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国会闘争を通して建設の意義が鮮明に!9・27北陸国鉄集会

月刊『労働運動』34頁(0308号02/10)(2015/11/01)


国会闘争を通して動労総連合建設の意義が鮮明に!
9・27北陸国鉄集会

 9月27日、金沢市の石川県文教会館において北陸国鉄集会を開催しました。安倍政権の戦争法強行成立という情勢の中で開催された決定的集会となりました。集会には青年労働者・学生をはじめ、幅広い層から20人が参加しました。
 集会では動労水戸の辻川慎一副委員長が講演し、動労水戸の闘いの教訓を提起しました。国鉄分割・民営化に対して動労水戸を結成して闘い、職場に復帰した教訓や、とりわけ3・11大震災と原発事故以来の被曝労働拒否を貫いてきた闘いの意義を語ってくれました。
 「解雇撤回の闘いは、撤回できたかできなかったかだけの成果の問題ではない。人間的団結を取り戻す闘いだ。労働者はどんなに厳しくても、団結を守り抜いた時に敵が崩れる」「被曝労働拒否の闘いは、3・11と真っ向から闘うものだった。何のために国鉄労働運動をやってきたのかが問われた」と語り、国鉄労働運動のもっている決定的な意義と、労働者はいかにして団結し闘うのか、という「労働者観」について熱く提起しました。そして、警察権力やシールズ防衛隊と激突して勝ち取られた9月国会闘争の意義を明らかにし、「戦争を阻止するには、国鉄決戦を基軸にゼネストで闘うこと、そして韓国・民主労総をはじめとした国際連帯の力で戦争をとめよう」と訴えました。
 全学連の仲間から安保国会決戦について報告されました。そして、動労西日本OBの仲間からは「戦争をはじめ、すべての攻撃と闘うのが国鉄決戦だ。職場を基礎にして闘い、社会の主人公として誇りを持って闘おう。神奈川、新潟、福島と動労総連合が拡大している。動労総連合を全国に組織していく時代に入った。やればできる時代だ」と北陸における動労総連合建設に向けた展望と熱いアピールが発せられました。
 今回の集会にむけて、集会実行委員会で獲得目標を論議し、どのような集会にするかを明確にさせて臨みました。つまり、「9月安保国会決戦を全力で闘った中からつかみとった教訓とはなんだったのか」を総括することです。国会前において全学連や労組交流センターを先頭にしてシールズら体制内勢力の大反動との闘いではっきりしたことは、戦争を絶対に阻止しようと国会前に結集してきた労働者階級や学生に本当に責任を取りきる勢力として、私たち階級的労働運動派が飛躍しようということでした。そして、戦争に対してストライキで闘う労働組合をつくることです。まさに動労総連合建設の決定的意義が、9月の闘いの総括としてはっきりしました。9月決戦は安保国会決戦であったと同時に、最大の国鉄決戦であったということです。
 集会を通じて、参加者一人ひとりが高揚し団結することができました。医療現場で働く青年労働者は、なぜ民主労総がパククネ政権と闘っているのかという意義を集会をとおしてつかみ取りました。初参加者からは「刺激的な集会でした」という感想も寄せられました。北陸で闘いを組織してゆく課題もはっきりしました。闘いはこれからです。北陸でも動労総連合建設=動労西日本建設に向けて闘います。
(北陸 郵政労働者K)