2015年1月アーカイブ

2015年1月 1日発行 第0298号

◎ お知らせ  2015年1月号より 紙面をリニューアル。 ------------------- 目次 2015年1月号 ◎甦る労働組合 2015年を交流センターの歴史を画する飛躍の年に! 辻川慎一代表の年頭アピール- 「動労総連合を全国に打ち立てよう!」-----------------------------------------------------------特集 戦争と民営化に立ち向かう労働者国際連帯闘争の発展11・2労働者集会の総括を深め、決戦の2015年へ
月刊『労働運動』34頁(0298号00/01)(2015/01/01)

目次 2015年1月号

■甦る労働組合 国鉄決戦・公務員決戦の爆発で、2015年を交流センターの歴史を画する飛躍の年に!二本柳 実(常任運営委員・教労部会代表) 決戦の2015年、明けましておめでとうございます。 昨年、全国労組交流センターは12月衆院選決戦を、国鉄闘争を基軸とした闘いの大躍進の地平から総決起し、鈴木たつお氏を押し立て「安倍打倒!新しい労働者の政党をつくろう!」と杉並区民に真正面から訴え、1万6981票を獲得する大勝利で革命の時代の橋頭保を築きました。 「自民圧勝」といわれた「29
月刊『労働運動』34頁(0298号01/01)(2015/01/01)

■甦る労働組合 2015年を歴史を画する飛躍の年に! 二本柳 実(教労部会代表)

階級的労働運動の真価をかけ15年決戦の爆発を勝ち取り、動労総連合を全国に打ち立てよう!辻川 慎一(全国労組交流センター代表・動労水戸副委員長)●党と労働組合の一体的建設  世界大恐慌の中で国際的対立と分裂を深めながら、全ての人民の共同性の要である労働者の階級的団結破壊で延命を図るブルジョアジーとその国家権力との最前線の攻防において、私たちは階級的労働運動の前進を切り開き、革命的労働者党建設を推進してきました。解雇・倒産、外注化・非正規雇用化と一歩も引かずに激突しながら、労働者
月刊『労働運動』34頁(0298号02/01)(2015/01/01)


動労総連合を全国に打ち立てよう! 辻川 慎一(動労水戸副委員長)

(写真 千葉市で開催された11・3労働者国際連帯集会)  2014年11・2全国労働者総決起集会を前後して、11・1日韓理念交流、11・3国際連帯集会、その過程で、日韓自治体労働者交流会、日韓国鉄労働者交流会、米ロサンゼルス統一教組のセシリー・マイアトクルスさんを迎えての三浦半島と関西での交流会が開催され、さらに、11・9~10韓国での民主労総大会に90人を超える訪韓団が参加し、韓日理念交流、韓日国鉄労働者交流会が開催された。 この取り組みは、これまでの国際連帯闘争を一歩前
月刊『労働運動』34頁(0298号03/01)(2015/01/01)


◆特集 戦争と民営化に立ち向かう労働者国際連帯闘争の発展

11・2労働者集会の総括を深め、戦争と社会丸ごと民営化と対決する決戦の2015年へ田中康宏(全国労組交流センター代表・動労千葉委員長)■国鉄闘争の原点を再確認し、今こそ階級的労働運動の復権へ 11・2集会には5700人が結集し、時代に立ち向かう力を持つ闘いとして成功しました。 11月集会は何に挑戦し、何を切り開いたのか、総括を深めることが大事です。 総括の一点目は、新しい情勢の中で原点を再確認し、階級的労働運動復権に向け飛躍を誓う集会になったことが重要です。 期せずして、呼び
月刊『労働運動』34頁(0298号03/02)(2015/01/01)


11・2労働者集会の総括を深め、決戦の2015年へ 田中康宏(動労千葉委員長)

11・3労働者国際連帯集会鉄道民営化反対のストライキに韓国民の広範な支持獲得オム・ギリョン(全国鉄道労組ソウル地方本部前本部長)  今年の春、動労千葉・田中委員長の招請で日本を訪問して、日本の同志たちの闘争と考え方を学ぶことができる大切な時間を持ちました。これまでの経験で韓国の労働者と日本の労働者の現実が、すべての国の労働者の現実と変わらないことがわかりました。国際交流、連帯の大切さを知ることができました。 同志の皆さん! 資本の危機を突破するための新自由主義の攻撃は相変わ
月刊『労働運動』34頁(0298号03/03)(2015/01/01)


