(写真 9月28日、動労水戸は3年間の出向延長を弾劾し、安全破壊した外注化に怒り、ストライキに決起した。)◎甦る労働組合 労働組合のゼネストで戦争を阻止しよう!〔特集〕動労千葉、動労水戸が外注化粉砕でストライキに決起! 今秋、各地域国鉄集会の報告第二の分割・民営化粉砕! 組織拡大へ! 動労千葉が第44回定期大会を開催外注化撤回! 仕事と仲間をJRにもどせ! 動労千葉が10・1ストライキ突入!解雇撤回、外注化阻止でもうひと勝負する! 動労千葉新書記長の川崎昌浩さんにインタビ
月刊『労働運動』34頁(0308号00/01)(2015/11/01)
月刊交流センター 2015年11月号 目次
佐藤 賢一(全国労組交流センター常任運営委員・ 自治体労働者部会代表) 9月13日、全国労組交流センターと全学連が呼びかけた「戦争法案の参院採決絶対阻止!」の国会大行動は、3千人の結集で国会正門行動と銀座デモを闘い、その後の実力闘争をけん引するものとなりました。「社会の本当の力は安倍や国家権力ではなく、労働者にある。全国ゼネストで戦争をぶっ止めよう」という方針が出されました。 9月19日、戦争法案は強行採決されましたが、国会を包囲した全国の数百万とも言える労働者の闘いは終
月刊『労働運動』34頁(0308号01/01)(2015/11/01)
甦る労働組合
労働組合のゼネストで戦争を阻止しよう!
動労千葉第44回定期大会は、9月26日、DC会館において始まった。 定期大会は、繁沢副委員長の開会あいさつで始まり、資格審査が行われ、大会成立が宣言された。議長団には、千葉転支部の高澤代議員、銚子支部の関根代議員を選出し、議事が進められた。スローガン案の提起に続き、執行委員長あいさつが行われた。 来賓あいさつでは、最初に三里塚反対同盟の萩原富夫さんが「闘争50年目を迎えた三里塚闘争はその大半を動労千葉と共に闘ってきた。市東さんの農地とりあげ反対5万人署名への協力と10・1
月刊『労働運動』34頁(0308号02/01)(2015/11/01)
第二の分割・民営化粉砕! 組織拡大へ!
動労千葉が第44回定期大会を開催
160名でスト総決起集会 10月1日、幕張車両センターと京葉車両センターをはじめとする検修職場で、正午から翌朝までストライキが打ち抜かれた。CTSに強制出向された仲間を先頭に、全地上勤務者の組合員がストに決起した。午後2時からDC会館でスト貫徹!総決起集会が組合員・支援160名を結集して開催された。 今回のストは、JRが出向期間は「原則3年」と繰り返し主張していたにもかかわらず、多くの仲間に出向延長を強行したこと、そして何よりも仕業・構内業務を担ってきた青年部組合員を、「
月刊『労働運動』34頁(0308号02/02)(2015/11/01)
外注化撤回! 仕事と仲間をJRにもどせ!
動労千葉が10・1ストライキ突入!
―大会の課題と論議について話して下さい。川崎 大きくは三つの課題を掲げてやりました。一つは、分割・民営化から30年、解雇者9人の6・30最高裁決定があり、9月9日にJR東日本に採用手続きやり直せと申し入れた。闘いを継続するということです。二つは、9・19戦争法の強行採決下で労働組合の産業報国会化を許さない闘いが問われている。国鉄闘争が重大な意味を持つ時代が来ました。三つは、第二の分割・民営化である外注化・非正規職化攻撃との闘いです。外注化3年目で新たな外注化阻止闘争をつくる
月刊『労働運動』34頁(0308号02/03)(2015/11/01)
解雇撤回、外注化阻止でもうひと勝負する!
