2017年4月アーカイブ

2017年4月 1日発行 第0325号

(写真 3・11反原発福島行動で、原発を許すな!帰還強制反対を掲げ、「原発反対」「安倍を倒せ」とコールをあげる参加者)◎甦る労働組合 労働組合の旗が立った時、地域丸ごと決起をつくりだす展望が切り開ける!〔特集〕動労総連合のダイ改阻止・春闘ストライキ、JR東日本抗議行動/3・11反原発福島行動に1100人が結集!3月ダイ改阻止の闘いを引き継ぎ、春闘第2ラウンドの闘いへ 動労総連合は動労千葉を先頭にストライキに突入! JR東日本本社抗議行動に決起! 動労水戸 運転士とMTS出向
月刊『労働運動』34頁(0325号00/01)(2017/04/01)


月刊労働運動 2017年 4月号 目次

深町 加代子(全国労組交流センター常任運営委員、自治体労働者部会)  関西労組交流センターは昨年度、様々な闘いの地平を切り開くことができました。郵政の中に新たな結集軸を立てる「スキル地労委」。奈良市従の下水道民営化絶対反対で、現場の非正規労働者と団結し、体制内執行部と奈良市当局を串刺しする闘いとなった「奈良下水道裁判」。高槻の医療福祉労組の初めてのストライキ。解放同盟本部から結集し、いま「下山鑑定」をもって新たな狭山の闘いと組織拡大する地平を切り開いた「高槻植木団地闘争」。
月刊『労働運動』34頁(0325号01/01)(2017/04/01)

甦る労働組合
労働組合の旗が立った時、地域丸ごと決起をつくりだす展望が切り開ける!

組合員が総決起 動労千葉は、第2の分割・民営化攻撃粉砕、3月ダイ改阻止、内房線・久留里線の切り捨て反対を掲げ、3月4日から5日にかけて全本線運転士がストライキに起ち上がった。 3月3日のスト貫徹総決起集会、4日の館山行動、5日のJR東日本本社抗議闘争にのべ200名を超す組合員が決起し、闘いをやりぬいた。 われわれは2月4日の館山地域集会を地域住民と一体となって成功させ、JR―安倍政権の地方切り捨て攻撃と真正面から闘いぬく陣形を作りあげることをもって、第2の分割・民営化攻撃粉砕
月刊『労働運動』34頁(0325号02/01)(2017/04/01)


特集 動労総連合のダイヤ改定阻止3月スト決起
3月ダイ改阻止の闘いを引き継ぎ、春闘第2ラウンドの闘いへ
動労総連合は動労千葉を先頭にストライキに突入! JR東日本本社抗議行動に決起!

(写真 JR水戸駅前でスト突入の街頭宣伝)  動労総連合の統一ストライキ闘争として、動労水戸は運転士と水戸鉄道サービス(MTS)出向者がストライキに突入し、3月4日正午からJR水戸駅前で街頭宣伝を行いました。   市内にある偕楽園で「うめまつり」が開催されていることもあり、人通りは普段の休日よりはるかに多いという実感でした。街頭ではストライキを周知するビラと「3・11反原発福島行動17」のビラをセットにして配布し、同時に国鉄1047名解雇撤回署名と「被曝と帰還の強制反対署名
月刊『労働運動』34頁(0325号02/02)(2017/04/01)


特集 動労総連合のダイヤ改定阻止3月スト決起
※動労水戸
運転士とMTS出向者がストライキに決起

 「私は、今日1日、ストライキを貫徹します。貨物の仲間のみなさん。今のようなJR貨物の状況をつくったのは国鉄分割・民営化です。JR7社体制が間違っていたのです。資本主義社会そのものを変えましょう。他労組は会社の意のままになっていますが、ストライキで闘う以外にありません。動労総連合に結集して闘いましょう」  3月15日午前8時、動労総連合・新潟の杉野彰書記長のスト突入アピールが東新潟機関区、新潟貨物ターミナル、新潟新幹線車両センターの一帯に響き渡りました。三職場を見下ろす跨線
月刊『労働運動』34頁(0325号02/03)(2017/04/01)


