2018年2月アーカイブ

2018年2月 1日発行 第0335号

(写真 1・14動労水戸第36回定期大会で挨拶する石井真一委員長) ◎甦る労働組合 全国労組交流センター結成の原点に立ち返り職場から闘う労働組合を甦らせよう!〔特集〕●2月国鉄集会へ!戦争・改憲、労働法制改悪と闘おう!/労働組合の存在意義をかけて3・11反原発福島行動'18へ! ―2月国鉄集会へのアピール 国鉄闘争全国運動事務局 国鉄闘争5本柱を軸に、戦争・改憲、労働法制改悪と闘おう!/2・11国鉄集会(船橋)へ/2・11北海道、2・18新潟、2・16関西、2・17九州へ 
月刊『労働運動』34頁(0335号00/01)(2018/02/01)


月刊労働運動2018年02月号目次

二本柳 実(全国労組交流センター常任運営委員、教労部会)  私たちはいま歴史の大きな分岐点にいる。 安倍首相は年頭会見で「北朝鮮の脅威に備える......真に必要な自衛力の強化」、「今年こそ憲法のあるべき姿を国民に提示する」と改憲衝動をあらわにした。「敵基地攻撃能力」に相当する巡航ミサイルの保有開発、ヘリ搭載型護衛艦「いずも」の空母化など「専守防衛」を公然と投げ捨て、実質改憲へ次々と踏み込んできた。米の「戦争計画」のなかで沖縄では米軍機の事故が相次いでいる。1月22日通常国
月刊『労働運動』34頁(0335号01/01)(2018/02/01)

甦る労働組合
全国労組交流センター結成の原点に立ち返り職場から闘う労働組合を甦らせよう!

国鉄闘争5本柱を軸に、戦争・改憲、労働法制改悪と闘おう!※労働運動再生にむけて、解雇撤回の新たな労働委員会闘争、新たな全国的署名運動の展開へ! 2月11日、国鉄闘争全国運動は国鉄集会を開催します。全国各地でも国鉄集会が準備されています。多くの方の結集を訴えます。 国鉄分割・民営化による不当解雇から31年を迎えます。1987年2月16日、国鉄の分割・民営化に際して、動労千葉12人をはじめ全国で7628人の国鉄労働者に対して新会社への不採用=解雇が行われた日です。私たちは改めて解
月刊『労働運動』34頁(0335号02/01)(2018/02/01)


―2月国鉄集会へのアピール 国鉄闘争全国運動事務局

2・11 北海道国鉄集会  1月20日、寒風の中JR札幌駅で、"2・11北海道国鉄集会"と"国鉄1047名解雇撤回署名活動"の街宣活動を展開しました。街宣部隊は6人+子ども2人で、チラシを市民に配りました。飲食店に働く非正規社員が「私も時間外労働をしても賃金は未払いだ」と訴え、共に闘おうと共感しました。ハンドマイクによる訴えは青年を含め4人が交代で職場実態をふまえての発言を行いました。 午前中に、国鉄闘争全国運動北海道の「2・11北海道国鉄集会」の会議で、街宣用チラシを確認
月刊『労働運動』34頁(0335号02/02)(2018/02/01)


特集 2月国鉄集会へ!/全国各地の集会レポート 北海道、新潟、関西、九州

 2月国鉄集会にむけて、国鉄闘争国運動の呼びかけ人会議を開催しました。以下、呼びかけ人の発言を紹介します。 葉山 岳夫さん(弁護士)  2015年6月の最高裁決定は、被告の鉄建機構(鉄道運輸機構)の上告を棄却し、同時に「解雇を無効とし採用せよ」という動労千葉側の請求も棄却しました。しかし、地裁・白石判決、高裁・難波判決の「不採用基準の策定と適用は分割・民営化に反対する動労千葉などの組合員であることを理由とした不当労働行為である」については維持したのです。 高裁判決の難波裁判長
月刊『労働運動』34頁(0335号02/03)(2018/02/01)


特集 2月国鉄集会へ!
2月国鉄集会へ 解雇撤回とローカル線切り捨て反対の新たな闘いへ!

