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寄稿、 集会案内、 お知らせ、 編集後記

月刊『労働運動』34頁(0318号15/01)(2016/09/01)


寄稿、 集会案内、 お知らせ、 編集後記

【寄稿】

星野奪還!9・4徳島刑務所包囲デモから11月労働者集会へ
元木智之(徳島労組交流センター)
◆労働組合にとって9・4星野闘争は団結の要だ
 1970年代闘争の爆発は同時に大量逮捕となり、面会の弁護士が足りないなか、権力と対決し自分と仲間と運動を守る武器として「完全黙秘・非転向」は生まれました。71年安保・沖縄闘争をめぐる渋谷暴動闘争で不当逮捕された星野文昭さんの41年におよぶ完全黙秘・非転向の闘いが、組合の団結を強固にします。11月労働者集会へむけ9・4徳島刑務所包囲デモへ!
◆国鉄解雇撤回闘争と星野闘争の一体性
 国鉄解雇撤回をめぐる闘いでは、解雇者への扱いが2分しました。動労千葉は、解雇者を「先頭になってストライキで闘ったリーダー」と位置付けました。他方、被解雇者自身は必死で闘っていたのに、国労本部は「お荷物」扱いして、最後は屈服的和解に走ったのです。
 星野闘争も、同じです。星野絵画展の感想で、「無実なのにかわいそう」と言う感想はあります。しかし、星野さんは沖縄の米軍基地に対する全島ゼネストの爆発の先頭に立った人です。全軍労の青年の決起が連鎖し、本土の青年労働者の怒りの決起を生み出しました。それが、11・14渋谷暴動です。星野さんは本土の「ゼネスト・リーダー」です。ハンサンギュン委員長も同じです。
 今年、星野さんは獄中42年になります。70歳で、暁子さんとの獄中結婚30年です。酷暑・酷寒の中で団結して闘い、私たちを励まし続けています。私も、励まされて闘いを続けている一人です。星野さんを絶対奪還する。その先頭に徳島の青年労働者は立ちます。
徳島刑務所包囲デモ
 9月4日(日)鮎食(あくい)川・春日橋脇の河川敷
 午前10時 徳島駅前街宣/11時 出発
 午後1時30分 集会開始/2時30分 デモ出発

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集会案内

国鉄1047名解雇撤回! 闘う労働組合の全国ネットワークを!
東京―ソウル国際共同行動で戦争と労働法制解体攻撃に反撃を!
11・6全国労働者総決起集会
◎ 2016年11月6日(日) 正午
◎ 東京・日比谷野外音楽堂

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★お知らせ

 残念なお知らせですが、「戦後労働運動史の中から」を前回で終了しました。楽しみにされていた読者の方は多いと思いますが、執筆者の伊藤晃さんのご都合です。

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編集後記

11月労働者集会にむけた闘いがスタートした。戦争と労働法制解体に反撃する東京―ソウル国際共同行動を全世界によびかけてかちとられようとしている。国鉄分割・民営化以来の日本の労働運動の現状を打破し、職場闘争で労働組合を甦らせる時だ!