2014年8月アーカイブ

2014年8月 1日発行 第0293号

※ 表紙の写真は、7・1集団的自衛権行使容認を閣議決定した安倍政権に怒る首相官邸前抗議行動 (写真7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定に首相官邸前で弾劾する動労千葉をはじめとした労働者) 月刊労働運動 2014年8月号 目次 ◎労働者の目戦争協力拒否の闘いを! 特集 集団的自衛権を撃つ! 8・17 安倍打倒集会から各地区国鉄集会、そして11 月労働者集会への展望動労千葉・田中康宏委員長へのインタビュー *集団的自衛権の行使容認 閣議決定弾劾!反動安倍政権を打倒しよう!
月刊『労働運動』34頁(0293号00/01)(2014/08/01)



月刊労働運動 2014年8月号 目次

(写真 7月11日自治労全国保育集会で街宣)戦争協力絶対拒否の闘いを!佐藤 賢一 常任運営委員 東京東部 自治体■7月1日夕方首相官邸前 「安倍辞めろ!戦争反対!」のコールがもう何時間も続いている。夏の湿った空気と、肌が触れ合うほど接近した闘う人々の熱気で汗がダラダラと流れていく。警察官によって人々が押し込まれた狭い歩道で、目の前の40歳くらいの女性が、両手でずっと挙げていたボードを下ろし、隣の高校生くらいの娘に黙ってそれを渡した。その彼女は交代してボードを挙げて叫び始めた
月刊『労働運動』34頁(0293号01/01)(2014/08/01)



■労働者の目

8・17安倍打倒集会から各地区国鉄集会、そして11月労働者集会への展望 動労千葉・田中康宏委員長へのインタビュー 戦争する国への転換のクーデター 聞き手 7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定という時代の転換について話して下さい。 田中 歴史の分岐点に立ったという思いを強くしています。我々の決断、一挙手一投足、何を言うのかが注目されています。社会の安定時にはできなかったことも、大きく変わる時代には一人の決意や行動が社会を動かす可能性があります。労働者が団結す
月刊『労働運動』34頁(0293号02/01)(2014/08/01)



特集 集団的自衛権を撃つ 動労千葉・田中康宏委員長へのインタビュー
 

 

集団的自衛権の行使容認閣議決定を弾劾する日刊動労千葉№7733を転載します -----------------------------------------集団的自衛権の行使容認 閣議決定弾劾!反動安倍政権を打倒しよう! 安倍政権が集団的自衛権の行使を認める閣議決定を強行した。「国権の発動たる戦争は、永久にこれを放棄する」「国の交戦権はこれを認めない」と定めたはずの憲法はふみにじられた。「新たな戦前」が始まったのだ。これは、ひとにぎりの閣僚どもによる「憲法解釈の変更」を標榜
月刊『労働運動』34頁(0293号02/02)(2014/08/01)



特集 集団的自衛権を撃つ 閣議決定を弾劾する日刊動労千葉№7733

(写真 7・1首相官邸前に集まった4万人の抗議行動) 7・1閣議決定弾劾! 労働者の団結が戦争を止める 職場に闘う労働組合をつくり、安倍を倒そう! 飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)  安倍政権が集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更の閣議決定を強行した7月1日は、文字通り戦後階級闘争の歴史的転換点となりました。安倍の戦争政治への突進は、労働者の階級的怒りを呼び覚まし、「安倍を倒せ」「社会を変えよう」という根底的な決起を作り出しています。全国労働組合交流セン
月刊『労働運動』34頁(0293号02/03)(2014/08/01)



特集 集団的自衛権を撃つ 7・1閣議決定弾劾! 労働者の団結が戦争を止める 職場に闘う労働組合を!

 

(写真 6・8国鉄全国運動集会に1650人結集)国鉄闘争全国運動事務局 国鉄闘争全国運動の今秋の課題と方針は、6・8全国集会の成功と10万筆署名運動の前進を基盤にして各地域で国鉄集会を企画・開催し、地域・職場に分け入って組織化に入り、もうひとまわり大きな運動をつくることです。(1) 6・8集会の成功と署名運動の前進は、「国鉄闘争の火を消すな」の呼びかけを発して国鉄闘争全国運動を4年間、必死に展開してきた意義とその地平を示しています。 2010年の国鉄1047名解雇撤回闘争をめ
月刊『労働運動』34頁(0293号03/01)(2014/08/01)



戦争と民営化を撃つ国鉄集会を全国各地で

(写真 6・18JP労組大会【名古屋】でビラまき) --------------------------------------JP労組第7回定期全国大会・会場前よりレポート八王子西局解雇当該が渾身の訴え/聞き入る代議員・傍聴者 梅雨の蒸し暑い中、毎日おつかれさまです。 遅くなりましたが、JP労組第7回定期全国大会の代議員選挙では、723票を投じていただいた組合員のみなさんに感謝もうしあげます。当選には至りませんでしたが、現場からの声を引き続き上げていきたいと思いますのでよろ
月刊『労働運動』34頁(0293号04/01)(2014/08/01)



