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土浦支部の組織拡大に向け集会 9・27茨城・土浦国鉄集会

月刊『労働運動』34頁(0308号02/09)(2015/11/01)


動労水戸土浦支部の組織拡大に向け集会
9・27茨城・土浦国鉄集会

 9・27「解雇撤回・非正規職撤廃・被曝労働拒否 たたかう労働者集会」を、動労水戸土浦支部の拠点である土浦市で開催しました。
 地元土浦の非正規職の青年を司会に、東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会の織田翔子さんが、ハナコ分会長の2年間の解雇撤回の闘いの勝利の報告を行い、動労水戸委員長の石井真一さん、土浦支部の曲山安夫さんが、翌日9月28日ストライキに決起する、全面外注化阻止の闘いの決意を語りました。
 県内5労組、いわき合同ユニオン、市東さんの農地を守る会、星野闘争、入管闘争、センター女性部など次々と発言し、28日の動労水戸ストライキと11月集会結集への決意を語りました。
 1年前の3・11郡山闘争の頃から、動労水戸土浦支部の仲間から「MTSへ組織拡大したい」との訴えがあり、茨城労組交流センターの県南地域の仲間と、土浦駅での朝ビラ、夕方ビラの街宣を何度も行ってきました。安保国会決戦と国鉄決戦を迎える7~8月、秋の茨城国鉄集会をいかに開くのか、という交流センターの議論で、「土浦支部の組織拡大のために集会を位置づけよう」「駅街宣や労組回りなど、やれることは何でもやろう。交流センターの会員や傘下の組合執行部が、ここにどれだけ集中して闘えるかが大事」と、9・27土浦集会を決定しました。
 地域の労組回りのために自分が有休をとった9月11日の前日に、豪雨で常総市の堤防が決壊して、職場の組合員2人が被災しました。翌日「労組回りに行くか、組合員の所に行くか」迷い、午前中に組合員の様子を見に行きましたが、大渋滞で連絡もつかず、撤退。午後からセンターの仲間と労組回りを開始。自治体職場を中心に回り、世代交代した若い支部長など反応は多くありました。ある職場では、埼玉ユニオンから2年ほど前に引っ越してきた労働者とばったり出会い、支部長を紹介してもらいました。
 9月13日、地区全体で国会前闘争への参加準備をしていましたが、被災組合員から「水が引いた。手伝いに来てくれ」と連絡。常南労組は被災地手伝いへ、ほかのセンター組合員は国会へと分担。
 その後も土浦市役所朝ビラ、常磐線各駅ビラ入れに茨城連帯労組の非正規青年が決起したり、住宅地へのポスティングなど地区メンバーが集中して土浦集会に臨むことができました。
 当日は50人の結集、土浦のJR関係では3人の参加、地域の新参加者は3人。自分が10年ほど前に学生運動をやっていた頃、集会場所を借りるときにハンコを押してくれていた70代の退官教授も交流会まで参加。ビールをのみながら、「資本論の学習会をしよう」と熱く語っていました。
 数はまだまだですが、地区の仲間たちが集中した集会でした。動労総連合を全国へ、という路線のなかで、地元に動労水戸が確固としてあり、断固たるストライキで全国から仲間が集まる。茨城の仲間は、そこへ「参加する」というあり方でした。今回は、土浦支部の曲山さんと一緒に、「土浦で動労水戸を拡大しよう」、「自分たちも少しはその力になれるのではないか」という気持ちが県南センターの会員に生まれたことは大事です。11月に向けて土浦街宣を継続し、自分たちの取り組みが動労水戸の拡大につながればこれほどうれしいことはありません。11・1集会の成功を勝ち取りましょう。
(西村隆雄・茨城県労組交流センター事務局長)