動労千葉新書記長の川崎昌浩さんに、大会とストについてインタビュー
西納岳史(動労水戸書記) 2012年の検修・構内業務外注化(仕業検査と構内運転士)から今年10月1日で3年を迎えるのを前に、9月28日、動労水戸は「JR全面外注化絶対反対!」「全ての業務と労働者をJR本体に戻せ!」をスローガンに、水戸鉄道サービス(MTS)への出向者を中心にストライキを打ち抜きました。 前日に土浦市で開催された茨城国鉄集会は「スト決起集会」として開催され、地域の労働者や青年をはじめ多くの仲間が結集しました。その高揚を引き継いで、早朝からの勝田車両センターで
月刊『労働運動』34頁(0308号02/04)(2015/11/01)
動労水戸が外注化反対で9・28スト決起
9月13日、札幌市で国鉄闘争全国運動・北海道主催の国鉄集会が開催され、30人が結集しました。 「被曝労働拒否の闘いで見えてきた原発をなくす道」と題して、動労水戸の木村郁夫書記長が講演(写真下)。国鉄当局の先兵=動労革マルによる切り崩し、JR資本による隔離職場への分散配転、運転士として登用しないという攻撃に次ぐ攻撃が押し寄せました。しかし動労水戸は、国鉄分割・民営化絶対反対を貫き、類いまれな階級的な団結を形成したのです。 こうした到達点があったからこそ「3・11」に対決し、
月刊『労働運動』34頁(0308号02/05)(2015/11/01)
JR北海道に闘う労働組合を!
9・13北海道国鉄集会
9月18日、徳島トモニプラザで「国鉄解雇撤回!徳島国鉄集会」を開催しました。この日は、まさに「戦争法案」反対の国会決戦中であり、ちょうど、徳島医療福祉労組の労働委員会闘争も重なっていました。 職場と国会をつらぬく闘いの軸に国鉄闘争があることの意義を全体で確認しました。 はじめに、韓国民主労総の双龍(サンヨン)自動車の解雇撤回のDVDを流し、集会を始めました。 基調は、動労千葉の鉄建公団訴訟6・30最高裁判決の中身で「不当労働行為」であったことを認めさせたという点が画期的な
月刊『労働運動』34頁(0308号02/06)(2015/11/01)
職場と国会を貫く軸に国鉄闘争がある!
9・18徳島国鉄集会
戦争法案が未明に強行採決・成立した9月19日、新潟で動労総連合・新潟結成記念集会が開かれ、県内、全国から100人が結集して大成功しました。集会冒頭、星野文男動労総連合・新潟執行委員長が、「今日は、結成を祝う笑顔の集会となると思いきや、一転強行採決弾劾の怒りの表情が集う集会となりました」と述べ、未明の参院本会議での強行採決を弾劾し、「労働者の団結と国際連帯の力で戦争、非正規職化を打ち破ろう」「動労総連合・新潟は1957年の国鉄新潟闘争の息吹を引き継いでゼネスト情勢をたぐり寄
月刊『労働運動』34頁(0308号02/07)(2015/11/01)
動労総連合・新潟結成記念集会に100人結集!
9・19新潟国鉄集会
9月23日、米子市文化ホールで国鉄集会が開かれた。「動労総連合を全国に」の旗の下、猛然と闘いを前進させていく集会となった。集会に先立ち、文化ホール前で街頭宣伝と署名活動を行い、集会への参加を呼びかけた。 集会の冒頭、動労米子支部の私から「戦争か革命かを問う新たな情勢が始まった。すべては動労総連合の全国建設がカギとなった」と開会の挨拶を行った。 動労西日本の山田書記長が基調報告に立ち、「すべてを生産し、動かしている労働者階級にこそ力があり、決定権がある。私たちが歴史を動かす
月刊『労働運動』34頁(0308号02/08)(2015/11/01)
動労西日本の建設を共通の課題に!
9・23米子国鉄集会
9・27「解雇撤回・非正規職撤廃・被曝労働拒否 たたかう労働者集会」を、動労水戸土浦支部の拠点である土浦市で開催しました。 地元土浦の非正規職の青年を司会に、東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会の織田翔子さんが、ハナコ分会長の2年間の解雇撤回の闘いの勝利の報告を行い、動労水戸委員長の石井真一さん、土浦支部の曲山安夫さんが、翌日9月28日ストライキに決起する、全面外注化阻止の闘いの決意を語りました。 県内5労組、いわき合同ユニオン、市東さんの農地を守る会、星野闘争、入管
月刊『労働運動』34頁(0308号02/09)(2015/11/01)
動労水戸土浦支部の組織拡大に向け集会
9・27茨城・土浦国鉄集会
9月27日、金沢市の石川県文教会館において北陸国鉄集会を開催しました。安倍政権の戦争法強行成立という情勢の中で開催された決定的集会となりました。集会には青年労働者・学生をはじめ、幅広い層から20人が参加しました。 集会では動労水戸の辻川慎一副委員長が講演し、動労水戸の闘いの教訓を提起しました。国鉄分割・民営化に対して動労水戸を結成して闘い、職場に復帰した教訓や、とりわけ3・11大震災と原発事故以来の被曝労働拒否を貫いてきた闘いの意義を語ってくれました。 「解雇撤回の闘いは
月刊『労働運動』34頁(0308号02/10)(2015/11/01)
国会闘争を通して動労総連合建設の意義が鮮明に!