11・3労働者国際連帯集会 ストライキに韓国民の広範な支持獲得 オム・ギリョン

 韓国における非正規職に関連して少しお話し申し上げます。 町の住民の方たちが捨てるごみの収集を、地方自治体が責任をもってやることなく、民間に委託して民間の労働者に背負わせています。 私は京畿道(キョンギド)で清掃労働者をやってます。ここの清掃労働者はみんな民間委託された中で非正規職で仕事をしています。労働者の雇用条件は非常に悪いです。民間委託反対と直接雇用を叫び闘争する労働者によって、一部の地方自治体では直営に転換するところがありますが、まだ大部分の地方自治体では、予算削減を
月刊『労働運動』34頁(0298号03/04)(2015/01/01)


自治体の民間委託中止し、直接雇用を!
ファン・ビョンチュン(公共運輸労組・連盟地方自治体協議会副議長)

■動労千葉からの報告 今日は国際連帯集会として、韓国から、アメリカから、ドイツから、中国やミャンマーから多くの労働者が集まっています。僕らはすべてから学びつくし、それを自分の力にしてこの社会を変える、そういう確信をつかみ取る集会として今日の国際連帯集会を成功させたい。 私は日本の安倍政権がやろうとしている戦争に向けての突進を絶対に許してはならないという決意を語りたいと思います。 いま日本の労働者は歴史の大きな分岐点に立っています。再び戦争を許してしまうのか、今度は自分たちの団
月刊『労働運動』34頁(0298号03/05)(2015/01/01)


国際連帯で、戦争と民営化・非正規職化を阻止しよう
田中康宏(動労千葉委員長)

韓国の新自由主義、公企業民営化とパククネ政権キム・スンホ(サイバー労働大学代表)  現在のパククネ政権の下で新自由主義、公企業民営化はどのように進められて来たのか、お話したいと思います。 まず韓国での新自由主義がどのようなものか、三つに分けて話します。 第一に、新自由主義は危機に瀕した資本主義が反動的に対応する、衰退期の資本主義の姿だということです。新自由主義が悪辣な形態の資本主義であるのですが、寿命がそんなに長くはないことを示しています。 第二に、韓国の新自由主義は韓国資
月刊『労働運動』34頁(0298号03/06)(2015/01/01)

11・1日韓労働者理念交流

韓国の新自由主義、公企業民営化とパククネ政権
キム・スンホ(サイバー労働大学代表)

(写真 11・9訪韓デモの先頭に立つ国鉄労働者) 11・2労働者集会過程、さらに11・10訪韓過程で、日本と韓国の鉄道労働者が交流し、鉄道の民営化・非正規職化、労働組合破壊と対決するために、討論と交流を深めた。 動労千葉、動労水戸、動労西日本の労働者、そして韓国鉄道労組の労働者との交流会が行われた。韓国鉄道労組は、2013年末、鉄道民営化に反対する23日間に及ぶストライキを闘い抜いた。日韓の鉄道労働者の交流は、2014年6月国鉄集会に韓国鉄道労組のオム・ギリョンさんが参加し
月刊『労働運動』34頁(0298号03/07)(2015/01/01)


11月日韓鉄道労働者交流会

11・2労働者集会、11・3国際連帯集会を前後して、日本と韓国の自治体労働者が交流し、自治体の民営化・非正規職化、労働組合破壊と対決するために、共同声明を決議し発表した。<共同声明書> 大韓民国政府(安全行政府)は、全国地方自治体30万人の無期契約職を直ちに公務職制として法制化し、民間委託を中断して直接雇用を実施しろ! 日本と韓国の自治体労働者は、国家の公的業務を遂行しており、非正規職労働者だが、市民の安全と地域発展のために、正規職公務員と同じ使命感と誇りを持って地方自治体で
月刊『労働運動』34頁(0298号03/08)(2015/01/01)


11・3日韓の自治体労働者交流会<共同声明書>

11・10韓日労働者理念交流セウォル号特別法、真実究明と安全社会の建設に向けた社会運動の課題イ・ホジュン(西江大学法学専門大学院教授)■韓国側からの基調提起 私は西江大学の法学専門大学院で刑事法を教えています。セウォル号惨事に関しては、現在、国民対策会議の共同運営委員長を務めております。セウォル号惨事は外注化の結果 4月16日、大型旅客船セウォル号が沈没する事故が発生し、304人の貴い命が犠牲になりました。私たちはこれを事故とは呼ばず惨事と表現しています。その理由はいくつかあ
月刊『労働運動』34頁(0298号03/09)(2015/01/01)


11・10韓日労働者理念交流 イ・ホジュン(西江大学法学専門大学院教授)

11・12三浦半島教組有志とセシリーさんの交流会 組合と保護者、生徒がつながれば、教育の民営化から公立学校を守れる セシリー・マイアトクルス(米ロサンゼルス統一教組(UTLA)首席副委員長) 三浦半島地区教組の姉妹兄弟のみなさん! みなさんとの話し合いの機会を与えていただき、ありがとうございます。二本柳実さんは、この間ずっと私たちをつないでくれた、すばらしいスポークスマンです。UTLAは、この固い仲間意識を誇りに思います。そして実さんの組合、三浦半島地区教組を訪問することが
月刊『労働運動』34頁(0298号03/10)(2015/01/01)


