勝利は闘う労働組合の勝利!
東京東部ユニオン 宮本恵美 国鉄分割・民営化で闘った動労千葉は少数派と言われているが、数々の無数の労働者や労働組合と結びつき、闘いの種をまいて影響を拡大させてきた。4・16に地位確認訴訟で解雇無効を認めさせた西部ユニオン鈴コン分会の闘いもそうだし、私自身のアイ介護解雇撤回闘争もそうだ。 私は東京都江戸川区の障害者支援事業の民間会社で6年間働きながら、最初は無期雇用でありながら途中でだまされて1年の有期雇用に変えられ、その上、労働組合をつくろうと呼びかけていたら
月刊『労働運動』34頁(0290号07/01)(2014/05/01)
■ひめじょおん――女性部から
アイ介護解雇撤回闘争を取り組む
総評の平和四原則 1950年結成の総評(日本労働組合総評議会)は、はじめアメリカ占領軍の後援で作られたものでした。しかし、その姿勢はすぐ変わりました。冷戦下でアメリカが日本を軍事同盟(安保条約)に引き込む形での講話・占領解除をはかったとき、総評は正面からこれに対立する立場をとりました。51年春の大会で「平和四原則」を決定したのです。ソ連(今のロシア)や中国を含まないアメリカ勢力だけとの講話に反対する「全面講和」、「再軍備反対」(自衛隊の前身・警察予備隊は50年に創設)、「中立
月刊『労働運動』34頁(0290号08/01)(2014/05/01)
戦後労働運動史の中から 第11回
25回目を迎えた「外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会」が横浜市開港記念会館で開かれた。 安倍政権は外国人技能実習制度で、2020年まで期限付きで外国人建設労働者を受け入れ、50年間毎年20万人の移民を受け入れる等々、外国人労働力導入・移民政策を改編しようとしている。外国人労働力導入政策が、日本人労働者をはじめ全労働者の非正規化攻撃と表裏一体の攻撃であり、分断を打ち破り、在日・滞日外国人労働者との団結を作り共に闘う方針を明確にした集会となった。 集会は、全学連の内田し
月刊『労働運動』34頁(0290号09/01)(2014/05/01)
■地平線
―4・13外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会―
分断を打ち破り、労働組合に結集し闘おう!
青年の決起に私たちの飛躍が問われる 東京労組交流センター第19回総会は、交流センター2014年の飛躍に向けて重要な総会になったと思います。 国鉄闘争、都知事選をはじめとする闘いの地平の大きさと、正規・非正規を問わず解雇攻撃が吹き荒れている中、青年労働者が続々と決起してくる情勢、チャンスの到来を実感しました。 その一方で思ったことは、私たちの方が、まだまだ今のままではいけないのではないかということです。 総会に登場した八王子西郵便局の青年の決
月刊『労働運動』34頁(0290号10/01)(2014/05/01)
読者の声
JR九州本社へ抗議行動 4・1福岡 「国鉄闘争全国運動・九州」の仲間は、「1047名解雇撤回」を掲げて、JR博多駅前にあるJR九州本社抗議行動を行った。この日は、1990年4月1日に羽廣憲さん(国労小倉地区闘争団)や石崎義徳さん(国労鳥栖闘争団)ら1047名の国鉄労働者が解雇された日からちょうど24年目にあたる日だ。 集団的自衛権容認に反対する集会 4・9東京 東京・霞が関の弁護士会館講堂クレオで「『法曹有資格者』制度粉砕
月刊『労働運動』34頁(0290号11/01)(2014/05/01)
Photo Document 2014年4月