2015年6月アーカイブ

2015年6月 1日発行 第0303号

(写真 4・24 韓国民主労総ゼネストと連帯し、鉄道労組に檄布を渡して挨拶する動労千葉の田中康宏委員長) 月刊労働運動 2015年5月号 目次 ◎甦る労働組合 6・7国鉄闘争全国運動大集会を成功させよう!〈特集〉 韓国民主労総のゼネスト、沖縄全島ゼネスト情勢と連帯し、6・7国鉄闘争全国運動集会へ結集を!全力で10万筆署名達成し、6・7全国集会に大結集を! 片峯 潤一(国鉄闘争全国運動事務局)韓国・沖縄に続き6・7日比谷へ 呼びかけ人会議から安保国会粉砕・安倍打倒の歴史的決戦
月刊『労働運動』34頁(0303号00/01)(2015/06/01)


月刊労働運動 2015年6月号 目次

中村 仁(常任運営委員・動労千葉争議団) 安倍政権は、日本帝国主義の生き残りをかけて「集団的自衛権行使容認」を突破口とした改憲と侵略戦争に突き進んでいる。5月14日には安保関連法案の閣議決定が行われた。あらためて「戦争絶対反対、安倍政権打倒!」へ全力で闘いぬこう。 国鉄分割・民営化体制との歴史的決着をつける時を迎えている。3月ダイヤ改定を期して、JR東日本は第二の分割・民営化攻撃に踏み出した。北陸新幹線の開業に伴う在来線の第三セクターへの移管や、特急列車の大幅削減をはじめと
月刊『労働運動』34頁(0303号01/01)(2015/06/01)

■甦る労働組合

6・7国鉄闘争全国運動大集会を成功させよう!

全力で10万筆署名達成し、6・7全国集会に大結集を! 片峯 潤一(国鉄闘争全国運動事務局) 現在、国鉄1047名解雇撤回の闘いの意義はますます大きくなっています。安倍政権は集団的自衛権行使と改憲に突き進んでいます。同時に、生きていくことそのものを破壊するほどに、社会の全面的崩壊が進んでいます。闘う労働運動の復権が今こそ必要です。 また、6・7全国集会は、民営化攻撃と対決する日韓鉄道労働者の国際連帯闘争としても闘われます。「解雇撤回・JR復帰」10万筆署名を全力で達成しよう。国
月刊『労働運動』34頁(0303号02/01)(2015/06/01)


全力で10万筆署名達成し、6・7全国集会に大結集を!

 6・7全国集会に向けた呼びかけ人会議の発言の一部を紹介します。(文責は編集部) 国鉄闘争の意義は大きい 葉山岳夫(弁護士・動労千葉顧問弁護団長)  昨年6月末に最高裁へ上告理由書の補充書を提出した。昨年末、年度末も棄却できなかった。 国鉄改革法自体が憲法違反。名簿のつくり方自身が不当差別だと憲法違反について特に強調した。動労千葉を不当に差別する目的で名簿に記載されなかった組合員を清算事業団送りにしたことは不当労働行為であり、白石・難波判決がJR復帰を認めなかったことを上告し
月刊『労働運動』34頁(0303号02/02)(2015/06/01)

韓国・沖縄に続き6・7日比谷へ

労働運動の復権かちとり情勢転換させる大集会を

(写真 5・3改憲阻止集会に3万人結集!) 川添 順一(とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局)  5月14日、安倍政権は、集団的自衛権行使の安保関連法案を閣議決定し、国会に提出しました。安倍らは「夏までに通す」と言っています。戦争阻止をかけ、いよいよ安保国会粉砕・安倍打倒の歴史的決戦に突入します。闘う労働組合と労組交流センターの総決起を訴えます。 戦争法案を止める力は労働者の団結だ!  「憲法記念日」の5月3日、横浜の臨港パークには、主催者の予想を超えて3万人が結集しま
月刊『労働運動』34頁(0303号02/03)(2015/06/01)


安保国会粉砕・安倍打倒の歴史的決戦へ

(写真 ソウル市のゼネスト集会後デモの先頭に立つ民主労総ソウル地域本部の旗。そして動労千葉の旗も翻った) (写真 4・24ゼネストのソウル大会) (写真 4・24ゼネストのソウル大会) (写真 ソウル大病院労組の4・24ゼネスト集会で発言する動労千葉の田中康宏委員長) ―15年の壮大な闘争の砲門を開く― 漆崎 英一(動労千葉国際連帯委員会) パククネ打倒の力強い声が全国17地域で響き渡った  4月24日、ついに民主労総4・24ゼネストが成し遂げられた。パククネ政府を糾弾して
月刊『労働運動』34頁(0303号02/04)(2015/06/01)


4・24ゼネスト、民主労総27万組合員が決起!

