2016年9月アーカイブ

2016年9月 1日発行 第0318号

(写真 今こそストライキと国際連帯で改憲阻止の大運動を!8・14集会に650人が結集!【東京・虎ノ門のニッショーホール】) 月刊労働運動 2016年 9月号 目次 ◎甦る労働組合 職場闘争を軸に拠点を建設し、11月労働者集会の大結集へ!〔特集〕11・6全国労働者総決起集会に労働組合を甦らせ総決起を!  ストライキと国際連帯で戦争をとめよう! 8月闘争報告「労働組合を甦らせる」の原点へ  ―11月集会の成功にむけたアピール ― 田中 康宏(国鉄千葉動力車労働組合委員長)  2
月刊『労働運動』34頁(0318号00/01)(2016/09/01)


月刊労働運動 2016年 9月号 目次

吉本 伸幸(全国労組交流センター常任運営委員、鈴コン分会書記長)  安倍政権は大恐慌と長期大不況の直撃を受け、資本主義の終わりという状況に追い詰められ、絶望的に凶暴化しています。 改造内閣の防衛大臣に、日本会議の稲田朋美を据え、日本会議幹部で極右の小池百合子都知事と組んで戦争・改憲へと突進し、労働法制大改悪を企て、労働者に非正規職化と貧困の攻撃をかけてきています。そして、残業代ゼロ法による8時間労働制の解体、金銭解雇による解雇自由化の狙いは労働運動・労働組合の解体にあります
月刊『労働運動』34頁(0318号01/01)(2016/09/01)

甦る労働組合
職場闘争を軸に拠点を建設し、11月労働者集会の大結集へ!

田中 康宏(国鉄千葉動力車労働組合委員長)  11月労働者集会(動労千葉、関西地区生コン支部、港合同、国鉄闘争全国運動のよびかけ)にむけた第1回実行委員会が、7月30日に都内で開催されました。 韓国・民主労総ソウル地域本部から「11・6東京集会と11・12ソウル集会を一体で全世界に呼びかけたい」と提案されていることが報告されました。動労千葉の田中康宏委員長の提起を紹介します。 ●国鉄闘争と国際連帯で勝負!  今年の11月集会は、絶対にこれまでの延長線上ではないひと皮むけた前
月刊『労働運動』34頁(0318号02/01)(2016/09/01)


「労働組合を甦らせる」の原点へ
― 11月集会の成功にむけたアピール ―

広島県労働組合交流センター事務局 被爆71周年の8・6闘争が、今年一番の酷暑という広島市で、全国から結集した労組交流センターの仲間とともに熱く激しく闘われた。8・6闘争は、原子爆弾という無差別殺戮兵器を生み出し二度も使用した帝国主義と、被爆者・二世・三世を先頭にした労働者階級人民との激しい攻防として一年一年を積み重ねて来た。今年も5月のオバマ米大統領の「歴史的訪問」攻撃との激突を踏まえ、朝鮮・アジア核侵略戦争へと突入しようとする米日帝国主義との、国際的にも極めて重要な闘いと
月刊『労働運動』34頁(0318号03/01)(2016/09/01)


★8・6ヒロシマ反戦反核大行動
労働者の国際連帯とゼネストで戦争と核をなくせ!

橋里 耕悟(長崎労組交流センター・準備会) 北朝鮮侵略戦争の切迫、安倍政権の改憲攻撃、その一貫としてのオバマ広島訪問という大情勢の激動の中で、今年の8・8~8・9長崎闘争はそれらの歴史的な大攻撃と真っ向から対決する行動として撃ちぬかれました。 とりわけ重要なのは、8月8日に行われた天皇のビデオメッセージです 。このビデオメッセージによって、8月9日の朝刊は、長崎の地元紙も含めて「天皇ビデオメッセージ」となり、例年の「今日、長崎は被爆71周年 各地で平和への祈り」というような
月刊『労働運動』34頁(0318号03/02)(2016/09/01)


★8・9ナガサキ反戦反核闘争
川内原発とめろ! 改憲と核武装の安倍政権打倒へ!