11・12交流会 組合とつながれば民営化から学校を守れる セシリー・マイアトクルス(UTLA)

組合権力奪取への期待込め、セシリーさんが熱い報告(三浦半島教労部会)  11月12日、横須賀市内で、米ロサンゼルス統一教組(UTLA)首席副委員長のセシリー・マイアトクルスさんを招いて「日米教育労働者の集い」を開催しました。アメリカ最強の教職員組合との団結をつくろうと、三浦半島教組の組合員を始め、東京や神奈川県内の教育労働者、さらに地元で基地問題や反原発を闘う市民も含め約50人が駆けつけてくれました。 セシリーさんのスピーチは、「アメリカの労働運動とUTLA闘う執行部の確立
月刊『労働運動』34頁(0298号03/11)(2015/01/01)

組合権力奪取への期待込め、セシリーさんが熱い報告(三浦半島教労部会)

(写真 セシリーさんのパワフルな講演の後、参加者は職場闘争の報告や質疑応答を通して連帯を深めた【11月6日 大阪市】) 米ロサンゼルス統一教組・セシリーさんを迎えて 11・6日米労働者交流集会in大阪 「私たちは一人ひとりとの会話が鍵であることを知っていた」― 闘う組合執行部確立の教訓を大いに学ぶ ―大阪市教組組合員 沼田祐子 関西では11月6日に米ロサンゼルス統一教組(UTLA)首席副委員長のセシリー・マイアトクルスさんを迎えて交流集会を行いました。当日は、教育労働者や自
月刊『労働運動』34頁(0298号03/12)(2015/01/01)

米ロサンゼルス統一教組・セシリーさんを迎えて 11・6日米労働者交流集会in大阪

チームとして組織化に勝利するUTLAの若き新リーダー 動労千葉国際連帯委員会  ロサンゼルス統一教組=UTLAのセシリー・マイアトクルスさんが、私たちの11月集会に参加しました。2009年に続いて2回目ですが、日米双方の闘いが大きく前進し、前回とは一変した訪日になりました。セシリーさんがUTLAの首席副委員長として執行部に入ったばかりで超多忙であるにもかかわらず、滞在はなんと15日間という長い期間になりました。大阪、滋賀、奈良、三浦半島と精力的に訪問し、組織化について徹底し
月刊『労働運動』34頁(0298号03/13)(2015/01/01)

チームとして組織化に勝利するUTLAの若き新リーダー 動労千葉国際連帯委員会

 私はベルリンのIT労働者で、組合でも積極的に闘っている左翼活動家です。私はベルリン都市鉄道民営化反対行動委員会の鉄道労働者たちとの関係は深いです。行動委員会は、ドイツ機関士労組(GDL)と鉄道・交通産業労組(EVG)という二つの組合の活動家から成っています。私は、行動委員会を代表して発言したいと思います。 ドイツ機関士労組は現在ストライキを闘っています。ドイツ鉄道が相手で、形の上では民営化されているものの、まだ国家の手にあるという状態です。ストライキは資本に対する労働者の
月刊『労働運動』34頁(0298号03/14)(2015/01/01)

ドイツ機関士労組はダラ幹と対決し、ストライキに決起
ラーベン・ブロンシュタイン(ドイツ・ベルリン都市鉄道民営化反対行動委員会)

労働組合運動の基礎知識 第3回試用期間満了後の解雇問題について 小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)★試用期間とは 試用期間とは、採用後における、従業員の適格性判断のための調査期間とされています。法律用語で言うと試用期間中の労働契約は、「留保解約権」=「使用者の解約権が留保されている労働契約」と解されています。 採用決定の時には資質、性格、能力その他の適格性の有無に関する事項について、必要な調査を行い適切な判定資料を十分に集めることができないため、後日における調査や観
月刊『労働運動』34頁(0298号04/01)(2015/01/01)


労働組合運動の基礎知識 第3回 試用期間満了後の解雇問題について

(写真 12月13日衆院選最終日、荻窪駅北口に1000人が結集) 衆院選挙の最大の焦点は労働運動をめぐる攻防―労組選対の闘い―小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)  安倍政権は2014年12月16日に「政労使会議」を開き、春の賃上げと長時間労働の是正などで政労使が一体となって協力していくことを確認する合意文書を取り交わした。また「雇用の7割を占めるサービス業で、労使が協力して非正規労働者の処遇改善や正規化などを進めて」いくとしている。衆院選直後にすぐにこういう合意書
月刊『労働運動』34頁(0298号05/01)(2015/01/01)


