2016年5月アーカイブ

2016年5月 1日発行 第0314号

(写真 3・26韓国汎国民大会に6000人が結集!「総選挙闘争勝利汎国民大会」と名付け、「労働改悪財閥体制打破」などを訴えた。) 月刊労働運動 2016年 5月号 目次 ◎甦る労働組合 郵政の職場に階級的労働組合の旗を打ち立てる〔特集〕6・5国鉄闘争全国運動全国集会に結集を! 郵政の「無期雇用転換」に正規・非正規団結して闘おう!安倍政権の改憲―雇用・労働破壊に反撃を! 6・5国鉄闘争全国運動全国集会へ結集を! 国鉄闘争全国運動事務局国鉄1047名解雇撤回闘争を回転軸に新署名
月刊『労働運動』34頁(0314号00/01)(2016/05/01)


月刊労働運動 2016年 5月号 目次

 西田 貴広(全国労組交流センター常任運営委員・ 郵政労働者) 郵政でも、労働契約法第18条に基づく期間雇用社員の無期転換制度により、1年半前倒しで無期転換制度が実施されようとしている。しかし、全員が無期契約になるのではなく、2016年10月以降採用する期間雇用社員について、人事評価が一定の水準に達している者と条件が付けられている。スキル「Bなし」以上、基礎評価が「全てできている」等に達している者を雇用契約更新可能としている。 さらに労働条件は、別段の定めのない限り、直前の
月刊『労働運動』34頁(0314号01/01)(2016/05/01)

甦る労働組合
郵政の職場に階級的労働組合の旗を打ち立てる!

●労働運動再生の正念場  国鉄闘争全国運動は、6月5日に江戸川区総合文化センターで全国集会を開催します。 国鉄闘争全国運動は、国鉄1047名解雇撤回闘争の絞殺を狙った2010年の政治和解に抗して、国鉄闘争を基軸に新自由主義と闘う労働運動の再生をめざして6年間闘ってきました。昨年6月最高裁決定でかちとった「JRに法的責任にあり」は、JRにストレートに解雇撤回を要求する闘いへと到達しました。国鉄1047名解雇撤回闘争はこれからが本番です。 全国集会は7回目ですが、国鉄闘争を発展さ
月刊『労働運動』34頁(0314号02/01)(2016/05/01)


安倍政権の改憲ー雇用・労働破壊に反撃を!
6・5国鉄闘争全国運動全国集会へ結集を!

山本弘行(国鉄闘争全国運動呼びかけ人)  「解雇撤回・JR復帰」の新署名運動が開始された。 最高裁署名に応じた10万人の労働者民衆に、ここまで実現した圧倒的成果を伝えていかねばならない。署名を訴える側、署名に応える側の双方が、濃淡の差こそあれ、改めて国鉄闘争の基軸性を論議の俎上(そじょう)に据えた。 この10万の論議の物質力が最高裁を金縛りにし、自らが参与して捏造(ねつぞう)した国鉄改革法の根幹を、自らが全否定せざるを得ないところに追い込んだのだ。 新署名運動の推進を通して
月刊『労働運動』34頁(0314号02/02)(2016/05/01)


国鉄1047名解雇撤回闘争を回転軸に新署名運動と6・5全国集会へ!

 3月20日、札幌で、動労総連合・北海道建設に向かって結成準備会が集会を開催し、20人の参加がありました。3・26北海道新幹線開業を境にJR北海道の運行と安全がさらに崩壊するのは不可避。元国労札幌闘争団の長尾信一さんが、北海道にも動労総連合をつくる闘いの先頭に立つ決意を固めたことに応え、新幹線開業を迎え撃つタイミングで旗を揚げる集会の開催が決まりました。 国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが「長尾さんらの決断に感動した」と激励に駆けつけ、動労千葉や動労水戸を先頭に動労総連合が1~
月刊『労働運動』34頁(0314号02/03)(2016/05/01)


3・20動労総連合・北海道結成の準備会を開催しました

 87年4月1日、国鉄分割・民営化を強行し、JR体制に移行してから29年を経た4月3日、国鉄北陸動力車労働組合(略称:動労総連合・北陸)を金沢で結成した。 新自由主義攻撃の魁(さきがけ)である国鉄攻撃は、団結をズタズタに分断し、人間的活動の根源である労働をトコトン踏みにじってきた。しかし、分割・民営化攻撃に総力をあげて闘った動労総連合による、外注化反対・非正規職撤廃、被曝労働拒否の訴えと、労働者こそ社会の主人公だ! 団結し誇りと歴史的使命を取り戻そう! との呼びかけはJR体
月刊『労働運動』34頁(0314号02/04)(2016/05/01)