特集 動労総連合のダイヤ改定阻止3月スト決起
※動労総連合・新潟
JR貨物の春闘ストライキで地域の闘いをけん引

 郡山総合車両センターでは、基幹業務である車体検修ラインの外注化が、既に8割以上にまで拡大されています。その下で起きていることは、出場検査で指摘される「手直し」の77%が外注会社の担当であるという事態です。根本的原因は、外注会社が担当している業務量が圧倒的に多いにもかかわらず、要員数はJRより少なく、かつ低賃金であるということにあります。 動労福島は、JR全面外注化阻止!常磐線小高-浪江間開通阻止!大幅賃上げを掲げ、3月3日ストライキを打ち抜きました。郡山総合車両センター正門
月刊『労働運動』34頁(0325号02/04)(2017/04/01)


特集 動労総連合のダイヤ改定阻止3月スト決起
※動労福島
郡山車両センターで春闘ストライキを打ち抜く

(写真 岡崎副委員長が五日市駅前でストライキ宣言) 3月2日、全組合員の総決起で、山陽本線五日市駅を拠点に、3・4ダイヤ改定阻止、「第2の分割・民営化」粉砕の第2波ストライキを打ち抜いた。五日市駅は、大江照巳委員長と岡崎昭夫副委員長が働く動労西日本の拠点職場だ。JR西日本は、2016年8月、広島印刷事業所廃止阻止の6波のストライキの先頭に立った岡崎副委員長を、五日市駅へ不当配転した。だが、この報復人事こそ、JR資本の敗北宣言であり、動労西日本の正義と組織拡大の圧倒的展望を示し
月刊『労働運動』34頁(0325号02/05)(2017/04/01)


特集 動労総連合のダイヤ改定阻止3月スト決起
※動労西日本・広島
五日市駅で春闘第2波ストライキを打ち抜く

(写真 ストライキ宣言する東元組合員)  大阪事業所の仲間の皆さん。支援の仲間の皆さん。本日(2017年2月28日)のストライキに決起した決意と、到底おさまることのできない怒りを表明します。(1)本日のストライキは、JR西日本が私に行なってきた30年間に及ぶ悪逆非道な不当配属への怒りを今こそ解き放ち、原地・原職である「森ノ宮電車区」へ直ちにもどるために決起しました。 昨年10月の個人面談の場で、現場長から「東社員は、近い将来、『あいウイル』か『メンテック』に行ってもらいます
月刊『労働運動』34頁(0325号02/06)(2017/04/01)


特集 動労総連合のダイヤ改定阻止3月スト決起
※動労西日本・関西
近畿支部の東元組合員のストライキ宣言!

 3月10日、憲法裁判所がパククネ大統領罷免を裁判官全員一致で決定した。弾劾審判開始から92日目だ。 大統領弾劾が成立したのは韓国憲政史上初めてだ。憲法裁判所の宣告後、憲法裁判所前に集まった労働者市民たちは立ち上がって互いに抱きあい「ロウソクの勝利」だと歓呼の声をあげた。一方、弾棄国(大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部)集会の参加者たちは「大韓民国が死んだ」と国民抵抗運動をしなければならないと怒った。 民主労総は即刻「ロウソク革命勝利宣言文」を発表して弾劾を歓迎した。
月刊『労働運動』34頁(0325号03/01)(2017/04/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№21
パククネ罷免決定の勝利 ロウソク革命完成の始まり

長岡達也(京都府職員労働組合舞鶴支部 支部長)  原発反対の集会でよく「福島を忘れない」という言葉が使われています。福島を「過去のこと」ととらえるような言い方で、少し違和感があります。 原発事故の収束作業は、実際のところまだ何も始まっていないに等しく、汚染水をはじめとした放射能汚染は広がり続けています。健康被害は恐らくこれからじわじわと増え続け、帰りたくても帰れない現実は決して終わりません。政府が、復興キャンペーンと帰還強制、避難者切り捨てを進める中で、福島の怒りは6年を経
月刊『労働運動』34頁(0325号04/01)(2017/04/01)


