2015年7月アーカイブ

2015年7月 1日発行 第0304号

(写真 たおせ!安倍・橋下 闘おう!ゼネスト 6・21民主労総連帯行動【関西】) ◎甦る労働組合 6・7集会の地平を動労総連合建設で拡大し、ゼネストで安倍政権を打倒しよう!〔特集〕6・7国鉄闘争全国運動集会に1650人結集! 安保法案を粉砕し、安倍政権を打倒しよう!6・7国鉄闘争全国運動集会に1650人が結集! ----主な発言要旨----民営化と闘う日韓鉄道労働者共同声明 今秋、全国で網の目のような国鉄集会を! 白井徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長)第8回最高裁署名提出行動
月刊『労働運動』34頁(0304号00/01)(2015/07/01)


月刊労働運動 2015年7月号 目次

岩本 正治(全国労組交流センター副代表・JP労組) 日比谷公会堂で開催された国鉄闘争全国運動大集会は、23日間のストライキへの処分・弾圧を打ち破って第2次ゼネストに向かう韓国鉄道労組の参加も含めて1650人が結集し、大成功を勝ちとりました。 6・7集会は、世界恐慌と国際的争闘戦と新自由主義の破滅的危機のなかで、国鉄闘争全国運動を労働者・労働組合の大結集軸として、階級的労働運動の本格的発展とゼネスト実現への大きな一歩を踏み出しました。 このゼネスト情勢は、国鉄分割・民営化絶対
月刊『労働運動』34頁(0304号01/01)(2015/07/01)

甦る労働組合 6・7集会の地平を動労総連合建設で拡大し、ゼネストで安倍政権を打倒しよう!

 6月7日、東京・日比谷公会堂に全国から1650人を結集し、国鉄闘争全国運動の全国集会がかちとられました。集会には一昨年の23日間の歴史的 なストライキを闘った韓国鉄道労組ソウル地方本部のパクソンス首席副本部長ら3人の代表団が参加し、闘いの報告を行いました。  動労千葉と韓国鉄道労組ソウル地方本部の連名で打ち出された「民営化と闘う日韓鉄道労働者共同声明」(別掲)は、全世界の労働者に向けて新自由主義粉砕を訴える歴史的呼びかけです。解雇撤回・JR復帰を求める署名は10万筆を超
月刊『労働運動』34頁(0304号02/01)(2015/07/01)


特集 国鉄1047名解雇撤回! 動労総連合を全国に! 戦争・改憲・民営化の安倍政権を倒そう!
6・7国鉄闘争全国運動集会に1650人が結集!
解雇撤回10万筆署名を達成!

(写真 韓国鉄道労組ソウル地方本部代表団 イムジェチョル清涼里機関車支部長【左】、パクソンス主席副本部長【中】、キムスンシク連帯事業局長【右】) 新自由主義政策は、自らが生み出す矛盾をコントロールすることができなくなり崩れ落ちようとしている。いよいよ労働者の団結した力が時代の最前線に登場しなければいけないときが来ている。 新自由主義が生み出したのは、生きる権利を奪われ、未来を奪われた膨大な非正規職労働者であり、格差と貧困の拡大、社会の崩壊であった。新自由主義は、公共交通・社
月刊『労働運動』34頁(0304号02/02)(2015/07/01)


民営化と闘う日韓鉄道労働者共同声明

―国鉄闘争全国運動6・7全国集会の総括―白井 徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長) 東京・日比谷公会堂で6月7日、国鉄闘争全国運動の全国集会が開催されました。1650人が結集し、韓国鉄道労組ソウル地本の代表も参加しました。 2010年6月の国鉄闘争全国運動の開始から5年となる節目の集会でした。「解雇撤回・JR復帰の最高裁判決を求める」署名は目標であった10万筆を6月7日当日、集会の場において達成しました。動労総連合をはじめ職場生産点における闘いの息吹を感じる良い集会になりました。
月刊『労働運動』34頁(0304号02/03)(2015/07/01)


国鉄闘争全国運動5年の地平-今秋、全国で網の目のような国鉄集会を!