(写真 沖縄県民大会に3万5千人が結集!)  「復帰」43年目の沖縄5・15闘争は、画期的な地平を切り開き、新たな沖縄闘争のスタートを切るものとなりました。5・15闘争の意義は、全過程が民主労総のゼネストと連帯し、「オール沖縄」をのりこえて沖縄全島ゼネストへの路線が貫かれ、140万県民への熱烈な訴えとして闘われたことにあります。 そしてこの路線こそが安倍の戦争政治に断を下し、辺野古新基地建設を阻止する現実的な力であり、国際連帯の実践そのものだということです。17日の県民大会
月刊『労働運動』34頁(0303号02/05)(2015/06/01)


全島ゼネスト情勢を切り開く新たな闘いへ!

 尼崎事故から10カ年の4月25日、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西の主催で尼崎闘争が闘いとられた。国鉄労働者を軸に全国から結集した290人は、JR大再編と激突し勝利してきた国鉄決戦の勝利の地平を高らかに確認し、「動労総連合を全国に」をさらに圧倒的に進めることを決意した。 集会は韓国・民主労総の4・24先制ゼネスト27万人決起と連帯し、国鉄決戦でゼネスト情勢を切り開くことを宣言するものになった。 JR東海の労働者の開会宣言で集会が始まった。冒頭、呼びかけ団体の動労千葉と、国
月刊『労働運動』34頁(0303号02/06)(2015/06/01)


尼崎事故10カ年弾劾闘争に290人が結集

JR西日本を徹底弾劾!動労総連合を全国に!

新井 拓(5・1メーデー実行委員会)  4・24韓国民主労総のゼネスト、それと連帯した杉並区議選闘争は情勢を一変させました。その最大のものは、私たち自身が「ゼネスト指導部」への飛躍を決断して団結を固め、ものすごい迫力で総決起していることです。いまだ端緒的ではありますが、情勢全体を確実に揺り動かしています。 動労総連合、合同一般労組全国協、全国労組交流センター、全学連の四者共催の5・1新宿メーデーは、「韓国・民主労総ゼネスト連帯! 国際連帯の力で、戦争法を葬り去ろう!」のスロ
月刊『労働運動』34頁(0303号03/01)(2015/06/01)


― JR東日本に向けてデモ ―

民主労総ゼネストと連帯して5・1新宿メーデー

阿部辰雄(ふくしま合同労組)  5月1日、仙台市内で「被災地怒りのメーデー」が50人の結集で開催されました。今年は、ふくしま合同労組と福島県労組交流センターが実行委員会に加わり東北全体のメーデーとして勝ち取られました。司会の福島県労組交流センター事務局長の開会あいさつに続いて、みやぎ連帯ユニオン書記長が基調提起を行い「韓国ゼネスト情勢に続いて日本でもゼネスト情勢を切り開き安倍を打倒しよう」と提起、参加者全員の拍手で確認しました。 続いて、闘いの報告と決意が、全金本山労働組合
月刊『労働運動』34頁(0303号03/02)(2015/06/01)


― 仙台市内 ― 5・1被災地怒りのメーデー

(写真 選挙中に支持者と握手) 北島 邦彦(元杉並区議)  1998票(次点)という結果は、ほんとうに悔しいものでした。しかし、杉並区議会議員選挙闘争から得たものは、悔しさをはるかに凌駕する地平です。次なる闘いへ大きな跳躍台にしていきたいと思います。 まず第一に、今回の選挙戦を闘うなかで、東京西部ユニオン・都政を革新する会をはじめ、ともに闘う仲間・区民の団結がいっそう強くなりました。選挙は党派の全体性が問われる激しい闘いです。しかも票という、一見すれば「のっぺらぼう」なもの
月刊『労働運動』34頁(0303号04/01)(2015/06/01)


杉並選挙闘争で獲得した地平

杉並に階級的労働運動の拠点をつくりだす

織田 陽介(東京西部ユニオン) ●児童館と「再編整備計画」が選挙の焦点に  選挙結果は悔しくも26票差の次点。しかし、「児童館をなくすな」署名運動への反響の大きさを日々実感し、絶対に止められると確信できる闘いでした。北島候補の立候補によって、あらゆる党派が児童館問題を語り、選挙の焦点は完全にひっくり返ったのです。2013年9月12日の杉並区議会全員協議会において児童館全廃・杉並区立施設再編整備計画にすべての党派が賛成していました。すでに民営化に屈し、その利権にありつこうとして
月刊『労働運動』34頁(0303号04/02)(2015/06/01)


児童館廃止・杉並丸ごと民営化との闘いはこれからが正念場だ!