絶対反対で展望を語る! 労働組合の決起こそ住民と結合する!
―高浜原発再稼働絶対反対2・26舞鶴大行動をたたかって―

 3・11から6年目の福島で、「奪われてたまるか! 避難・いのち・子どもの未来」をスローガンにして3・11反原発福島行動'17を開催し、1100人の参加で大成功しました。  今回の3・11は激しい時代の転換点の中での開催でした。「帰還困難区域」を除くすべての避難指示解除、自主避難者への住宅補助打ち切り、185人の子どもに甲状腺がんないし疑いの診断が出されているのに甲状腺エコー検査縮小にむけた動きと一体で、「新共謀罪」先取りの楢葉町ツアー「白タク」弾圧、3・12被曝・医療シン
月刊『労働運動』34頁(0325号05/01)(2017/04/01)


3・11反原発福島行動'17
労働組合を軸に1100人が結集し、帰還強制との闘いの展望開く

(写真 スキル評価制度との闘いについて活発な論議) 村山 晃(関西労組交流センター全逓労働者部会・スキル府労委申立人)  私達が進めているスキル府労委闘争の中で、「スキル評価5年で解雇」の実態が明らかになっています。JP労組中央が会社と一体で「首切り自由」の労使協定を結び、組合の団結を売り渡したとはっきりしました。職場は、携帯端末での労務管理と労働強化に怒りが押さえられません。3月末に向けて交通事故や誤配でのスキルダウン・退職強要・雇い止め解雇が強行されています。すべては要
月刊『労働運動』34頁(0325号06/01)(2017/04/01)


スキル評価制度をぶっ飛ばそう! 大阪府労働委員会闘争に勝利しよう!
3・19郵政労働者決起集会に40人超が結集

★大木勇次さんのインタビュー(東京交通労組6号乗務支部執行委員) 都営交通の民営化阻止へ、ストライキのできる労働組合をつくっていく! オリンピックと労働法制改悪と一体で、民営化攻撃は始まる ○大木さんの今の問題意識を語ってください。●大阪市のバスと地下鉄の民営化方針案が市議会で可決しました。都営交通にも国鉄分割・民営化型の攻撃が来ると思います。実際にはまだ民営化提案が出されていない中で、今から闘いをどう作っていくのかという問題意識があります。 3月14日に東京交通労組の定期
月刊『労働運動』34頁(0325号07/01)(2017/04/01)


闘東京都丸ごと民営化を許すな! 労働組合の闘いで小池打倒へ! 第3回
東京交通労働組合の労働者の闘い

労働者への攻撃を団結権の問題として反撃を組織する 労働組合の旗が1本あれば地域の労働者が結集してくる 木下 浩平(全国金属機械労働組合港合同昌一金属支部書記長)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。【3月18日の講演から抜粋】 港合同で執行委員をしている木下です。今日は港合同の闘いの教訓と、大阪の現状などを話したいと思います。 昌一金属支部も17春闘の真最中です。16日に回答があったばかりで休み明けに2回目の交渉を設定しています。腹の立つほど回
月刊『労働運動』34頁(0325号08/01)(2017/04/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第7回
★港合同の闘いの教訓

 裁判で「解雇無効」などとされた労働者に対し、企業が一定の金額を支払うことで解雇できるようにする「解雇の金銭解決制度」について、厚生労働省は3月3日、四つの案を有識者検討会に示した。これは「第13回 透明かつ公正な労働紛争解決システム等の在り方に関する検討会」(3月3日開催)で提出された「資料NO・1 検討事項の補足資料」のことを指す。 この資料には「第12回検討会における各委員の御意見を踏まえ、議論の素材として作成したもの(制度の導入を前提としたものではない)」という但し書
月刊『労働運動』34頁(0325号09/01)(2017/04/01)


労働組合運動の基礎知識 第30回
 解雇の金銭解決制度を許すな!