多くのご支援ありがとうございます 今こそ解雇撤回・JR復帰判決を!  6月16日、「解雇撤回・JR復帰」最高裁署名の第8回提出行動を行った。提出行動には、争議団、各支部組合員、支援の仲間が結集した。 当日、提出した署名は1万2208筆。これまでの提出分とあわせて、提出総数はついに10万筆を突破した。 最高裁に署名を提出したのち、動労千葉弁護団長の葉山岳夫弁護士は、「JR不採用は不当労働行為であり、解雇撤回が道理であることは明白。最高裁は、全国の労働者の怒りが結集した署名の重
月刊『労働運動』34頁(0304号02/04)(2015/07/01)


第8回 最高裁署名提出行動
提出総数10万1076筆達成!

永野 佳世子(合同一般労働組合全国協議会) 6月15日に全学連主催の国会包囲デモが行われました。平日の昼間にも関わらず多くの方が参加され総勢205人で「安倍のために死んでたまるか!」「戦争法案、絶対反対」と、熱くて力強いデモを貫徹しました。 2006年3月14日、法政大学で29人の学生が一斉に不当逮捕された事件は、まだ活動に入りたてだった私にはあまりにも衝撃的で、怒り心頭でした。あれから10年。その後も度重なる弾圧で126名が不当逮捕され、13人が退学・停学処分になるという本
月刊『労働運動』34頁(0304号02/05)(2015/07/01)


弾圧への怒りに燃えて、6・15国会包囲デモに参加!

(写真 6・15学生先頭に国会前座り込み) 小泉義秀(全国労働組合交流センター常任運営委員) 「個別的自衛権について認めている」という立場で砂川判決をとらえるのは誤り  6月4日の衆院憲法審査会において自民・公明・次世代の党の推薦した長谷部恭男、民主党推薦の小林節、維新の会推薦の笹田栄司氏の3人全員が、現在国会で審議されている安全保障関連法案について「憲法違反」との認識を表明した。中谷元防衛相は「憲法解釈の変更は政府の裁量の範囲内」と述べたが、これは「立憲主義」に反する新た
月刊『労働運動』34頁(0304号02/06)(2015/07/01)


安保法案を安倍政権もろとも労働者の闘いで葬り去ろう

赤田 由行(大阪市職員労働組合) 大恐慌が深まり、安倍が戦争に突き進もうというその瞬間に、資本家階級総体の攻撃であった道州制攻撃が粉砕されたのです。職場では大阪都構想を打ち破ったことへの喜びがあふれています。 他方、「結局総合区では何も変わらない」という怒りの声が上がり始めています。橋下のやろうとした民営化・外注化攻撃は、労働組合の協力によって何一つ撤回されていないのです。いよいよ労働組合が問われている。だからこそ橋下打倒の総括がとても重要です。8年間の労組めぐる攻防 8年前
月刊『労働運動』34頁(0304号03/01)(2015/07/01)


現場労働者の闘いで橋下を打倒した!
大阪都構想を粉砕したぞ!

三浦半島教育労働者部会 安倍の戦争と改憲攻撃のもと、2015年大会を、民主労総ゼネストと一体のものとして、体制内執行部が前面に打ち出した「参加・提言・改革」の連合路線か、私たち部会の「絶対反対」の階級的労働運動路線かをめぐって闘い抜きました。 役選決戦で生み出した分岐を、具体的な闘争課題で路線選択を迫り大流動情勢をつくり出したのです。民営化反対、非正規職撤廃を掲げた「教職員の労働条件は、すなわち子どもたちの学習条件」という私たちの訴えは、大会後も「反対の立場に立ちきらない執行
月刊『労働運動』34頁(0304号04/01)(2015/07/01)


三浦半島教組大会
大衆的規模で路線選択が開始された

佐藤 賢一(自治体労働者部会) 5月28~29日、岩手県盛岡市内で自治労第149回中央委員会が開催されました。 中央委員会初日、全国労組交流センター自治体労働者部会は、会場のホテルと盛岡駅前の送迎用バス乗り場に登場し、「現場の怒りが大阪・橋下を打倒した! ゼネスト方針を打ち立て安倍打倒へ! 6・7国鉄闘争全国運動集会に大結集を」と訴えたビラと国鉄闘争全国運動のタブロイド判をまき、全国の中央委員と傍聴参加者に強烈なインパクトを与え、闘いの機運を大きくつくり出しました。 これに
月刊『労働運動』34頁(0304号05/01)(2015/07/01)


自治労中央委員会-現場に渦巻く怒りが噴出!