9・27北陸国鉄集会
9月27日、岡山市内で岡山国鉄集会を開催した。集会には、星野絵画展の会場でビラを見たという参加者を含めて30名が集まった。 また私の解雇撤回裁判を共に闘った大石和昭弁護士からの「契約社員制度等が国民の大多数をなす労働者・勤労人民の基本的人権を根底から否定し、社会崩壊というべき事態にまで立ち至っている現状から目を背けることは許されない」と最高裁反動判決を徹底弾劾するメッセージと、動労総連合・新潟からのメッセージが寄せられた。 集会は、安保国会決戦に示される戦争絶対反対の巨大
月刊『労働運動』34頁(0308号02/11)(2015/11/01)
動労西日本の岡山支部建設へ
9・27岡山国鉄集会
9月27日に広島市西区民文化センターにて広島国鉄集会が開催されました。 集会の直前には、広島連帯ユニオン第28回定期大会が開催され、運動方針の第一に動労西日本広島支部建設を掲げ、勢いもそのままに、大結集を勝ち取って成功しました。 集会では、安芸太田町で学校統廃合絶対反対を闘う婦人民主クラブ、選挙戦に突入する広大自治会の連帯あいさつが行われました。 その後、加入して間もない動労西日本の新組合員が登壇して紹介され、「動労総連合を全国に」の闘いが、広島においても「組織拡大」とい
月刊『労働運動』34頁(0308号02/12)(2015/11/01)
動労西日本やユニオンで組織拡大!
9・27広島国鉄集会
三多摩の9・29国鉄集会は、東京に動労総連合を建設することを目的として勝ち取られた。多摩連帯ユニオンを組織化の軸としながら、労組交流センターがそのすべてを担い、東京都の人口の3分の1をカバーする三多摩(西多摩、北多摩、南多摩)で全面的な展開を行った。 同集会では、動労千葉のCTS労働者からの報告や動労神奈川委員長、国労東京の労働者からの発言をもらい、動労総連合東京の建設の意義を参加者に深く刻んだ。さらに、郵政非正規ユニオンや日本機械労組の労働者がストライキ闘争を訴え、戦争
月刊『労働運動』34頁(0308号02/13)(2015/11/01)
動労総連合・東京建設の展望つかんだ
9・29三多摩国鉄集会
私の知り合いが、10月2日亀戸で開かれた東部地区集会に初めて参加しました。動労千葉は新小岩支部の佐藤さん、CTSの北村さん、動労水戸は潮田さん、鈴コンの吉本さんらが熱弁をふるいました。そのあとで彼が感想文を寄せてくれましたので以下、紹介します。 「発言した組合の人たちは、話が上手だ。労働組合の委員長さんだと思った。でも、みんな普通の労働者だという事も感じた。特別な偉い人じゃなく、みんな現場の働く労働者だった。 一番良かったのは、細々とした現場の統計を書いてきてくれたCTS
月刊『労働運動』34頁(0308号02/14)(2015/11/01)
動労総連合建設が東京で始まった
10・2東京東部国鉄集会
10月2日、大阪浪速区民センターで220人の結集で、関西国鉄集会を開催し、大成功しました。 集会は、冒頭、動労西日本近畿支部長の原田隆司さんが基調報告を行いました。原田さんは、「1千万と結びついた安保国会決戦を切り開いたものこそ国鉄決戦だ」と提起し、「動労総連合建設こそ、ゼネスト情勢をつくりだす闘いだ。民主労総のゼネストと連帯して朝鮮侵略戦争阻止へ、11月労働者集会への大結集を」と呼びかけました。 特別報告として、10月1日に外注化粉砕、仕事と仲間を取り戻そうとストライキ
月刊『労働運動』34頁(0308号02/15)(2015/11/01)
関西生コン支部が組織拡大の展望打ち出す!