衆院選挙の最大の焦点は労働運動をめぐる攻防―労組選対の闘い

■除染労働者の賃金未払い争議に勝利!  いわき合同ユニオンは元除染労働者の組合員の賃金未払い争議において、会社側の謝罪と解決金支払いを認めさせ、勝利的和解を勝ち取りました。原発・除染労働者の賃金・手当ピンハネの構造を執念深く解明し、当該組合員と一体となって団交で会社の不備と矛盾を追及し、ついに勝ち取った重大な勝利です。争議の中で組合員一人ひとりが討論と方針形成に主体的に参加する中で、団交をはじめとする闘争戦術に習熟し、何より組合の団結を一層強固なものとして、闘いの主導権を握
月刊『労働運動』34頁(0298号06/01)(2015/01/01)
■闘う合同一般労組

争議勝利から解雇撤回闘争へ! いわき合同ユニオンは進撃する!

 みやぎ労組交流センター女性部は1か月に1回位平日の夜に学習会を開いています。 職場の多忙化や家庭、健康などの様々な事情があり、なかなか全員が揃うことは難しい実態です。集まるととりあえず夕食をとりながら職場の話や家庭の話に花が咲きます。長い付き合いなので、気兼ねなくおしゃべりができます。女性労働者は様々なストレスを抱えて労働しているのでこのような場も大事にしています。様々な職業なので情報交換もなかなか興味深いものがあります。様々な集会に参加した人の報告も行います。集会の感想や
月刊『労働運動』34頁(0298号07/01)(2015/01/01)

■ひめじょおん―女性部から
全国に元気をもらっています 小原 真喜子(みやぎ交流センター)

■戦後労働運動史の中から 第19回1954年日鋼室蘭争議(2) この中央委員会の情況は、人間の遺志形成を理性を内にもつ「個」の自由な判断に見る立場からは異様に見えたでしょう。状況を冷静に見る声が激情に駆られた群集の威迫によって、勝算もないのに否定されたのだと。しかし妥結方針は組合員の討議を経ない頭ごしのものだった。その拒否は争議の過程で集団的に形成された闘争意志の表現でした。「はじめから自分たちを信頼しない妥協は納得できない」と。 激情を強固な団結に形成する条件もあった。中委
月刊『労働運動』34頁(0298号08/01)(2015/01/01)


■戦後労働運動史の中から 第19回 1954年日鋼室蘭争議(2)

■地平線11・29星野全国集会の成功から、2015年9・6徳島刑務所包囲デモに立とう!自治体労働者 大畠 信子 「日帝の究極の治安弾圧としてある星野無期40年投獄を打ち砕き、70歳までの解放を勝ち取る闘いの飛躍を」 11月29日に開催された星野集会への獄中からのメッセージに、2015年新年の決意として、全力で応えたいと思います。   「人間が人間らしく生きていける社会を作りたい」「戦争反対、原発廃炉に」という思いは、私達共通の願いです。9月6日徳島刑務所包囲デモに向かって、百
月刊『労働運動』34頁(0298号09/01)(2015/01/01)


■地平線 2015年9・6徳島刑務所包囲デモに立とう! 自治体労働者 大畠 信子

 国鉄分割民営化で7628人の国鉄労働者にJRへの不採用通知が出された1987年2月16日から28年を迎えます。国鉄1047名解雇撤回闘争は、2010年の4・9政治和解をこえて闘いを継続し、動労千葉鉄建公団訴訟においてついに不当労働行為を明確に認めさせました(1審、2審の判決)。改めて全国の人びとにご支援と「解雇撤回・JR復帰」の最高裁判決を求める10万署名運動を訴えます。  日本の労働者にとって一番の問題は労働運動の再生です。安倍政権の戦争と民営化の政治と対決する労働運動の
月刊『労働運動』34頁(0298号10/01)(2015/01/01)


国鉄分割・民営化で不当解雇から28年 2・15 労働者集会へ

最高裁に国鉄署名を計8万2028筆提出 12・2東京解雇撤回・JR復帰判決を求める最高裁あて署名の第6次提出行動が12月2日に行われた。動労千葉争議団の高石正博さん、中村仁さん、田中康宏委員長、葉山岳夫顧問弁護団長、山本弘行支援する会事務局長らが「解雇撤回判決を出せ」と最高裁に迫った。この日の提出分は7263筆で累計は8万2028筆。 国労組合員資格訴訟の控訴審始まる 12・2東京国労組合員資格確認訴訟の控訴審第1回口頭弁論が12月2日、東京高裁第21民事部(齋藤隆裁判長)
月刊『労働運動』34頁(0298号11/01)(2015/01/01)

Photo Document 2015/01