※JP労組銀座局組合員有志が発行する機関誌『だんけつ』№72より抜粋

杉並区議補選を闘い抜いて 吉本伸幸(労組選対本部長東京西部ユニオン委員長)  2014年の幕明けから「現代革命への挑戦」を掲げ、われわれは都知事選で権力取りを宣言し、開始しました。都知事選の熱気と興奮が冷めやらぬ3月前半から、東京西部ユニオン北島邦彦副委員長と2人で、杉並区内の労組回りと児童館回りを始めました。 ★組合員の激減と御用組合化  杉並区内の労働組合だけではなく、どの労働組合にも共通することは、青年層と組合員が激減していることです。もう一つは、会社の
月刊『労働運動』34頁(0293号05/01)(2014/08/01)



杉並区議補選の総括
 

 

「安倍を倒そう」4332票の決起! 北島 邦彦(杉並区議補選候補者)  6・29杉並区議補選で獲得した4332票は、「安倍を倒そう!」「安倍は倒せる!」という声と行動と受けとめています。集団的自衛権行使容認の7・1閣議決定に、敢然と対決できる情勢をつくりきったと言い切れます。この夏秋の階級闘争において、きわめて重要な展望を切り開いたと確信できます。  この選挙を共に闘った仲間たちが「おもしろい選挙だった」「やりきった感のある選挙だった」と口々に語っています。
月刊『労働運動』34頁(0293号05/02)(2014/08/01)



杉並区議補選の総括
 

 

(写真 選挙ポスター) 「民営化(業務委託)ぜったい反対を組合の方針に!」を掲げてたたかった中野区職労執行委員選挙 北島 一恵(自治体労働者部会・ 西部労組交流センター)  東京都中野区に現業労働者(調理職)として就職したのは1997年4月。87年国鉄分割・民営化から10年が経過し、自治体現業合理化の嵐が突風として吹き荒れようとしていた時でした。実際に就職の内定が届いたのが3月(通常は2月初めには決定していたとか)。  後に先輩組合活動家の方から聞いたことです
月刊『労働運動』34頁(0293号06/01)(2014/08/01)



「民営化(業務委託)ぜったい反対を組合方針に!」 中野区職労執行委選挙
 

 

解雇を撤回させ、労働運動を甦らせる! 5月18日、那覇市の沖縄県青年会館で「日本IBM・ビジネスサービス(IJBS)労働組合支援共闘会議」結成総会を行いました。会場には県内外から140人余の労働者が結集、雇い止め=解雇当該である仲宗根光洋書記長が基調報告、15人の労働者から激励と連帯の発言を頂きました。皆さん、本当にありがとうございました。 IJBS労働組合支援共闘会議の目的は、今年3月31日で雇止め=解雇された仲宗根書記長の解雇撤回闘争支援、そして闘いを県内外に広げ、沖縄の
月刊『労働運動』34頁(0293号07/01)(2014/08/01)



沖縄IJBS労組解雇撤回闘争

(写真 4・25ジェコー闘争に決起した埼玉の仲間)自治体、教育を軸に、国鉄、全逓、ジェコー・ショーワ闘争に取り組み、次世代のリーダー・青年の獲得へ! 6月15日、埼玉労組交流センターは総会を上尾市で開催し、大成功を勝ち取りました。4大産別をはじめ、各産別の総括と14年度の方針を提起し、活動方針を全員の拍手で確認し、総会を終了しました。 総会の内容は、自治体、教労決戦が中心でした。7月11~13日まで大宮ソニックビルで幼保一体化に向けた全国保育集会が行われるため、埼玉の総力をあ
月刊『労働運動』34頁(0293号08/01)(2014/08/01)



6・15埼玉労組交流センター総会の報告

■闘う合同・一般労組 8・6ヒロシマ行動へ! 戦争と首切りは同じ、労働組合の力で安倍打倒! 8・6ヒロシマ行動へ! 壹貫田 康博(広島連帯ユニオン書記長)  7月1日、安倍政権によって集団的自衛権行使容認が閣議決定されました。川内原発再稼働、辺野古新基地建設、オスプレイ全国で飛行、武器輸出などなど。安倍政権は、堰を切ったように一気に戦争への道を突進し始めました。マレーシア航空機撃墜という事態まで引き起こしたウクライナ情勢、イスラエルによる地上部隊のガザ侵
月刊『労働運動』34頁(0293号09/01)(2014/08/01)


 

■闘う合同・一般労組 8・6ヒロシマ行動へ!
 

