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■労働者の目

月刊『労働運動』34頁(0291号01/01)(2014/06/01)



■労働者の目

(写真 2・16国鉄集会で発言する中村仁さん)

6・8国鉄闘争全国運動集会に全国から結集し、会場を満杯にしよう!
常任運営委員 動労千葉争議団 中村 仁
 国鉄分割・民営化から始まった資本の新自由主義攻撃に対して、目先の「今だけ嵐の通り過ぎるのを待つ」「自分だけは助かりたい」と資本に媚びた、闘わない労働組合の屈服が、今日の労働者の現実=非正規労働者1700万人を生み、「福島の原発事故」を許してしまいました。
 だからこそ「1047名解雇撤回闘争」をあいまいにし、終わらせようとした「4・9和解」(2010年)を断じて許さず、解雇撤回を貫いて闘ってきました。
 一昨年の6・29東京地裁判決、昨年の9・25東京高裁判決で採用候補者名簿から外したことを不当労働行為だと認めさせたという点ではこれまでにない大きな成果でした。いよいよ最高裁にむけて、「解雇撤回・JR復帰」署名の10万筆を達成していきたい。
 最高裁でいずれ判断が出るわけですが、判断がどっちに転んでも、それからもわれわれの闘いは続くわけです。だから、裁判の結果だけが最終目的ではないということです。解雇撤回闘争や国鉄闘争全国運動を闘い続けていく中で、全国の労働組合や労働者・市民との連帯の輪を広げていくことに本当の意味があると思います。判決が出たから闘いが終わるなんてことは絶対にないのです。
 最高裁闘争では、完全勝利をめざして全力で闘います。その上で、いかなる判断が出ようが、勝利まで突き進む決意で闘いぬきたいと思います。動労千葉という素晴らしい組合の一員として、これからも解雇撤回と職場の闘いを一緒にやりたいと思います。
 そして、この闘いと一体で、外注化された業務と出向者をJRに戻すために闘い、駅に強制配転されている仲間を取り戻すために闘いたいと思います。
 物販オルグでは、カタログと署名を持って、闘いを呼びかけ、全国の労働組合・労働者と団結・連帯し、闘いの拡大に取り組んでいます。5月から動労千葉14夏季物販のオルグが始まりました。物販オルグは、闘う仲間と連帯する取り組みであり、その売上はそれを基盤として、動労千葉の被解雇者を守り、共に支え合う闘いです。動労千葉14夏季物販にご協力をお願いいたします。
 そして、なによりも6月8日(日)の「国鉄闘争全国運動6・8全国集会」への圧倒的結集をよびかけます。