 動労千葉は1月6日、午後1時からDC会館で団結旗開きを開催した。 冒頭、昨年4月に逝去された水野顧問、昨年末に急逝した中江顧問に対し全員で黙祷を捧げた。大竹副委員長の開会あいさつ、昨年の本部執行委員に就任した関和幸君の司会で進められ、田中委員長から新年の挨拶が行われた。 来賓挨拶に、三里塚反対同盟から萩原富夫さんが「農地を守る闘いと、機能強化案粉砕の闘いを貫きながら、安倍政権による戦争・改憲を阻止する闘いの一翼を担う」と決意を表明した。動労千葉弁護団の葉山弁護士が「強制出向
月刊『労働運動』34頁(0335号03/01)(2018/02/01)


動労千葉旗開き 歴史的決戦の年に、国鉄闘争の5本柱を提起!

被曝と帰還の強制許すな! 組織拡大へ闘う! 西納 岳史(動労水戸書記)  1月14日、水戸市内にて動労水戸第36回定期大会が開催されました。JR東日本「第3の分割・民営化」攻撃との対決、常磐線延伸阻止の闘い、そして定年後再雇用(エルダー雇用制度)を悪用した辻川慎一副委員長への解雇攻撃と闘い抜いた2017年を総括し、改憲・戦争情勢との対決を見据えた新たな取り組みについて提起・討論する大会となりました。 大会開始のあいさつはライフサイクル強制配転と闘う曾澤憲一執行委員が務め、6
月刊『労働運動』34頁(0335号04/01)(2018/02/01)


動労水戸第36回定期大会の報告

渡辺 馨(福島労組交流センター) ◆原発事故・福島をなかったことにしていいのか  「原発事故がなければ必要のなかった避難であるにも関わらず、なぜ『わがままな不法占拠者』として訴えられなければならないのか」「国家がわずか8世帯を訴える。こんな事はあってはならないし、ありえない」「原発事故はまだ終わっていないのに、私たちの自己責任にしている。あの時、苦渋の選択をした避難者が、住宅の追い出し訴訟をされている。この国はここまで腐っている」(米沢追い出し訴訟被告の武田さん) 安倍政権と
月刊『労働運動』34頁(0335号05/01)(2018/02/01)


労働組合の存在意義をかけて3・11反原発福島行動'18へ!

(写真 ストライキに突入し、会社前でアピールする私) 改憲と戦争の時代に労働組合の一歩を踏み出した 河野 晃興(自交総連SKさくら交通労組委員長)  私のタクシー職場で初めてストライキ闘争に挑戦しました。 ●不当な有休制度に抗議のスト  職場では、全体の約4分の1に当たる本採用=正社員の労働者は、有給休暇を取ると月例賃金で1日分の賃金が補償されます(=有休補償)が、年末の賞与の時に「精算」が行われ、会社が支払う賃金総額=「賃金原資」である年間実売上の57・61%という金額か
月刊『労働運動』34頁(0335号06/01)(2018/02/01)


産別・戦線の闘い 第7回 民間交運労働者の闘い
―自交総連SKさくら交通労組12・20ストライキの経験―

―世界で闘う教育労働組合のなかまのみなさんへ― 奈良市公立学校教職員組合  全国労組交流センター教育労働者部会の2018年の決意を込めて、日教組奈良市がUTLA(米ロサンゼルス統一教組)と韓国・全教組(全国教職員労働組合)に宛てた連帯アピールを紹介します。 私達奈良市立公立学校教職員組合(日教組奈良市)が直面している闘いについてお伝えします。 一つめは、非正規教員の解雇を絶対に許さない闘いです。日本では全労働者の40%が既に非正規化され、教育現場も例外ではありません。しかし
月刊『労働運動』34頁(0335号06/02)(2018/02/01)


産別・戦線の闘い 第8回 教育労働者の闘い
非正規解雇と戦争を絶対許さない!