― 今こそストライキと国際連帯で改憲阻止の大運動を!8・14集会に参加して大木勇次(東京交通労働組合) 今年の8・14集会は、7月参議院選挙を闘った地平から、7月26日の相模原殺傷事件、そして天皇メッセージをどう捉え、どう闘うのかが問われる中で、その答えを明らかにし、国際連帯の展望を指し示す集会だったと思います。 労働者の団結で新しい社会を!  鈴木達夫弁護士は講演で、「私たちは今、世界史の転換点に立っている。人民の団結の力で人類史の新しい扉を開く時がきた。その決意を共通に
月刊『労働運動』34頁(0318号04/01)(2016/09/01)


8・14集会に参加して 韓国も日本も鉄道労働者の課題は同じだ

(写真 習志野警察署に対する抗議闘争) 菊池 晴知(ユニオン習志野委員長)教育、自治体、郵政、医療など各産別の闘い、及び「労働者階級と諸戦線の闘い」を掲載しています。 昨年結成した自治体の労働組合「ユニオン習志野」は、今年3月以降、解雇撤回闘争(「障がい者枠」で正規職員として習志野市役所に採用されながら「能力不足」を理由に不当解雇された青年の解雇撤回を求める闘い)に取り組んでいます。これから闘いは本格化していきます。これまで以上のご支援を宜しくお願いします。 正規・非正規の
月刊『労働運動』34頁(0318号05/01)(2016/09/01)


産別・戦線の闘い 第4回
自治体労働者の闘い
― 習志野市役所における障がい者不当解雇撤回闘争の現状
ユニオン習志野への弾圧を打ち破り、闘いの拡大へ奮闘しています!

奈良市従の正規・非正規労働者が団結し、非和解で闘った 吉谷 宏子(奈良市従業員労働組合)  2016年7月26日、奈良市役所前に次々と集会参加者が集まってきました。市従組合員を始め、関西全域、さらには全国から総勢180人。奈良市従の歴史においても、まったく初めてのことです。参加した市従組合員の感想は「あの日集まってくれた人は、ただの応援団ではなく、下水の問題を自分達の問題ととらえて、本気で労働運動をやっている人たちだね。すぐに伝わったよ」と言っていました。それくらいものすご
月刊『労働運動』34頁(0318号06/01)(2016/09/01)


下水道の民間委託8月1日実施を阻止!

控訴審に向けてさらに闘いを前進させよう 二田 譲 (元埼玉高教組) 7・29埼玉地裁の不当判決弾劾 新採教員の不当解雇をめぐって、2014年8月以来闘ってきた本裁判は、7月29日、原告側の請求を棄却した。本判決は「政治的判決」以外のなにものでもない。 2013年4月に原告は教員として採用され、中学校の英語担当となる。1年間の勤務はほとんどが夜10時頃までで、かつ、2学期以降、数々のパワハラ、「自主退職」の強要がなされた。これを拒否し分限免職処分となった原告は、この不当性を訴え
月刊『労働運動』34頁(0318号07/01)(2016/09/01)


埼玉新採教員解雇撤回裁判 請求棄却の不当判決弾劾!

神奈川労働組合交流センター 2016年8月15日 7月26日深夜、神奈川県相模原市の大規模障害者入所施設(津久井やまゆり園)で、同施設の元職員(26歳)が、重度複合障害者19人を次々に刺殺し、27人に重軽傷を負わせる驚愕的な事件が起きました。この事件を知った障害者とその家族は「障害者抹殺」という恐怖が胸をよぎり、同時に入所者と生活を共にしてきた施設職員の怒りと悔しさ・悲しみには、計り知れないものがあることは想像に難くありません。 私たちは、この「事件」を断じて許しません。「命
月刊『労働運動』34頁(0318号08/01)(2016/09/01)


7・26相模原「津久井やまゆり園」事件に対する声明

藤村一行(動労千葉労働学校講師)マルクス主義講座として動労千葉労働学校の講義の抜粋を掲載しています。【6月18日の講演から抜粋】(前号からの続き) 帝国主義とは何か  帝国主義という言葉は、一般的に、ある民族を中心に出来た国家が多数の異民族を征服統合して帝国として支配していく、そうした支配のあり方、それを推進する考え方という意味がある。たとえば古代のローマ帝国。しかし、労働運動において使われたり、社会科学的な意味での帝国主義は、レーニンの『帝国主義論』によって基本的に確立され
月刊『労働運動』34頁(0318号09/01)(2016/09/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第5回
帝国主義と戦争、新自由主義とのたたかい

 来月分から賃金規定を変えて賃金を一方的に引き下げる、退職金制度を無くす、という労働者に不利益な「就業規則と賃金規定」を会社が勝手に作成し、これを労働者に通告・周知したことをもってこの新たな就業規則と賃金規定で労働者を拘束することができるかというテーマである。 合同・一般労働組合全国協議会小竹運輸グループ労働組合が直面している新たな不当労働行為との闘いである。 就業規則の改定時は必ず過半数で組織されている労組か、従業員代表選挙で選ばれた労働者代表の意見書を添付し労基署に届け出
月刊『労働運動』34頁(0318号10/01)(2016/09/01)

労働組合運動の基礎知識 第23回
就業規則の不利益変更・賃金切り下げとの闘い(再び)