 

8・9ナガサキ集会に集まろう! 2014年7月1日、安倍政権は、集団的自衛権行使容認を閣議決定しました。公然と憲法の停止を宣言しました。ナチスの「授権法」が今私たちの目の前で発動されています。日本と世界の労働者人民への宣戦布告です。 8・9長崎闘争はなによりも、安倍政権打倒の最先頭の闘いです。そして原発再稼働を阻止し、日本と世界の原発を全部廃炉にしていく闘いです。 100万キロワットクラスの原発で、1日に原爆3個分の放射能を作ります。1年でなんと1000発分以上です。膨大に作
月刊『労働運動』34頁(0293号10/01)(2014/08/01)



8・9ナガサキ集会に集まろう!

動労千葉労働学校実践編東ゼン労組から学んだこと職場に団結をつくる一番のロードモデル 「私たちのポリシーは、合同労組にありがちな〝一人でも入れる労働組合〟を標榜しないことです」「個人加盟の組合員もいますが、あくまでも『職場の団結』『職場の組織化』こそ労働組合が優先すべきことです」 全国一般東京ゼネラルユニオン(東ゼン労組)の委員長・奧貫妃文さんはこう口火を切った。最初はビックリしたが、講演を聴くにつれ、「結成から5年間にわたるさまざまな労苦の末にたどり着いた結論なのだ」というこ
月刊『労働運動』34頁(0293号11/01)(2014/08/01)



動労千葉労働学校実践編 東ゼン労組から学んだこと

(写真 保育集会の会場前でビラまき)■ひめじょおん――女性部から自治労・全国保育集会での取り組み 「子育て新制度は中止すべきです」加須市職員組合 飯島 良子 来年4月1日から子育て支援新制度がスタートするとされていますが、財源も基準も整わない中、制度の破綻が明らかになっています。 私は職員組合保育部会の中で「子ども子育て新システムは絶対反対」と主張してきました。今回、7月11~13日の第35回全国保育集会が埼玉で開催されることになり、改めて市職の仲間や、近隣の保育労働者に、現
月刊『労働運動』34頁(0293号12/01)(2014/08/01)



ひめじょおん――女性部から 自治労・全国保育集会での取り組み

戦後労働運動史の中から第14回1953年日産自動車争議(2) 日産労組は資本側の注目、というより憎悪の的になりました。50年代に入って自動車産業が自主性回復をめざし、アメリカの技術と労務管理を導入して世界的水準への追尾をはかるとき、生産体制の主導性を組合に握られてはならなかった。日産も重大決意で組合への弱腰の払拭に向かいます。中堅社員・技術者層を中心に反組合勢力を養成する。中心人物は。やがて一郎も入社します。 この転換を組合側は甘く見たように見えます。われわれの生産復興方針は
月刊『労働運動』34頁(0293号13/01)(2014/08/01)



戦後労働運動史の中から 第14回

(写真 上野公園野外音楽堂【6月29日】) ■地平線  全証拠開示・星野解放へ100万人の署名を! 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 共同代表 狩野 満男  6月29日、上野公園野外ステージで星野全国集会が670人の参加を得て開催された。全国集会としては初めての屋外での集会であった。「星野解放の歌」が運動の中から作り出され、大胆に星野解放・全証拠開示100万人署名運動への踏み込みを宣言する、飛躍、転換をかけた集会となった。  集会へのメッセージで星野文
月刊『労働運動』34頁(0293号14/01)(2014/08/01)


 

■地平線 全証拠開示・星野解放へ100万人の署名を!
 

 

  賃下げ撤回勝ちとる! 荻窪局・団体交渉(7/16) 闘えば変えられる事を実証! ついに7月16日、初団交をやりました。団交の席で、荻窪郵便局丸田総務部長以下4人が、昨年春のMさんのスキル決定過程の誤りを「遺憾に思います」と謝罪。  組合は「これはMさんだけの問題ではない」と、引き続き8月団体交渉を申し入れました。皆さん! やれば出来る! 相談・要求を寄せて下さい。JP労組組合員も声をあげよう! 私たちの基本要求と立場 ①スキル評価による賃下げ
月刊『労働運動』34頁(0293号15/01)(2014/08/01)



速報、編集後記、マンガ
 

 

    動労水戸が6・30第3波スト決起! 6・30福島 常磐線竜田延伸が強行されて1カ月がたった6月30日、動労水戸は被曝労働強制への怒りを爆発させ第3波のストライキに決起した。首都圏の労働者や動労西日本、関西の国労組合員も駆けつけ、昼に勝田運輸区前で情宣、午後3時にいわき駅前に結集した。若者の注目が特に 熱かった。 7・6関西新空港反対集会を開催 7・6大阪 7月6日、泉州住民の会と関西労組交流センターの主催で、泉佐野市内で
月刊『労働運動』34頁(0293号16/01)(2014/08/01)



photoDocument 2014年6~7月