国鉄分割・民営化=JR体制30年目を前に、動労総連合・北陸を結成

 各地で動労総連合によるストライキ闘争が進むなか、「国労に脱退届を出した」と全国労組交流センター常任運営委員の吉野元久さんは、東京労組交流センターの総会で宣言した。「茨の道をなぜ歩むのか」と国労の仲間から忠告されながらも、国労バッジ裁判や5・27弾圧など自己の全歴史的闘いの総括の上で決断したことを語ったのである。会場の参加者は、その発言に感銘を受け、動労総連合東京の建設へ共に闘う決意を固めたのであった。 3月20日の第21回総会は、東京労組交流センターが、労働運動に責任を取
月刊『労働運動』34頁(0314号02/05)(2016/05/01)


動労総連合・東京の建設を宣言!― 3・20東京労組交流センター第21回総会報告 ―

 4月1日、大量の人事異動が強行されました。それも本人同意のない人事異動が多数です。本人希望の転勤はほんの数えるほどです。これを「仕方のないこと」と諦めて受け入れてはならない。また一から仕事を覚え、人間関係もつくらなければなりません。 全く無駄なことをしています。仕事をスムーズに回すことより回さなくすることを優先し、無意味なことを辞令の紙切れ一枚で強制する。これは交通事故を起こした時のバイク乗務停止と同じです。その間は仕事が回らなく、さらに事故を誘発させます。典型的なブラック
月刊『労働運動』34頁(0314号03/01)(2016/05/01)


郵政の正規労働者が、本人同意なき強制配転に対し辞令拒否の闘いに決起
「新しい常識」を掲げて活動していく時が到来しています!

郵政労働者交流会 4月17日都内で、郵政労働者交流会が開催された。非正規労働者は職場での資本による分断と解雇攻撃に心から怒りの声をあげた。そして、正規職労働者も郵政民営化・非正規職化の現実を必ず覆す決意を語った。司会 今日は、首都圏で初めて郵政労働者交流会を行うことになりました。今日、正規も非正規も会合があったりして参加できていない仲間もいますが、郵政労働者、特に非正規労働者の思いのたけを話していただき、交流できればと思います。 スキルダウン、賃下げを撤回  A郵便局に勤め
月刊『労働運動』34頁(0314号04/01)(2016/05/01)


郵政の「無期雇用転換」に正規・非正規団結して闘おう

(写真 2・28 高浜原発再稼働阻止舞鶴闘争) 長岡 達也(京都府職員労働組合舞鶴支部長) ●大地震が起きても原発再稼動を強行する安倍政権  4月14日以降、九州熊本地方を中心に地震が続発、最大震度7を記録し、多大な被害が発生している状況です。しかし、安倍政権は鹿児島県川内原発について、安全上問題ないと開き直り、運転継続を強行しています。九州地方の交通網は寸断され原発事故が起これば逃げられない事態が目の前に現れています。  愛媛県の伊方原発も熊本地震の震源地と連続した断層帯
月刊『労働運動』34頁(0314号05/01)(2016/05/01)


高浜原発3・4号機を止めた力で、全原発の再稼動阻止・廃炉へさらに闘おう

(写真 植木団地追い出し絶対反対! 11・22一周年闘争) 平沼和典(全国水平同盟事務局長)先月から教育、自治体、郵政、医療など各産別の闘い、及び「労働者階級と諸戦線の闘い」を掲載しています。 (1)新自由主義と最前線で闘う狭山闘争へ決起しよう!   階級的労働運動にとって狭山闘争は決定的な闘いです。昨年の全国水平同盟4回大会では、部落解放闘争の正面課題に非正規撤廃を掲げ、労働組合建設を軸に、住宅闘争と狭山闘争を闘う方針を確認しました。狭山闘争を、新自由主義との闘いの最前線
月刊『労働運動』34頁(0314号06/01)(2016/05/01)


部落解放の闘い
労働者階級の解放をめざす部落解放闘争― 階級的労働運動と部落解放闘争 ―
新自由主義と闘う狭山闘争に決起を!