(図 非正規公務員は労働組合法の適用からはずされる【朝日新聞より抜粋】) (図 総務省の資料―「会計年度人用職員」導入のスケジュールと位置づけ) 2020年4月実施会計年度職員制度を弾劾する  本年4月1日の無期転換問題と並んで焦点になるのが会計年度任用職員です。 2017年5月に地方公務員法・地方自治法が改定されて、2020年4月実施で「会計年度任用職員」という採用類型が新設され、「臨時職員」「特別職非常勤」「一般非常勤」などの非正規の事務職員を、これに統一することとなり
月刊『労働運動』34頁(0335号06/03)(2018/02/01)


産別・戦線の闘い 第9回 自治体労働者の闘い
―公務員総非正規職化の制度を許すな!―

医療・介護・福祉労働者の運動と組織―<もう一つの18年問題、医療・介護・福祉> 山部 明子(動労千葉労働学校講師・社会保障制度研究家) 【動労千葉労働学校12月16日講義の前号からの続き】 ②「経営主体の変更=解雇・転籍、選別再雇用」攻撃を暴露し勝利した岡大労組  2014年、政府の「産業競争力会議」で岡山大学長が提案したのは「岡山大メディカルセンター(大規模医療法人)構想」でした。安倍「成長戦略」の意をうけた医療・福祉分野を資本の儲(もう)けのエジキに投げ出す、
月刊『労働運動』34頁(0335号07/01)(2018/02/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第12回
改憲・戦争情勢と社会保障制度の解体

(写真 、舞鶴市内をデモ行進) 朝霧 広巳(京滋労組交流センター) 朝鮮侵略戦争が切迫している今日、「戦争が始まる前にゼネストでとめる」闘いの実現が求められています。安倍とトランプは本気で戦争をやろうとしています。しかもこの戦争を許せば核戦争に破滅的に向かっていくことは不可避です。生き延びるためには核兵器を使用して、戦争を引き起こすことも辞さない資本主義を今こそ労働者階級の国際連帯の力とゼネストで打ち倒そう! 安倍は戦争をするために、永年の「悲願」である国鉄闘争を軸とした労
月刊『労働運動』34頁(0335号08/01)(2018/02/01)


関西のたたかいの中から!
被曝労働拒否の闘いで原発と朝鮮侵略戦争をとめよう!

吉谷 宏子(奈良市従業員労働組合)  読んでいて、今の自分と重なるところがいくつもあって、何度も感動で泣きそうになりながら、一気に読みました。グングン自分の中に入ってきました。 私はこれまで「動労千葉はすごい」と思ってきたけど、まだまだ部分的なとらえ方だったと思いました。今回、改めて一から学ばさせてもらいました。 動労千葉は、国鉄分割・民営化以来30年、いや50年間、ず~っと目の前の攻撃と格闘し、1回1回決断し、真正面から闘い続けてきたんだということが本当に伝わりました。 分
月刊『労働運動』34頁(0335号09/01)(2018/02/01)


『国鉄分割・民営化と闘って30年 労働運動の変革をめざして』を読んで
こんなにすばらしい労働組合は他にはない!

 日赤医療センター(東京都渋谷区)が医師の残業時間を「過労死ライン」の2倍に当たる月200時間まで容認する労使協定(36協定)を結んでいることが1月13日に分かったと東京新聞朝刊(14日)が報じた。 安倍は1月22日からはじまった通常国会に、残業時間を罰則付きで規制する法案を提出する方針だ。それは100時間未満という過労死基準(80時間)を優に上回るものである。更に医師への適用は5年間猶予される。自動車運転の業務も同様だ。5年前にも医師や自動車運転業務の時間外労働規制が問題に
月刊『労働運動』34頁(0335号10/01)(2018/02/01)


労働組合運動の基礎知識 第40回
36協定ー時間外労働の上限規制

(写真 2018年1・21東京西部ユニオン旗開き) 吉本 伸幸(東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会書記長) 職場からの闘いで、改憲と戦争、「働き方改革」攻撃を粉砕しよう! ▼我々は負けない!  我々、鈴木コンクリート工業分会(以下、鈴コン分会という)は、鈴木一族(以下、東豊商事という)のやりたい放題の悪行三昧(解雇、賃下げ、恫喝等々)と個別分断・団結破壊から2009年7月5日、怒りの限界を超えて、職場の仲間10人で声を上げ労働組合を結成した。  時代は社会をリーマン・
月刊『労働運動』34頁(0335号11/01)(2018/02/01)


闘う合同一般労組
都労委と職場の36協定めぐる攻防で勝利の展望を切り開いた!