 1月28日、東京北部ユニオンは第12回(臨時)大会を開催し、早川恵子新委員長をはじめとする新たな執行委員会体制と2017年を闘う方針を確立しました。  時あたかも、韓国でのパククネ打倒への革命情勢の進行とトランプの大統領就任、更には朝鮮半島など世界的な戦争情勢として2017年の幕があけ、闘うユニオンとしてどう闘うかがあらためて問われていました。臨時大会では、2015年の「オープンスペース街」弾圧以来の過程を、新自由主義による障害者解放運動と労働運動の分断攻撃との攻防として
月刊『労働運動』34頁(0325号10/01)(2017/04/01)


闘う合同一般労組
臨時大会でユニオン新体制を確立
職場と地域で闘う労働運動をつくりだす
一般合同労働組合東京北部ユニオン

岸上 真寿美(自治体労働者)  2017年3・8国際婦人デーは、朝鮮戦争・核戦争の切迫、少女像の設置を通して「日韓合意」に激しく反対している韓国や世界の女性たちの決起と連帯して闘われました。、韓国では、100万集会で3・8国際婦人デーを記念して民主労総の女性労働者と女性団体が並んで集会を牽引しているという報告がありました。また当日、動労総連合のJR本社に対する抗議闘争と一体で闘い取られました。 実行委員会の討論で作られた集会内容  毎年、婦人民主クラブ全国協・関東ブロックと
月刊『労働運動』34頁(0325号11/01)(2017/04/01)


3・8国際婦人デー闘争を取り組む
職場闘争を軸に据えて

東 理恵(関西労組交流センター女性部)  ロシア革命から100年、韓国でもアメリカでも世界中どこでも、労働者階級の決起が始まっています。その先頭に女性が立っている! 「保育園落ちた。日本死ね!」の声はますます大きくなっています。ロシア革命を切り開いた第一次世界大戦下の女性労働者の闘いが「パンを寄こせ! 戦争やめろ!」から「専制を倒せ!」に転換していったと言います。現在の韓国と同じではないか。そして、日本の闘いも必ず爆発する。爆発させる。その時代が来ました。 2017年、20
月刊『労働運動』34頁(0325号12/01)(2017/04/01)

ひめじょおん――女性部から
3、4月決戦の火ぶたを切った舞鶴闘争

 高橋道子(神奈川労組交流センター・医療福祉部会)  2月15日、私は逮捕され10日間も勾留されました。容疑は「詐欺」-「職業不詳の高橋道子は、福祉従事者を装い、市民会場使用の手続き(「詐欺」)をして、動労千葉を支援する会などの国鉄闘争の会合を行った」。概要はこういうものです。私は1990年から住み込みのホームヘルパーとして介護労働に従事し、1995年福祉の家「西荻館」を開設、一貫して福祉労働の現場で働いてきました。その実績は多くの新聞報道などを通して、地域の人たちにとって
月刊『労働運動』34頁(0325号13/01)(2017/04/01)


労組交流センターと共同作業所分会の団結で奪還!

動労東京支援共闘会議結成集会 3・17東京3月17日、東京都内で動労東京支援共闘会議の結成集会が開かれた。動労東京は昨年6月に結成され、12月には交通機械サービス八潮支部の結成をかちとった。この勝利の上に支援共闘会議が立ち上げられた。集会では動労東京の吉野元久委員長が「JRは第2の分割・民営化を開始、小池都知事も民営化を狙っている。東京こそ民営化と対決する決戦場」と支援共闘会議結成の意義を訴えた。 さようなら原発全国大集会 3・20東京3月20日、東京・代々木公園で「さよう
月刊『労働運動』34頁(0325号14/01)(2017/04/01)


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