(写真 4・5東京労組交流センター総会) 松田 元司(東京西部労組交流センター代表)  4月5日動労神奈川の結成大会と同日に、東京労組交流センター第20回定期総会が開催されました。 総会の第1の獲得目標は杉並区議選の北島候補必勝の総決起を勝ち取ること、第2は「動労総連合を東京に」の議論です。 第1の点については、北島候補が掲げる杉並における児童館全廃攻撃絶対反対の闘いが第2の国鉄分割・民営化攻撃―「公共の産業化」攻撃との最先端攻防であることが議論になりました。北区役所の仲間
月刊『労働運動』34頁(0303号05/01)(2015/06/01)


東京労組交流センター第20回総会

動労東京建設で真剣な論議

(写真 4・12神奈川労組交流センター総会) (写真 4・5動労神奈川結成集会) 庄山 正(神奈川労組交流センター副代表)  神奈川労組交流センター第26回総会が、4月12日開催されました。この総会は、動労神奈川4・5結成記念集会の大成功をふまえ、それと一体で圧倒的にかちとられました。 まず、神奈川労組交流センターの三役より、総括・情勢・闘いの基調が提起されました。この中で、2015年の4~5月情勢が革命的ゼネスト情勢であることをはっきりさせ、動労神奈川を先頭に、職場で階級
月刊『労働運動』34頁(0303号05/02)(2015/06/01)


神奈川労組交流センター第26回総会

動労神奈川を先頭に職場の労働者権力を

(写真 4・18 福島労組交流センター総会) 渡辺 誠(福島労組交流センター運営委員) ゼネスト情勢下で拠点建設を  4月18日、福島県労働組合交流センター第24回総会が福島市民会館で開催されました。事務局長から開会が宣言され、渡辺代表より挨拶を受けました。 ロシア軍が軍事演習で核兵器を臨戦態勢に置く用意をしていたとのプーチン発言は、世界戦争=核戦争の危機を孕んでいることをはっきりさせました。 また、中国が進めるアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立は、米日帝に対抗しアジア
月刊『労働運動』34頁(0303号05/03)(2015/06/01)


福島労組交流センター第24回総会

動労福島を建設しよう!

動労千葉の'15年夏季物販にご協力を  最高裁へ向けた署名数は9万をこえました。昨年末、年度末の反動判決策動を許さず、最高裁を追い詰めています。10万筆を達成し、勝利判決を勝ちとります。 動労千葉は木更津支部において、JRの下請けで働く仲間8名が結集しました。JRの地域切り捨て絶対反対集会の大成功、3月15~17日の乗務員ストライキを闘う中で勝ちとった組織拡大です。 闘いなくして組織拡大なし。動労千葉物販で、職場・地域に分け入って全国で闘う労働者、労働組合の組織拡大を勝ちとり
月刊『労働運動』34頁(0303号06/01)(2015/06/01)


闘う労働組合の物資販売にご支援を!

柴田利博 (自治労福岡県国保労組組合員) ※国民健康保険の職場です ―どんな職場ですか柴田 国保連合会という医療機関への審査支払を行う職場で、41年前に18歳で入りました。200人ほど働いていますが、今年は県移管が迫っているためか早期退職者が多数出ました。 家が貧しかったこともあり、高校を卒業すると働き始めました。国保連は労働条件が公務員に準じていましたので、入った当初は働きやすかったです。 私が働き始めた頃は、労働組合がストライキで闘い、要求を勝ち取る時代でした。国労、総
月刊『労働運動』34頁(0303号07/01)(2015/06/01)


■私の職場 第2回

国鉄分割・民営化型の首切りを許さない!

藤村 一行(動労千葉労働学校講師)  図のように、安倍政権の再登場(2012年12月)と重なって円安と株高が始まった。「超金融緩和」の断行を掲げたことが円安のきっかけとなった。 株価は、超金融緩和と超低金利状態をベースに投機資金をよびこみ上昇、今年4月統一地方選時には15年ぶりに日経平均2万円を超えた。だが5月に入り株価は乱調化、下落する可能性が高くなっている。 安倍の意を受け日銀総裁になった黒田は、13年4月「異次元金融緩和」を打ち出し、2年で2%の物価上昇率(緩やかなイ
月刊『労働運動』34頁(0303号08/01)(2015/06/01)


■時代を解く 1

破滅へまっしぐら アベノミクス―株価操作に年金財源も投入

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長) 残業代ゼロ法と裁量労働制の違い  先日東部ユニオンに、裁量労働制―年棒制で働く比較的高収入の労働者から労働相談があった。 裁量労働制は「残業代ゼロ」法とは異なるはずであるが、話をよく聞いてみると両者に違いはない。今国会で裁量労働制の対象拡大と「残業代ゼロ」(高度プロフェッショナル)制度の創設の審議がなされているが、その違いが良くわからないという声を聞く。両者の共通項と違いは何処にあるのだろうか。 裁量労働制は事前に労使で残業を含む
月刊『労働運動』34頁(0303号09/01)(2015/06/01)

■労働組合運動の基礎知識 第8回

残業代ゼロ法と裁量労働制は共に過労死促進法だ!

