2017年1月アーカイブ

2017年1月 1日発行 第0322号

月刊労働運動 2017年1月号 目次 (写真 12月10日原ノ町運輸区前で、「JR常磐線全線開通絶対反対、被曝と帰還の強制許すな」と動労水戸を先頭に闘った!) ◎甦る労働組合 民主労総に続く日本におけるゼネストに向けて国鉄・都労連決戦を闘おう!2017年決戦へのアピール 動労千葉・水戸を基軸にした動労総連合全国建設推進を水路にゼネスト実現に進撃しよう! 辻川 慎一(全国労組交流センター代表・動労水戸副委員長)〔特集〕第2の国鉄分割・民営化粉砕! 動労総連合大会報告 12・10
月刊『労働運動』34頁(0322号00/01)(2017/01/01)


月刊労働運動 2017年1月号 目次

星野 勝紀 (全国労組交流センター常任運営委員、全逓労働者部会)  11月国際共同行動は歴史的な大成功を勝ち取った。韓国のパククネ打倒の100万を超える民衆総決起は、鉄道労組の闘いを先頭に民主労総のゼネストが切り開いた革命情勢である。そして、03年以来の日・韓・米の国際連帯の闘いが切り開いたプロレタリア世界革命を準備する新たなインターナショナルの始まりである。 韓国・鉄道労組のストライキを先頭に民主労総の闘いがつくりだしてきた民営化絶対反対の闘いが、民衆の根底的怒りと結びつ
月刊『労働運動』34頁(0322号01/01)(2017/01/01)

甦る労働組合
民主労総に続く日本におけるゼネストに向けて国鉄・都労連決戦を闘おう!

辻川 慎一(全国労組交流センター代表・動労水戸副委員長)  私たちは、かつてない歴史的転換の時代を迎えている。そしてこの時代を、国鉄闘争を基軸とした階級的労働運動の推進と労働者階級の党建設によって主体的に引き寄せている。時代と情勢は、自らの存在と主体的闘いによって真につかみ取ることができる。 米帝トランプは、アメリカの1%の富裕層の代表と超タカ派の軍人によるむき出しの独裁政権としてその陣容を固めている。米帝に「生産力を回復する」ことなどできない。圧倒的優位にあった軍事力も、
月刊『労働運動』34頁(0322号02/01)(2017/01/01)


2017年決戦へのアピール
動労千葉・水戸を基軸にした動労総連合全国建設推進を水路にゼネスト実現に進撃しよう!

 動労総連合は、12月11日~12日、千葉市・DC会館において第31回定期全国大会を開催した。結成30年を迎える中、九州、北陸、東京で新たに結成された単組の仲間を迎えて開催された。そして、激変するJR情勢と文字通りの第2の分割・民営化攻撃と対決し、本格的組織拡大の実現へ全力で闘う方針を確立した。(以下、討議の抜粋、敬称略 文責・編集部) ★石井真一副委員長の冒頭挨拶青年中心の動労総連合へ 去年の大会に比べてもすごい熱気で重大な大会になろうとしている予感がします。動労総連合も
月刊『労働運動』34頁(0322号03/01)(2017/01/01)


動労総連合第31回定期大会報告
第2の分割・民営化粉砕! 結成30年 動労総連合の新たな発展を!

(写真 12・10常磐線開通阻止いわき駅前行動) 石井 真一(動労水戸委員長)  12月10日、JR東日本は、常磐線・相馬駅~浜吉田間を開通させ、小高駅から仙台駅まで開通させました。この攻撃は、安倍首相が言う「2020年東京オリンピックまでに全線開通させる」ことで、常磐線を福島第一原発のすぐ脇まで通過させ、福島県民と労働者に全面的な被曝を強制する大攻撃です。 動労水戸は12月9日前夜に仙台に乗り込み、朝8時からの仙台支社前抗議行動に備えました。仙台に向かう途中、常磐線が現在
月刊『労働運動』34頁(0322号04/01)(2017/01/01)


12・10常磐線全線開通に断固反対する抗議行動
仙台~原ノ町~いわきで抗議行動

(写真 12・10仙台支社前抗議行動) 橋本 光一(動労福島委員長) ※JR仙台支社前抗議行動  12月10日午前8時、気温6度、仙台駅から南に700メートルのJR仙台支社前には、夜明け前に出発し駆けつけた仲間、前日から泊まり込みの仲間をはじめ、50人が結集しました。土曜日の朝にもかかわらず多くの人通りがあり、その中に林立する真っ赤な組合旗とノボリはひときわ目立っています。正面扉は閉ざされているものの、支社内のJR労働者や市民に対しての訴えが始まりました。 解雇撤回・JR復
月刊『労働運動』34頁(0322号04/02)(2017/01/01)


12・10常磐線全線開通に断固反対する抗議行動
被曝労働強制、帰還強制反対を仙台で闘った!