東部地域合同労働組合東部ユニオン 吉崎製作所分会 ■本田技研本社に対する抗議・申入れ行動  7月29日、14時に青山1丁目にあるホンダ技研本社に対して、社前抗議行動と申し入れを行い、背景資本ホンダ・山下ゴムに会社解散・全員解雇の責任を取らせる闘いに突入した。 ホンダ資本は人数を2人に制限するなど、あれこれ妨害を企てたが、当該4人と東部ユニオン執行部2人が会社の中に入り、申し入れを行う。組合の申入れ書の要点は以下の通り。 「吉崎製作所はホンダの1次下請けの山下ゴム傘下にある会
月刊『労働運動』34頁(0318号11/01)(2016/09/01)


闘う合同一般労組
破産・全員解雇攻撃との闘いに突入!勝利するまで闘う!

小原 真喜子(みやぎ労組交流センター女性部) ☆常磐線全線開通 絶対反対!全国の仲間と連帯して  7月12日8時から仙台駅ニューデイズ前(JR仙台支社前)でチラシをまきました。動労総連合連帯で、みやぎ交流センター、宮城連帯ユニオンの仲間など総勢10人が集まりました。2人の女性は仕事に行く前にかけつけました。 全金本山の長谷武志副委員長や動労水戸支援共闘呼びかけ人代表の小玉忠憲さんがマイクで訴えたことも良かったと思いますが、40分くらいで用意したチラシがなくなりました。ゼッケン
月刊『労働運動』34頁(0318号12/01)(2016/09/01)

ひめじょおん――女性部から
常磐線全線開通絶対反対!仙台と原ノ町の街宣に決起

 9・27から無期限で行われる公共機関労組ゼネストは労働者全体、国民の要求を掲げた全組織的闘争だ。 公共運輸労組の公共部門各労組の6万名は続々争議権を確保しストライキ闘争を準備している。 民主労総と韓国労総の「両大労総公共部門労働組合共対委」主催の6・18ストライキ決意大会は10万人が総決起し、公共運輸労組7月1次ストライキには全国循環ストライキ及び7・20ソウル大会(民主労総ゼネスト大会)に参加した。 現在、鉄道、健康保険、国民年金、ガス公社、ソウル大病院、慶北大病院、ソ
月刊『労働運動』34頁(0318号13/01)(2016/09/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№14
9月ゼネストへ!
闘争力の準備が強く進められている!

 7月26日深夜2時半頃、神奈川県相模原市にある重度知的障害者のための福祉施設「津久井やまゆり園」で、園生19人が刺殺され、27人が傷を負うという衝撃的事件が起きた。犯人は職員5人を拘束衣で縛り、就寝中の園生を次々と刃物で刺し殺し、負傷させた。犯人U(26歳)は、2012年12月から今年2月までやまゆり園で働いていた元職員であった。事件直後に警察署に出頭したUは、「障害者は生きていても意味がない」と語っている。ナチス的優生思想を掲げ、障害者大量抹殺を実行した確信犯として徹底的
月刊『労働運動』34頁(0318号14/01)(2016/09/01)


時代を解く 15
津久井やまゆり園事件 社会的危機の深さを示す

【寄稿】 星野奪還!9・4徳島刑務所包囲デモから11月労働者集会へ元木智之(徳島労組交流センター)◆労働組合にとって9・4星野闘争は団結の要だ 1970年代闘争の爆発は同時に大量逮捕となり、面会の弁護士が足りないなか、権力と対決し自分と仲間と運動を守る武器として「完全黙秘・非転向」は生まれました。71年安保・沖縄闘争をめぐる渋谷暴動闘争で不当逮捕された星野文昭さんの41年におよぶ完全黙秘・非転向の闘いが、組合の団結を強固にします。11月労働者集会へむけ9・4徳島刑務所包囲デモ
月刊『労働運動』34頁(0318号15/01)(2016/09/01)


寄稿、 集会案内、 お知らせ、 編集後記

自治労全国保育集会に登場 7・29~31新潟7月29~31日、新潟県民会館で自治労全国保育集会が開催され、全国から約1300人が集まった。連合分裂・自治労解体情勢の中での開催だ。全国労組交流センター自治体労働者部会と新潟県労組交流センターの仲間は「子ども子育て新制度絶対反対! ストライキで闘おう!」の横断幕を広げて会場前に登場した。 動労総連合・新潟第3回大会 7・30新潟7月30日、動労総連合・新潟の第3回定期大会が開催された。JR・NTS(JR新潟鉄道サービス)による非
月刊『労働運動』34頁(0318号16/01)(2016/09/01)


PhotoDocument 2016年◆7月~8月