2014年2月アーカイブ

2014年2月 1日発行 第0287号

(写真 東京都知事選に立候補した鈴木たつおさんが、若者をはじめ大勢で賑わう街頭で「戦争させない!」「被曝させない!」「オリンピックやらない!」と旗幟鮮明な熱弁をふるい、多くの人々が足を止めて聞き入った【1月26日 東京・渋谷ハチ公前広場】)◎労働者の目 〈戦争・改憲、原発、民営化、オリンピック〉絶対反対! 1千万都民の怒りでアベ倒そう!東京都の自治体丸ごと民営化と闘い 闘う労働組合を甦らせ、都知事選に勝利しよう!  自治体労働者部会韓国民主労総ゼネスト連帯! 1・13 渋谷デ
月刊『労働運動』26頁(0287号00面01)(2014/02/01)



月刊労働運動2014年2月号 目次
 

 

〈戦争・改憲、原発、民営化、オリンピック〉絶対反対! 1千万都民の怒りでアベ倒そう! 吉野 元久 副代表運営委員 国労共闘全国協議会代表  1月14日、私たちと共に闘ってこられた鈴木たつお弁護士が記者会見を開き、東京都知事選挙(2月9日投開票)への出馬を表明しました。  鈴木たつおさんが掲げた主張は、〈1千万人の怒りでアベ倒そう! 改憲・戦争・人権侵害を許さない!〉をメインスローガンに、○戦争させない、○被ばくさせない、○貧困・過労死を許さない、○だからオリ
月刊『労働運動』26頁(0287号01面01)(2014/02/01)


 

■労働者の目
 

 

自治体労働者部会 全国自治体労働者の先頭で闘おう  1月23日告示の東京都知事選(=2月9日投票)は、戦争に向けて暴走する安倍政権打倒を目指し、労働運動の圧倒的飛躍を勝ち取り、東京都民1000万人とともに決起する一大決戦です。  この選挙は、首都・東京をめぐる決戦を超え、韓国民主労総やアメリカの労働者との国際連帯に大きな潮流を作り出します。とりわけ鉄道民営化に反対する韓国民主労総は、動労千葉の国鉄分割・民営化反対闘争と共に、今やパククネ政権を打倒する闘いに命懸け
月刊『労働運動』26頁(0287号02面01)(2014/02/01)



東京都の自治体丸ごと民営化と闘い

闘う労働組合を甦らせ、都知事選に勝利しよう!
 

 

(写真 ゼネストに連帯し1・13渋谷デモを闘う)  労働組合が闘えば歴史は動き、世界は変わる  パククネ政権による韓国鉄道の民営化に対し、韓国鉄道労組は昨年12月に23日間に及ぶストライキを貫徹し、組合員の固い団結を維持したまま第一波ストを集約し、2014年の新たな闘いに突入しています。この闘いに韓国の労働組合のナショナル・センターである民主労総も全面支持し、2月25日には民営化中止とパク政権打倒のゼネストが呼びかけられています。  全国労働組合交流センター
月刊『労働運動』26頁(0287号03面01)(2014/02/01)



韓国民主労総ゼネスト連帯! 1・13渋谷デモを闘う
 

 

(写真 動労千葉が最高裁へ抗議行動【1月22日】)  東京・北海道・九州での2・16集会を成功させ、最高裁で解雇撤回を!  1987年の国鉄分割・民営化で、7628人の国鉄労働者がJRに不採用となってから27年目になる2月16日、国鉄闘争全国運動は、東京・北海道・九州で集会を開催します。  国鉄分割・民営化は不当労働行為であったと認めさせた動労千葉鉄建公団訴訟控訴審判決(9・25判決)が国鉄改革法そのものを打ち砕く闘いとして発展しています。  2・16集会は国
月刊『労働運動』26頁(0287号04面01)(2014/02/01)



国鉄分割・民営化から27年
 

 

(写真 国鉄闘争全国運動・九州が博多駅前で毎月街頭宣伝を展開【写真は2012年4月1日】) 2・16国鉄九州集会は、昨年9・25判決を勝ち取った歴史的地平を引継ぎ、1047名解雇撤回、最高裁闘争勝利へ新たな攻勢をかける集会です。この集会を成功させ、「最高裁に解雇撤回・JR復帰を求める10万筆署名運動」に弾みをつけ、さらなる闘いへと発展させたいと思います。労働組合とは何かを問う闘い 国鉄分割・民営化は、新自由主義の出発点をなす一大攻撃でした。今日の外注化、非正規職化、賃下げ、過
月刊『労働運動』26頁(0287号05面01)(2014/02/01)



国鉄分割・民営化を忘れない!