(写真 12・10JR東日本本社前抗議行動) 動労東京 動労東京は、動労水戸、動労福島の闘いに連帯し、JR東日本本社(新宿)への抗議行動と街頭宣伝活動を呼びかけて闘いました。 私たちは2016年6月に動労東京を結成し、組合の重要な路線に「国鉄1047名解雇撤回」と並んで「被曝労働拒否」を据えて闘ってきました。そこには、2011年3・11以降、福島の怒りと向き合い闘ってきた動労水戸のストライキがあります。12・10闘争は、鉄道労働者の誇りと労働組合の責任において、すべての運転
月刊『労働運動』34頁(0322号04/03)(2017/01/01)


12・10常磐線全線開通に断固反対する抗議行動
JR東日本本社(新宿)抗議行動に決起!

(写真 12・10常磐線開通阻止の仙台集会) 動労総連合・宮城  昨年12月7日、動労福島・宮城県支部を結成しました(略称は動労総連合・宮城)。 12月10日の常磐線開通阻止の集会で結成宣言を発し、全員が登壇し、あいさつを行わせていただきました。この集会には、全国から動労総連合の仲間が集まってくださり、動労総連合の団結を感じ、胸が熱くなりました。今月、会社に組合結成を通告し、要求書を提出し、闘いを始めて行く予定です。 ※支部を結成した3つの理由  支部を結成した理由は大きく
月刊『労働運動』34頁(0322号04/04)(2017/01/01)


12・10常磐線全線開通に断固反対する抗議行動
動労福島・宮城県支部を結成しました!

 昨年11月5~12日に開催された「 11月東京ーソウル国際共同行動 」の一環で行われた11月7日理念交流会について、前号の講演に続く討論を掲載します。 【討論】 ○関道利(司会) 千葉商科大学の先生で国鉄闘争全国運動呼びかけ人である金元重(キムウォンジュン)先生が通訳に加わってくれます。 韓国、日本から提起があったので質問、意見等お願いします。○チェホンギ(民主労総) 私も派遣労働者で日本の派遣法に関心があります。日本の派遣労働者は使用者から相当な中間搾取を受けていると聞
月刊『労働運動』34頁(0322号05/01)(2017/01/01)


民主労総の闘いに応え、国鉄闘争を軸に、日本における労働運動の現状を変革しよう!
※11・7理念交流会の討論

 韓国で進行している激動情勢をどうとらえるか。日本では、パククネのスキャンダルに民衆が怒って起ちあがった「民主主義を求める動き」と報道されている。だが本質はもっと深い。韓国情勢が決定的なのは、新自由主義の末期の攻撃に対し、民主労総という労働組合が軸となり社会変革の闘争が行われ、それが全民衆の心をとらえ、ついにひとつの革命的情勢にまで発展したということだ。100年前のロシア革命と同じ質の革命的な情勢が生まれているのだ。 パククネ政権の労働改悪攻撃  パククネは、「財閥を規制する
月刊『労働運動』34頁(0322号06/01)(2017/01/01)


時代を解く 第19回
パククネ打倒 階級的労働運動が切り開いた情勢

 労働相談の中で、よくあるのが「罰金」や損害賠償の事についてである。 例1として、電気設備の小さな会社で、運転中に起こした車の事故の修理代を請求された件である。事故を起こした時は、「損害賠償金を支払え」などと言われたことがなかったのに、後日会社を辞めると言った時に、「あの時の事故の修理代に10万かかっているので支払え」というものだった。 例2は、同じく観光バスの運転手が、バスを柱にぶつけてしまったケースで、その時は何も言われなかったが、やはり会社を辞めると言った時に、その修理
月刊『労働運動』34頁(0322号07/01)(2017/01/01)