坂野康男(東海合同労働組合執行委員長)  プリウスを生産するトヨタ自動車堤工場の青年労働者が、2月26日に全トヨタ労働組合(ATU)を脱退して、東海合同労働組合に加盟しました。トヨタ城下町でついにトヨタ自動車分会が誕生したのです。 染谷さんは、昨年8月1日に右ひざ靭帯損傷の業務災害を負いました。しかしトヨタ自動車は、労災申請を妨害し、健康保険での受診を強要しました。染谷さんは「労災隠しのトヨタを倒したい」「すべての労働者とつながりたい」との思いでATUに加盟して闘いを開始し
月刊『労働運動』34頁(0303号10/01)(2015/06/01)


■闘う合同一般労組

城下町にトヨタ自動車分会の旗が立つ!

労災隠しのトヨタを許さない!

中西美代子(神奈川労組交流センター)  5・15沖縄闘争に、全島ゼネスト情勢を作り上げる一翼を担う一人として参加しました。 1956年の島ぐるみ闘争は那覇高校グランドに15万人が結集しました。1995年の少女暴行事件では8万5千の怒りの爆発があり、2010年の辺野古基地反対闘争に9万人の結集です。2012年のオスプレイ配備反対・辺野古移設反対には10万1千の結集でした。2015年の闘いはさらなる勝利、全島ゼネストを切り開く闘いです。 5・15闘争は、まず辺野古と大浦湾に行き
月刊『労働運動』34頁(0303号11/01)(2015/06/01)

■ひめじょおん――女性部から

沖縄全島ゼネスト情勢つくる!

 一九五五年、総評事務局長が高野実から岩井章に代わり、岩井と太田薫を中心とする指導部が成立しました。以後ほぼ一〇年が総評の全盛時代です。大争議が続いた高野時代に対して、この時代は三井三池の大争議があったが、闘争の中心は賃上げの統一闘争(春闘)におかれ、またいくつもの大政治闘争に総評の力が示されました。 太田・岩井を押し上げたのは、大企業や公共企業体の組合の新進幹部たち。敗戦後各企業で混迷する経営者に対して、労働者を結集する能力のあるわれわれこそ企業再建の力だという自負心をもっ
月刊『労働運動』34頁(0303号12/01)(2015/06/01)

■戦後労働運動史の中から 第24回

総評太田・岩井指導部と春闘(1)

十亀敏子(外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会実行委)  5月10日、横浜市開港記念会館で26回目の外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会が450人参加で成功裡に勝ち取られた。 集会は4・24~5・1の民主労総ゼネストのビデオ上映から始まった。「今闘わなければ労働者は奴隷になってしまう」というハンサンギュン委員長の烈々たる叫びは、日本の労働者をも心から揺り動かす言葉だ。 集会は「戦争反対の力を発信する集会にしよう」という司会のよびかけで始まった。闘いの現場からのア
月刊『労働運動』34頁(0303号13/01)(2015/06/01)

■地平線

民主労総とともにゼネスト誓う! 横浜開港記念会館に450人結集!

5月1日、岡山大学病院構内での昼休み集会と夕方の岡山駅前での街頭宣伝・JR支社包囲デモを中心に、2015年メーデー行動が取り組まれました。韓国民主労総の第1波ゼネスト連帯、10万筆署名と6・7集会への結集をよびかけました。  --------------------------------------------- お詫びと訂正  4月号の「3・11報告」の文中、全国農民会議の山口さんの名前が違っていました。正しくは輝晃さんです。お詫びして訂正します。 ----------
月刊『労働運動』34頁(0303号14/01)(2015/06/01)


岡山でメーデー行動

4・27ジェコー本社抗議集会 4・27埼玉トヨタ系自動車部品メーカー・ジェコー資本による非正規労働者の解雇から6年目の4月27日、ジェコー行田本社工場(埼玉県)で解雇撤回を求める抗議集会とデモが闘われた。通用門前にJAM神奈川ジェコー労組を始め30人余りが集まり、解雇撤回・非正規職撤廃、派遣法廃止の怒りをたたきつけた。 5・17光州蜂起35周年集会 5・17韓国 1980年5月に韓国で闘われた光州蜂起の35周年を迎え、民主労総は5月17日、蜂起の現場となった光州市内の広場で
月刊『労働運動』34頁(0303号15/01)(2015/06/01)



Photo Document 2015年4〜5月