今号からマルクス主義講座として、「理論なくして闘いなし、闘いなくして理論なし」を掲載します。動労千葉労働学校の講義から抜粋した内容です。 国鉄労働者として労働に誇りをもって闘ってきた  動労千葉がなかったら動労水戸はなかった。動労水戸から動労千葉を見てきたので、僕の考える動労千葉を話してみます。 動労千葉は2波のストライキで40人の解雇者がいて、解雇者を抱えて団結を作り直してJR体制と闘いぬくという前人未踏の闘いをやり抜いた。クビをかけた闘いというのはすごいが、解雇者の生活
月刊『労働運動』34頁(0314号07/01)(2016/05/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第1回

いよいよ労働組合、労働者の出番が来た  日本の中で労働組合はまったく負け戦ばっかりで、たいしたことがないのかというと、そんなに捨てたものではありません。 労働者はどうしなければならないか。今の状況の中で労働者がくよくよしたことを考えないで、誇りを高く持つ、自分たちが社会を動かしているのだ、社会の主人公なのだ、いつまでも資本家に食わしてもらっているなんて能がないじゃないかと思ってほしい。そして、世界中で労働者の闘いが起こってい るということに確信を持ってもらいたい。そうすれば
月刊『労働運動』34頁(0314号07/02)(2016/05/01)


「理論なくして闘いなし、闘いなくして理論なし」
― 2005年動労千葉労働学校での前中野洋校長の提起 ―

 4月16日、セウォル号惨事から2年を迎えて、ソウルの光化門広場で追慕文化祭が行われた。1万2千人の労働者・市民が参加して「セウォル号を引き揚げろ」「真相究明を保障せよ」「未集拾者を家族のもとに返してくれ」「忘れません。共にします」と叫んだ。 3日前の4月13日には総選挙が行われ、与党セヌリ党は122議席しか取れず、過半数に満たないどころか、1議席の差で第一党の座をトブロ民主党に明け渡すという惨敗を喫している。このような情勢の中で行われた追慕文化祭だ。 文化祭の司会を担った
月刊『労働運動』34頁(0314号08/01)(2016/05/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№11
4・16暴雨の中、セウォル号2周忌追慕文化祭

 第1回目は1975年、パリ近郊のランブイエで開かれた。 第2次世界大戦後の戦後世界体制は、1971年「金ドル交換停止」と「74~75年恐慌(石油危機)」、ベトナム敗退(最終撤退は75年)というメルクマールで基本的に崩れた。戦後の世界経済体制においては、ドルだけが金と結びついていた(ブレトンウッズ体制)。金とドルの交換停止とは、理論的には世界経済の基軸通貨ドルがその絶対的力を失ったということ。アメリカの立場は、帝国主義世界の家父長的位置から腕力の強い長男になった。このままでは
月刊『労働運動』34頁(0314号09/01)(2016/05/01)


時代を解く 藤村 一行(動労千葉労働学校講師)
伊勢志摩サミット 危機のりきりと破滅への暴走
第42回サミット 日本で6回目

小泉義秀(東京労働組合交流センター事務局長)「同一価値労働同一賃金」再論 UAゼンセンの157万の組合員の半数以上は、正社員より時間が短い短時間労働者であり、フルタイムの「契約社員」、派遣社員、有期労働契約の非正規雇用労働者を組織し、「路線」として「同一価値労働同一賃金」を掲げている。松井健(UAゼンセン・政策・労働条件局・常任中央執行委員)は、賃金については「賃金決定において生計費を反映することを一概に否定することはできないが、少なくとも基本賃金は狭義の労働の価値に応じて決
月刊『労働運動』34頁(0314号10/01)(2016/05/01)


労働組合運動の基礎知識 第19回

 4月10日、鈴コン分会のホームグラウンド、舟渡ホールにて鈴コン分会臨時大会と第2次闘争突入総決起集会を開催しました。 臨時大会では、鈴コン分会結成の原点に戻り、故田口組合員の解雇と組合破壊策動を乗り越え、6人の鈴コン分会再結集で職場闘争と団結を守り闘い抜いていることを組合員全員で確認し、第2次闘争への決意を新たにしました。 世界は、労働者が天下を取るか戦争で叩き潰されるかの決戦です。職場で労働者が分断を打ち破って団結を拡大すること、闘う労働組合を職場から甦らせることが戦争
月刊『労働運動』34頁(0314号11/01)(2016/05/01)


闘う合同一般労組
新体制で4・10鈴コン分会第2次闘争突入集会が大成功!
佐藤重夫副分会長への解雇を阻止! 改悪就業規則撤回へ!