 2・16国鉄九州集会を成功させよう!
 

 

(写真 すべての原発を止めよう! いわきデモ【2011年7月17日】)  2・23 怒りのいわき行動へ  NAZENいわき/いわき合同ユニオン書記長 西納岳史  全国の労働者の皆さんに、2月23日にいわき市で開催する「2・23怒りのいわき行動」への結集を訴えます。  3・11福島第一原発事故から3年を前に、福島をなきものにしていこうとする動きが強まっています。「アベノミクス」と「東京オリンピック」の裏で進行しているのは、原発事故の収束すらままならない現実と、子
月刊『労働運動』26頁(0287号06面01)(2014/02/01)



福島の怒りとともに安倍を倒そう!
 

 

 福島県労組交流センター事務局長 小原欣吾胸おどる時代の到来 福島県労組交流センターは鈴木たつお弁護士の都知事選出馬を全面的に支持する。東京都知事選挙は、危機と崩壊を深める日帝・新自由主義と極右・超反動の安倍政権を打倒する一大階級決戦となっている。最大の争点は全原発の廃止とオリンピック中止だ。あいまいさのない、鮮明で、決然とした鈴木氏の訴えは一千万都民の心を直撃している。まさに「現代革命への挑戦」が具体的に始まったのだ。「自分の人生はこの時のためにあったと思う!」と言って、た
月刊『労働運動』26頁(0287号07面01)(2014/02/01)



3.11反原発福島行動′14の大爆発で安倍政権を打倒しよう!
 

 

(写真 契約社員制度の廃止を訴えて岡山駅でストライキに立ち上がった山田書記長【2010年】) 動労西日本書記長 山田和広 JR西日本の契約社員として岡山駅に勤務していた私は、契約期間上限の5年に8カ月を残して雇い止め・解雇された。2005年12月19日に採用されて以後、年度ごと4回にわたり更新を繰り返し、通じた雇用期間は約4年4カ月に及んでいる。そして、岡山駅の改札、案内業務等、泊まり勤務を主たる業務として行い、正社員と変わることなく、JR西日本の基幹的な業務を主体的に担って
月刊『労働運動』26頁(0287号08面01)(2014/02/01)



不当解雇撤回! 非正規職撤廃!

 3・3山田解雇撤回裁判に結集を!
 

 

 「デフレからの脱却と持続的な成長の実現に」を徹底弾劾する 合同・一般労働組合全国協議会事務局長 小泉義秀 1月20日、「2014年版 経営労働政策委員会報告 デフレからの脱却と持続的な成長の実現に」が発売され、マスコミは一様に以下のように報じた。「業績好調な加盟企業に賃上げを要請し、給与水準を底上げするベースアップ(ベア)の容認方針を明記した」(1月16日産経新聞)。 しかし、実際の内容を見てみると「ベア容認」がクローズアップされるようなものではない。非正規職化を一層露骨に
月刊『労働運動』26頁(0287号09面01)(2014/02/01)



2014年版 経営労働政策委員会報告
 

 

 労働運動への揺るがぬ確信に満ちていた 動労千葉委員長 田中康宏 昨年11月23日、国鉄闘争勝利と階級的労働運動の復権のためにともに闘ってきた同志であった連帯労組関西地区生コン支部・高副委員長が逝去されました。あまりにも突然の、そして早すぎる訃報に言葉を失いました。今でも信じることができません。 高さんの言葉は、いつも、労働運動が持つ可能性への揺るがぬ確信に満ちていました。その一言ひとことや立ち振る舞いからは、現場の組合員からどれほど強く信頼されているのかが自然に伝わってきま
月刊『労働運動』26頁(0287号10面01)(2014/02/01)



追悼 関西地区生コン支部 高英男副委員長
 

 

(写真 星野さん奪還のデモ【昨年12月1日】) 全国労働組合交流センター事務局長 飯田英貴 全証拠開示運動が国家権力を追い詰めている 昨年12月25日に行われた三者協議(弁護団、裁判所、検察官の協議)で、星野文昭さんと弁護団が開示を求めていた証拠のうち「一郎丸写真」を含む写真33枚のネガについて、東京高裁は検察官に対し開示を勧告し、検察官がこれを受け入れました。「証拠は一切出す必要はない」と主張していた検察に写真のネガを開示させたことは、全証拠開示運動の力によるものです。「星
月刊『労働運動』26頁(0287号11面01)(2014/02/01)



星野文昭さん解放! 全証拠を開示させよう!