10・2関西国鉄集会
10月4日、千葉市内のDC会館で行われた「闘いは始まった! 10・4千葉労働者集会」は、数日前の動労千葉のストライキを引き継いで、県内のあらゆる職場からの闘いが始まっていることを感じました。 動労千葉と合同労組、そしてあらゆる職場の仲間が具体的に闘う中で、千葉全体に強力な団結が形成され始めています。 集会終了後の意見として「110人集まったことで、自信がついた」「職場の人の切実な発言が伝わってきた」「全員を11・1労働者総決起集会へ組織したい」「国際連帯で、地球規模の革
月刊『労働運動』34頁(0308号02/16)(2015/11/01)
動労千葉に続く闘う労働組合の結成!
10・4千葉国鉄集会
菊池 晴知 (ユニオン習志野委員長)―どんな職場ですか。菊池 習志野市役所(人口約17万人)の教育委員会事務局の事務をしています。市役所の仕事は多岐で、意識も職域によりばらばらですが、団結をつくる上で面白みがある職場です。 就職したのは1973年、当時は共産党系、社会党系、反戦系が一緒になった執行部で、私は教宣部長や職場の分会長をやりました。当時の組合は共産党系が強く、自治労千葉県本部も共産党系でした。総評解散・連合結成後、共産党系は自治労を割って自治労連を結成しましたが、
月刊『労働運動』34頁(0308号03/01)(2015/11/01)
私の職場 第5回
正規と非正規が一体で組合を結成した!
(写真 10・15韓国公共部門労働者ストライキ) 民主労総はパククネ政権の労働改悪を阻止するため、11~12月民衆総決起と労働者ゼネスト闘争組織に総力を傾けている。 10月6日には、民主労総第14次中央執行委員会・第12次ゼネスト闘争本部代表者会議が開催され、民主労総10月闘争方針等が論議された。 民主労総は、労働市場構造改悪ガイドラインと改悪立法を阻止して、全国民的災難である労働改悪に対する民衆総決起を組織化し、全社会的阻止戦線を構築する。労働改悪阻止闘争勝利のために2
月刊『労働運動』34頁(0308号04/01)(2015/11/01)
Workers of the world
労働者は一つ、敵も一つ ◆№5
韓国民主労総は11~12月ゼネストの組織化に総力決起!
-パククネ政権の労働改悪阻止へ決起!
動労千葉の2015年冬季物資販売 動労千葉の2015年冬季物資販売にご協力を 闘いはこれからだ!解雇撤回・職場復帰へ解雇撤回に向けた物品販売、10万筆署名のご協力ありがとうございました。6月30日、最高は解雇撤回訴訟について双方の上告を棄却する決定を下しました。しかし、「JR不採用基準は、国鉄分割・民営化に反対する労働組合に所属する者を差別し、不利益に扱う目的、動機、不当労働行為意思のもと策定された」ことが裁判上も確定したのです。9月9日、JR東日本本社に対して「最高裁決定に
月刊『労働運動』34頁(0308号05/01)(2015/11/01)
解雇撤回を闘う争議組合の2015年冬季物資販売にご協力を!
(写真 「週刊エコノミスト」より) 藤村 一行(動労千葉労働学校講師) 株式上場をテコとした郵政民営化攻撃の新段階 11月4日、郵政4社のうち3社の株式が新規公開株(IPO)として上場される。郵政グループ全体を束ねる日本郵政の株は、政府の持ち分が3分の1になるまで、日本郵政が保有するゆうちょ銀行とかんぽ生命の株は50%程度まで売却される。だが、総労働者数約39万人のうち35万人(うち約15万人が非正規)を占める日本郵便会社の株は今後も日本郵政がすべて保持し、売却されない。
月刊『労働運動』34頁(0308号06/01)(2015/11/01)
時代を解く 5
小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長) マイナンバー制度導入の諸問題 マイナンバー制度が2016年1月から開始される。それに先立ち本年10月中旬から順次、全国5600万世帯に「通知カード」が配られている。戦後最大の「改革」と言われる前代未聞の膨大な作業が、郵政労働者と自治体労働者にのしかかる。 転送不可の簡易書留で送付されるため、郵政労働者が何回もトライしても不達の場合は、各市町村へ戻る。その数は、世帯数の1~2割と言われる。年賀状の営業・販売のピークと重なるので、過重
月刊『労働運動』34頁(0308号07/01)(2015/11/01)
労働組合運動の基礎知識 第13回