森実 智恵美(広島労組交流センター女性部、合同・一般労組全国協議会)  広島では、「2018年国際婦人デー広島行動」が始動しました。昨年末に実行委員会を開き、どんな内容で何を獲得目標にするかのかについて次のような討議をしました。○切迫する朝鮮侵略戦争は、新自由主義の破たんの中、革命の危機に怯(おび)えるトランプや安倍が、パククネを打倒した韓国労働者民衆の闘いを圧殺するための侵略戦争だ。始まる前にとめよう。○安倍政権は、オリンピックや天皇の代替わりをフルに利用して、改憲と労働法
月刊『労働運動』34頁(0335号12/01)(2018/02/01)

ひめじょおん――女性部から
国際婦人デー広島行動へ始動

ソギョン支部清掃・警備労働者7年ぶりの延世大本館占拠闘争  1月に入り2018年度最低賃金が適用された。今年の最低賃金は昨年の6千470ウォンより16・4%多い7千5430ウォンで歴代最高率の引き上げだ。 この最低賃金引き上げに対して、使用者側の抵抗攻撃が引き続いている。最低賃金大幅引き上げが経営上の負担になるとして、最低賃金引き上げを実質的に無力化する攻撃だ。 延世(ヨンセ)大、弘益(ホンイク)大、高麗(コリョ)大等ソウル市内の主要大学で1月1日付で定年退職者の仕事場を充
月刊『労働運動』34頁(0335号13/01)(2018/02/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№31

勇気をもって立ち上がった労働者の危機感がひしひしと響いてくる ―沖縄でいま起こっていること 柿本 博人(沖縄労組交流センター) 沖縄各地で米軍機事故が相次ぐ中、うるま市伊計島で1年間に2度も米軍ヘリが不時着したことを受け、伊計島自治会は1月21日、島上空の飛行禁止を要求する抗議集会を開いた。自治会が米軍に対する抗議集会をもったのは初めてだ。伊計島の人口は260人。「島は演習場ではない」と大書きされた公民館に約140人が集まった。 ●子どもたちに「もう大丈夫だよ、空からは雨し
月刊『労働運動』34頁(0335号14/01)(2018/02/01)

地平線 ―沖縄でいま起こっていること

(写真 1月26日偲ぶ会で発言する民間交運労働者) 奈良原さんの逝去を惜しむ 藤井 高弘(東京北部ユニオン・民間交運部会) ここ10年来の民間交運での関わりを思う時、奈良原正男さんの71歳での早すぎた死を心から惜しむものです。奇しくも北海道の自交総連さくら交通労組が「まともな有給休暇制度の確立」「全国34万人タクシー労働者は統一ストライキでライドシェア=白タク合法化を絶対阻止しよう」などの要求を掲げて昨年12月20日、24間ストライキを敢行した当日未明の逝去でした。 東京北
月刊『労働運動』34頁(0335号15/01)(2018/02/01)


奈良原さんの逝去を惜しむ、編集後記

三里塚反対同盟が旗開き 1・8千葉 1月8日、三里塚芝山連合空港反対同盟は新年デモと団結旗開きを行った。婦人行動隊の木内敦子さんが前半の司会を務め、最初に東峰の萩原富夫さんが「闘争宣言」を読み上げた。市東さんが「国とNAAの攻撃に対し、皆さんとともにこの1年を力強く闘い抜きます」とあいさつし、乾杯の音頭を取った。最後に太郎良さんの音頭で団結ガンバローを三唱。 住民避難訓練中止求め文京区申入れ 1・17東京 1月17日、「とめよう戦争への道!百万人署名運動」は、22日に文京区
月刊『労働運動』34頁(0335号16/01)(2018/02/01)


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