 2・9渋谷大デモに集まろう!
 

 

(写真 福島市で開催された「3・11反原発福島行動`13」)ふくしま合同労組 藤井千賀子 先日、知人が、東京の息子に「お母さん、もう福島には帰らないから」と宣言されたと涙ながらに話していました。原発事故以来、孫の顔を見る機会が一度もなく、ずっと我慢してきた結果の宣言です。 今、福島の人々はこの様な形で家族のつながりを断ち切られ、絶望している人がたくさんいます。除染に望みをかけている人もいますが、家の庭が0.8マイクロシーベルトという高線量なのに、除染予定は2年先だと怒っていま
月刊『労働運動』26頁(0287号12面01)(2014/02/01)


 

■ひめじょおん――女性部から

3.11反原発福島行動に向けて
 

 

細谷松太と高野実(2) 前回、細谷松太・高野実の二人に生きる戦前労働運動の精神にふれました。 そこで、戦後の二人ですが、高野実はボス的で資本の了解のもとでの組織運動も辞さないような総同盟右派に、関東金属労働組合(のちの総評全金)を拠点として対抗し、1948年には総同盟総主事に当選します。 細谷松太は戦後の「ポツダム組合」(労働者が資本の厳しい抑圧に抗して自主的に作る団結というより、米占領軍主導の民主化に乗じて生まれた組合)の内実に深い危惧を感じます。大企業組合の多数が産別系で
月刊『労働運動』26頁(0287号13面01)(2014/02/01)


 

戦後労働運動史の中から 第8回
 

 

 全学連三里塚現地行動隊 「空港絶対反対・農地死守・実力闘争」の原則を貫き通した三里塚芝山連合空港反対同盟・萩原進事務局次長が昨年12月21日に急逝されました。現地闘争本部創設以来、苦楽を共にしてきたかけがえのない同志を失った悲しみ、悔しさは1ヶ月経った今も消えることはありません。しかし、勝利に向けた執念を誰よりも燃やしていた萩原さんの無念を思うとき、何としても我々が「萩原精神」を受け継ぎ、日帝・新自由主義に引導を渡さなければならないと決意を新たにしています。安倍打倒の怒りを
月刊『労働運動』26頁(0287号14面01)(2014/02/01)


 

■地平線―反戦共同行動委員会―

 「萩原精神」を受け継ぎ、3・23三里塚全国集会へ!
 

 

 1月25日、NHK新会長となった籾井勝人(もみいかつと)が就任会見で、従軍慰安婦について「戦争をしているどこの国にもあった」と述べ、韓国に対して「お金をよこせ、補償しろと言っている。日韓条約で解決していることを蒸し返すのはおかしい」と許し難い言辞を吐いた。籾井はさらに領土問題、秘密保護法問題にも言及し、「日本の立場を主張するのは当然」「政府が必要と言っている」など安倍政権を全面的に擁護した。絶対に許すことは出来ない。  問題は籾井個人の資質ではない。籾井は安倍そのもの
月刊『労働運動』26頁(0287号15面01)(2014/02/01)



NHK新会長・籾井と安倍を打倒しよう!
 

 

    反対同盟が旗開きとデモ! 1・12千葉 三里塚芝山連合空港反対同盟の新年初の敷地内デモと団結旗開きが行われた。市東孝雄さんは「反対同盟は動労千葉を先頭とする労働組合、市民運動、そして福島、沖縄とより固く連帯し、“霞が関に攻め上る”を合言葉に、萩原進さんの遺志を継いで闘います」と発言し、農地決戦勝利に向かって3・23集会-3・26裁判への結集を訴えた。 NAZENいわきを結成! 1・12福島 「NAZ
月刊『労働運動』26頁(0287号16面01)(2014/02/01)


 

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