岸上真寿美(女性部長) 世界大恐慌の激化は、戦争よって延命しようとする帝国主義と、生きるために立ち上がる世界の労働者階級との非和解の激突を不可避にしている。戦争と革命の時代だ。 安倍政権は、戦争法を施行し7月選挙に一切をかけてきている。私たちは1~3月の闘いの勝利をさらに前進させ、7月選挙決戦を闘いぬこう。1000万人と結びつく闘いを職場や地域でやり抜こう。 女性部は、5月29日に第23回女性部定期大会を開催する。女性部会員の力で勝ち取ろう。 女性部は、3・8国際婦人デーを宮
月刊『労働運動』34頁(0314号12/01)(2016/05/01)

ひめじょおん――女性部から
女性部第23回定期大会へ結集を!

(前号より続く) 前号で、鉄鋼労連の反合理化闘争が必ずしも有効ではなかった、と言いました。資本との協議は認めさせたが、かえってそれを通じてズルズル既成事実に巻き込まれた、と言えるかもしれません。五七~五九年の全力を挙げた争議の敗北も影響していたでしょう。 しかし反合理化は、合理化が進む中で必ず露呈される多くの矛盾をとらえてこそ闘争になるのです。その意味で闘いの契機はいくらもあったはず。労働災害もある。労働者を相互競争に追い込んだとしても、そこで満足する勝者は限られている。また
月刊『労働運動』34頁(0314号13/01)(2016/05/01)

戦後労働運動史の中から第35回
一九六〇年代 鉄鋼労連の敗北(3)

 全学連現地行動隊  3月27日、三里塚全国総決起集会が開催され、720人の労働者・学生・農民・市民が結集し、13万人成田市民との大合流を勝ち取りました。 赤坂公園のある成田ニュータウンは、空港建設と同時に開発され、空港・航空関係労働者と家族が数多く居住しています。反対同盟は労農連帯の新たな発展をかけ、空港・航空労働者との連帯を築こうと約2万枚のビラを個別配布しました。当日は、集会前から近隣の方々が50年の写真パネルに見入り、青年2人は、「誰でも参加できるのか」と尋ね、とり
月刊『労働運動』34頁(0314号14/01)(2016/05/01)

地平線
3・27三里塚闘争は13万成田市民と大合流! 第3滑走路建設阻止へ決起しよう!

 4月14日、熊本県益城町(ましきまち)や熊本市を震度7、16日には、マグニチュード7・3(震度6強)の本震が熊本県を襲い、これと連動した地震が阿蘇地方や大分でも起こり、土砂崩れや家屋倒壊などの被害は福岡、佐賀県まで広がっています。 熊本城の石垣の崩落や阿蘇神社の倒壊、阿蘇大橋の崩落、阿蘇山の噴火、宇土市役所の全壊に示されるように、いたるところで家屋が倒壊し、道路が寸断され、大地には亀裂が走っています。熊本に通じるJR、九州自動車道、熊本空港や市電など、主要交通網は使用不能状
月刊『労働運動』34頁(0314号15/01 )(2016/05/01)


動労総連合・九州の被災地支援アピール
熊本大震災に全国の救援を集中しよう

動労総連合・九州がJR入社式情宣 4・1福岡4月1日、動労総連合・九州は、JR九州入社式へのビラまき・情宣活動を博多駅前で行った。「JR九州は国鉄解雇者を職場に戻せ!」「291駅無人化反対! 鉄道の安全を守れ!」と訴えるビラとマイクアピールが行われた。羽廣憲委員長は「最高裁は採用差別は不当労働行為だったと認めた。JR九州は解雇者をJRに戻せ」と訴えた。 G7外相会合反対闘争に決起 4・10広島4月10日、伊勢志摩サミットの「開幕」となるG7広島外相会合に対し、戦争絶対反対と
月刊『労働運動』34頁(0314号16/01 )(2016/05/01)


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