増田 順計(としかず)(奈良市公立学校教職員組合書記長)★奈良市で教員をしています―どういう職場ですか。 増田 普通学級19クラスの、市内でも大きい方の中学校で、社会科の教員をしています。―教員の仕事は大変だと思いますが、その実態を話して下さい。増田 授業の準備、会議、委員会活動など放課後に行われる様々な活動、ノートやプリントの点検、部活指導(夏場は18時まで)土日の部活指導(通常は半日ですが、試合があると一日になる)、生徒指導、会議の資料作りなど沢山あります。―残業が多いと
月刊『労働運動』34頁(0304号06/01)(2015/07/01)


私の職場 第3回
具体的職場闘争で組織を拡大していく!

辻川あつ子(全国女性部事務局長) 5月31日、全国労組交流センター女性部は、第22回定期全国大会を都内で開催しました。 大会は、司会の大谷京子さん(東京)の「原発再稼働と安保国会を絶対許さない」の開会挨拶で開始されました。そして、議長の原由美子さん(東京)、村山裕子さん(関西)から「韓国のゼネスト、沖縄の怒りに対して、安倍を打倒する私たちの組織拡大、拠点建設が求められている。今大会を成功させよう」と協力が呼びかけられました。 最初に、女性部長の岸上真寿美さんから挨拶がありま
月刊『労働運動』34頁(0304号07/01)(2015/07/01)

ひめじょおん――女性部から
動労総連合建設で熱く討論―第22回全国女性部大会の報告―

 アジアインフラ投資銀行(AIIB)とは、中国が2013年秋に「シルクロード構想」と結びつけて打ち出した国際金融システムのプラン。中国・習近平政権が、米・オバマ政権のアジア・シフト政策(11年~)と第2次安倍政権の登場(12年末)を前提に、ASEAN諸国とのギクシャク、とりわけ南沙諸島をめぐる対立が深まる中、アジア諸国を取り込む戦略として打ち出した構想。 このプランに4月15日段階で、イギリスや独・仏を含むEU諸国など合計57か国が参加を表明した。ドイツなどEU帝国主義は、
月刊『労働運動』34頁(0304号08/01)(2015/07/01)


時代を解く 2
藤村 一行(動労千葉労働学校講師)

アジアインフラ投資銀行とは?

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)IJBS労組の闘いと労働者派遣法改悪 現行労働者派遣法は政令で定められている26業務については期間制限がなく、それ以外のいわゆる自由化業務については原則1年、最長3年の期間制限が設定されている。ただ、業務区分の境界が、法律や政令だけでははっきりしてはいない。曖昧なのだ。 2012年改正派遣法は、3年間の猶予期間が設けられた「労働契約申込みみなし制度」を定めた。その施行は今年の10月1日である。労働契約申込みみなし制度とは、派遣先企業
月刊『労働運動』34頁(0304号09/01)(2015/07/01)


労働組合運動の基礎知識 第9回

(写真 【3・2春闘統一行動】) 国鉄闘争と一体でゼネスト情勢開く闘い関西合同労組大阪東部支部・中西工業分会 闘う仲間のみなさん。労災認定を無視して解雇! 中西工業によるこの前代未聞の不当労働行為に対し大阪府労働委員会闘争を闘い1年半、5月13日に解雇無効の勝利命令をかちとりました。府労委の命令は、「中西工業はS組合員への解雇(退職扱い)を取り消すこと、労働組合との団体交渉に応じること」となっています。当該S組合員を先頭に関西合同労組の団結の力でかちとった決定的な勝利です。
月刊『労働運動』34頁(0304号10/01)(2015/07/01)