大会を決定づけた群馬の中央タクシー分会発言 堤田 稔(大阪北部ユニオン書記長) 10月10日、都内で合同・一般労働組合全国協議会第7回大会を開催した。私がいきなり議長をやることになり、さらに『月刊労働運動』に大会の報告を書くことになった。どちらもやったことがないことだが、『月刊労働運動』の拡大にも寄与したいと思い、引き受けた。 安倍政権が戦争法を強行採決する情勢下で、国会包囲(8月30日12万人決起など)と全国での百万人を超える決起、国会正門前での実力解放が闘われた。全学
月刊『労働運動』34頁(0308号08/01)(2015/11/01)
闘う合同一般労組
合同・一般労働組合全国協議会第7回定期大会をかちとる
中田宏美(東京北部ユニオン) 練馬区の「介護付き有料老人ホームアミーユ光ヶ丘」の労働者から「熟練職員が施設長のパワハラで退職強要に追い込まれている」とユニオンへ相談されたのが昨年の春。明日は我が身ととらえ、東京北部ユニオン・アミーユ支部が結成されて1年半が経つ。 退職強要については昨年12月に「施設長更迭」と会社から「本人に戻る意思があれば戻ってほしい」との謝罪文を勝ち取った。残念ながら当該は心身共にボロボロになって復職はしていないが、この闘いの中で、「組合とは」の知識もなか
月刊『労働運動』34頁(0308号09/01)(2015/11/01)
ひめじょおん 女性部から
労働者の団結で職場の安全守る
―介護職場アミーユ支部の闘い―
一九五〇年代末まで、日本産業の最大エネルギー源は石炭でした。石炭業は盛んで、多くの炭鉱に数十万の労働者が働いていました。炭鉱では五〇年代に激しい反合理化闘争が戦われ、それが五九~六〇年、戦後最大の争議といわれた三井三池争議にまで上りつめました。その後、石炭業全体が衰滅に向かい、こんにち日本に炭鉱は一つもありません。この炭鉱労働者が作る日本炭鉱労働組合(炭労)の闘争を三池争議までお話してみましょう。 五〇年代、エネルギー源の世界的な石油への転換が叫ばれ、石炭業の合理化が始まり
月刊『労働運動』34頁(0308号10/01)(2015/11/01)
戦後労働運動史の中から
炭労の闘争と三池争議(1)
矢部明雄(千葉労組交流センター) 10・11三里塚集会に参加しました。 私が初めて三里塚闘争に参加したのは3・29集会で、会場が栗山公園だったこともあり、実際に農地を見ていませんでした。 今回、私は初めて農地を見て、想像以上の光景に驚きを隠せませんでした。まさに空港の中に農地があるという、文字通りの光景でした。 会場のすぐそばの柵を隔てた空港用地に大勢の公安警察が詰めかけ、会場の様子を外から監視していましたが、私はその異様な状況から国家権力が市東さんの農地を狙っている構図を
月刊『労働運動』34頁(0308号11/01)(2015/11/01)
地平線
三里塚現地闘争に参加して本当によかった!
農民の畑に労働者の未来がかかっている
―7年間の闘いの軌跡3か月雇用の非正規の生コンドライバーが組合を結成し、7年間の激しい解雇撤回を含む闘争を経験してきました。「どんな逆境や困難でも絶対屈せず、明るくしたたかに闘う」という、7年間の闘いの軌跡が書かれた「団結して闘えば勝てる」と確信が沸いてくる本です。どの産別、職種にも通じる労働者の闘いの展望を示しています。問い合わせ★東京西部ユニオン 03-3220-7473★合同会社 出版最前線 03-3593-1058★書店で注文=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
月刊『労働運動』34頁(0308号12/01)(2015/11/01)
今、読んで欲しい本の紹介
『非正規が闘って、勝った!』 鈴木コンクリート工業分会
鈴コン分会が1日ストライキ 10・17東京東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会は10月17日、2人の組合員の1日指名ストをやりぬいた。組合員だけでなく鈴コンで働く数十人の労働者の大半が支持し激励しあうストとなった。社前で1時間以上、集会し、出勤しミキサー車で出入りする組合員や同僚達が代わる代わる社前に並ぶ2人に挨拶し、拳を上げたり声をかけていった。 動労西日本がストライキ 10・18~19大阪動労西日本の中西剛副委員長は大阪府の四条畷駅で、10月18日午後1時から勤務終
月刊『労働運動』34頁(0308号13/01)(2015/11/01)
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