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8・9ナガサキ集会に集まろう!

月刊『労働運動』34頁(0293号10/01)(2014/08/01)



8・9ナガサキ集会に集まろう!

8・9ナガサキ集会に集まろう!

 2014年7月1日、安倍政権は、集団的自衛権行使容認を閣議決定しました。公然と憲法の停止を宣言しました。ナチスの「授権法」が今私たちの目の前で発動されています。日本と世界の労働者人民への宣戦布告です。
 8・9長崎闘争はなによりも、安倍政権打倒の最先頭の闘いです。そして原発再稼働を阻止し、日本と世界の原発を全部廃炉にしていく闘いです。
 100万キロワットクラスの原発で、1日に原爆3個分の放射能を作ります。1年でなんと1000発分以上です。膨大に作り出された放射能は、何世代もの人類の健康をむしばみ、地球の生態系にまで影響を及ぼします。3・11をもって健康問題が階級闘争の基軸的テーマになったのです。「生きぬく」ために、内部被ばくとの闘いは決定的になりました。それは新自由主義攻撃の中で労働者が「生きぬく」闘いと一体です。
 ふくしま共同診療所は、「避難・保養・医療」という原則を打ち立てました。長崎では保養の闘いにも挑戦しています。ここで重要なことは、被爆者と被曝者の分断、被曝者同士の分断を乗り越えて、団結して闘うことです。被ばく量が多い少ないということを問題にすることは、この分断に手を貸すことです。政府・行政と東電は、被ばく者に対する「補償金」でフクシマの人々を分断しようとしています。「最後は金目でしょ」(石原伸晃)発言を弾劾し、被爆者・被曝者は、ともに団結して闘おう。
 政府・JR東日本は、まだ住人の帰還が決まってもいない楢葉町の竜田駅まで常磐線の運行を延伸させました。動労水戸は被曝労働強制への怒りを爆発させ、3波にわたるストライキを闘いました。いわき市で仮設住宅に住んでいる避難者・被災者がこのストライキを熱烈に支持しました。さらにこのストライキは、福島の国鉄労働者の〝被曝労働反対〟の闘いとも結びついて、闘いが拡大していきました。常に日本の労働運動の中軸であった国鉄闘争とフクシマの怒りが結びついたのです。動労水戸のストライキは、職場生産点を握る労働者、労働組合の闘いの中にこそ原発廃炉の展望があることを目に見える形で示しました。闘う労働運動を軸にもっともっと大きな大きな大衆運動を生み出して、安倍政権による再稼働と改憲、戦争への道を断っていきたいと思います。
 そして全世界の核と原発を廃絶するためには、国境を越えた団結が絶対に必要です。新自由主義のもとで「生きさせろ!」と、非正規職化に反対し、全原発の廃炉を訴えて、全世界の青年労働者や学生たちが今、立ち上がっています。彼らとの連帯も求めて、8・9長崎闘争は開催されます。8・9長崎闘争は吉沢正己さん、長崎の被爆者の城臺美彌子さん、動労水戸の辻川慎一さん、そして安倍政権の改憲・戦争を暴き尽くす鈴木達夫さん(弁護士)が発言します。長崎の保養報告もあります、経験を共有しましょう。ナガサキに集まろう。
(NAZENナガサキ事務局)
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★とき:8月9日午後1時30分
★長崎県勤労福祉会館 講堂