労働組合運動の基礎知識 第27回
「罰金」や損害賠償について

(写真 7・29真保書記長のストライキ) 「人事考課制度の評価2段階引き下げ規定は違法」の労働委員会命令を勝ち取った ◆人事考課制度の「評価2段階引き下げ」規定は違法!  去る11月29日に広島県労働委員会から、広島連帯ユニオン草津病院支部書記長・真保修一さんの定年再雇用拒否事件の命令が交付されました。人事考課(評価)制度による職場の分断と組合破壊の攻撃を打ち破る勝利をかちとりました。 ◆人事考課制度は組合つぶし!  今回の広島県労働委員会命令では、人事考課表の提出拒否(人
月刊『労働運動』34頁(0322号08/01)(2017/01/01)


闘う合同一般労組
- 広島連帯ユニオン草津病院支部-

中西 美代子(神奈川労組交流センター女性部) ★「津久井やまゆり事件」はなぜ起こったか  「7・26津久井やまゆり事件」はマスコミなどでは相模原事件とも呼ばれています。 障がい者19人が殺され27人が重軽傷を負った。この戦慄する事件はなぜ起こったか。1964年県立直営の重度障がい者施設として建設され、①地元住民を雇用し、地元商店の利用(食材、日用品)等を確認し、園の行事への参加や地域住民の見守りなどもあり、開放的な施設として交流もありました。②そこには「県職労」という労働組合
月刊『労働運動』34頁(0322号09/01)(2017/01/01)

ひめじょおん――女性部から
津久井やまゆり事件はなぜ起こったか
私たちは障がい者と共に立ち上がった

(写真 12月14日、就業規則効力停止仮処分審理が行なわれたテジョン地方法院に集まった鉄道労組組合員) -ソウル地方本部長の談話文-  9月27日から74日間の史上最長の鉄道労組のストライキは、12月9日に中断された。しかし成果年俸制導入阻止の争議行為は現場闘争という形で継続する。以下はストライキ終結に際しての鉄道労組ソウル地方本部争議対策委員長の談話文。 ソウル地方本部長談話文  ソウル地方本部8千組合員のみなさん。 今日、74日間のストライキ闘争を終えました。誰もが予想
月刊『労働運動』34頁(0322号10/01)(2017/01/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№18
74日間の鉄道ストライキ中断

狩野満男(星野さん をとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表)  11月27日「今こそ星野さん奪還!全国集会」が450名参加のもと神楽坂箪笥ホールで開催されました。 集会はまさに「大会」の様相を呈し、星野絵画展を基軸に全国に燃え広がる闘いが結集する場となりました。世界の情勢が激変し、戦争か革命かの選択が眼前に迫る中、2017年星野闘争が、戦争絶対反対、革命派として勇躍躍り出る絶好の情勢を迎えての集会でした。「星野新聞」の発刊、4回目となる徳島刑務所包囲闘争、そして全証拠開示1
月刊『労働運動』34頁(0322号11/01)(2017/01/01)

地平線
2017年、絶対に星野さんを奪還しよう! ★11・27星野奪還!全国集会の報告

12・16動労総連合第17回強制出向無効確認訴訟  動労総連合強制出向無効確認訴訟の第2回証人尋問が12月16日、東京地裁民事第11部(佐々木宗啓裁判長)で行われた。動労総連合と支援は、JRを圧倒する決意を込めて傍聴券交付への大動員を実現した。他方、JR側も必死でこれに対抗し動員してきた。JRは、この裁判にとことん追い詰められている。●事故原因つぶさに示しJRを圧倒 法廷では動労水戸の石井真一委員長と勝田支部の藤枝誠司組合員、動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長が証言に立ち、JR
月刊『労働運動』34頁(0322号12/01)(2017/01/01)


12・16動労総連合第17回強制出向無効確認訴訟、編集後記

韓国民衆ゼネスト連帯行動 11・30東京「韓国革命に続こう!」「日本でもゼネストを実現しよう!」。韓国・民主労総が「パククネ即時退陣」を掲げて歴史的な政治ゼネストに突入した11月30日、東京・渋谷で、全国労組交流センターと全学連、動労千葉国際連帯委員会が呼びかける国際連帯デモを200人が行った。全国各地でもデモなどの行動が取り組まれた。 三里塚で緊急現地闘争 12・4千葉12月4日、三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける三里塚緊急現地闘争が、全国から労働者、農民、学生、市民
月刊『労働運動』34頁(0322号13/01)(2017/01/01)


PhotoDocument 2016年11~12月