闘う合同一般労組
府労委で解雇無効の勝利命令! 中西工業「労災解雇」撤回闘争

漆崎 英一(動労千葉国際連帯委員会) 6月11日、韓国の民主労総と32の加盟傘下組織が「労働市場構造改革」を阻止するために政府ソウル庁舎前のろう城に突入した。民主労総は11日午前、政府ソウル庁舎の前で記者会見を開き、2次対政府闘争を宣言し、政府が労働市場構造改悪を強行するならばただちに2次ゼネストに突入すると宣言した。 民主労総は、ろう城突入を起点に民主労総傘下組織が即刻闘争に突入することができるように準備する方針だ。このために毎日1人デモとローソク集会を開催して、各事業場
月刊『労働運動』34頁(0304号11/01)(2015/07/01)

Workers of the world Unite 労働者は一つ、敵も一つ ◆№1
民主労総が労働市場構造改悪阻止の対政府闘争に突入

総評太田・岩井指導部と春闘(2) (前号から続く)総評はいくつかの「産業別組合」と公務員・公共企業体の労働組合の結集体です。しかし産業別労働組合といっても、欧米のそれのようにその産業の労働者を企業を越えて組織するものと違い、主として大企業に作られた企業内組合の連合体でした。国労や全逓なども公営企業内の労働組合です。 この企業別組合は戦後労働運動の支配的な組織形態ですが、資本との親和・妥協に陥りやすく、企業の利益に労働者を従属させるものとして批判の対象になってきましたが、その克
月刊『労働運動』34頁(0304号12/01)(2015/07/01)


戦後労働運動史の中から 第25回
総評太田・岩井指導部と春闘(2)

狩野 正幸(全国水平同盟杉並支部書記長) 石川一雄さんの不当逮捕から52年目の5月23日、部落解放東日本共闘会議の主催で第3次再審闘争勝利に向けた狭山集会が亀戸文化センターで開催され、95人が結集しました。 狭山闘争は、半世紀以上にわたって狭山差別裁判糾弾闘争を貫き、国家権力の部落差別によって今も殺人犯として「見えない手錠」で石川さんを縛り付けている国家権力を糾弾し、部落差別による階級分断を打ち破る闘いです。それは、新自由主義のもとで激しく進められてきた労組解体・団結破壊の
月刊『労働運動』34頁(0304号13/01)(2015/07/01)

地平線
石川一雄さんと連帯し、第3次再審請求にむけ東京で5・23狭山集会を開催

安倍をともに倒そう! 7・5大集会&デモ ◎日時 2015年7月5日(日)午後1時◎場所 ニッショーホール(消防会館2F)(東京都港区虎ノ門2-9-16)●アメリカから シンディ・シーハンさん(反戦の母)●長崎から 城臺美彌子さん(被爆者)●講演 斎藤文男さん(九州大学名誉教授 憲法学)●コント 松元ヒロさん「すべてアベコベ」●「戦争法絶対反対の宣言」 鈴木たつお(弁護士)●闘う労働組合から/福島・沖縄から/ 代表呼びかけ人から、ほか●プレ企画● 「戦争から革命へ」映像と言葉
月刊『労働運動』34頁(0304号14/01)(2015/07/01)


集会案内、編集後記、マンガ

星野再審連絡会議が全国討論会 6・6東京無実でありがら徳島刑務所に収監されている獄中40年の星野文昭さんを取り戻そうと星野絵画展・集会は、全国各地で開催された。その一つひとつが創意工夫をつくして成功をかちとり、100万人と結びつく展望を切り開いている。討論会は「この闘いで星野文昭さんを取り戻せる」と実感するものとなった。 伊方再稼働やめよと2500人 6・7愛媛6月7目、愛媛県松山市の城山公園やすらぎ広場で「NO NUKES EHIME VOL2 フクシマを繰り返すな! 伊
月刊『労働運動』34頁(0304号15/01)(2015/07/01)

Photo Document 2015年6月