2018年4月アーカイブ

2018年4月 1日発行 第0337号

(写真 3・11反原発福島行動'18に1100人が結集し郡山市内をデモ行進) ◎甦る労働組合 改憲攻撃と第3の国鉄分割・民営化攻撃は一体だ。春闘に決起し、4~5月を闘おう〔特集〕●すべての闘いの土台に改憲阻止をすえて運動を推進しよう! ●「働き方改革」とはなにか ★3・25集会を出発点に、改憲・戦争阻止!大行進運動を 全国各地・各職場・産別からつくり出そう! すべての闘いの土台に改憲阻止をすえて運動を推進しよう! 田中康宏(動労千葉委員長・全国労組交流センター代表) 9条改
月刊『労働運動』34頁(0337号00/01)(2018/04/01)


月刊労働運動 2018年04月号 目次

改憲攻撃と第3の国鉄分割・民営化攻撃は一体だ。春闘に決起し、4~5月を闘おう 山口 弘宣(全国労組交流センター副代表、日本機械労組委員長)  改憲で「国難」を乗り切ろうとする安倍政権は、もはやボロボロだ。国家を私物化し、「戦争ができる」教育をやろとした森友学園問題や、労働者をぼろ雑巾のように働かせる「裁量労働制」でのデータねつ造は、安倍政権の腐敗ぶりを表している。 そんな「安倍を監獄へ」の怒りを、我々は3・25自民党大会でぶつけた。労働者民衆の怒りを基礎にした我々は、右翼の
月刊『労働運動』34頁(0337号01/01)(2018/04/01)

甦る労働組合 改憲攻撃と第3の国鉄分割・民営化攻撃は一体だ

(写真 日比谷から銀座、常盤橋まで改憲阻止を訴える1200人のデモ隊) ★3・25集会を出発点に、改憲・戦争阻止!大行進運動を全国各地・各職場・産別からつくり出そう! すべての闘いの土台に改憲阻止をすえて運動を推進しよう! 田中 康宏(動労千葉委員長・全国労組交流センター代表) ■改憲阻止は戦後最大の階級決戦  東労組の崩壊で、JRの職場は民営化以来の大再編の渦中にあります。それがどのような意味を持っているのかを理解するためにも、改憲情勢から話した方がいいと思います。 3・
月刊『労働運動』34頁(0337号02/01)(2018/04/01)


特集 すべての闘いの土台に改憲阻止をすえて運動を推進しよう

★改憲・戦争阻止大行進運動を職場・産別・地域からつくり出そう! 9条改憲発議絶対反対! 朝鮮戦争とめよう! 3・25大行進inHIBIYA 1200人が結集! 自民党大会直撃! 銀座デモ! 改憲発議阻止へ3・25を出発点に全国に無数の大行進運動を!  3月25日、日比谷野外音楽堂で、西川重則さん(とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)、根津公子さん(「日の丸・君が代」不起立被処分者)、花輪不二男さん(世田谷地区労顧問)、森川文人弁護士(憲法と人権の日弁連をめざす会)、
月刊『労働運動』34頁(0337号02/02)(2018/04/01)


特集 3・25大行進inHIBIYA

(写真 自民党大会を弾劾する品川駅での街宣行動)★改憲・戦争阻止大行進運動を職場・産別・地域からつくり出そう!3・25自民党大会直撃の弾劾行動に決起!川添 順一(とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局員、「改憲・戦争阻止!大行進」事務局員) 「命をかけても改憲を阻止する!」「絶対に9条改憲発議をさせない!」。日比谷野音での3・25集会で動労千葉の田中委員長は、そのようにきっぱりと、激しく発言しました。改憲阻止決戦がどれほど重大な闘いなのかを、全力で訴えていると感じました。 
月刊『労働運動』34頁(0337号02/03)(2018/04/01)


特集 3・25自民党大会直撃の弾劾行動に決起!

(写真 青年労働者が登壇し熱くアピール) ★改憲・戦争阻止大行進運動を職場・産別・地域からつくり出そう! 3・25改憲阻止大行進運動の総括とこれからの課題 飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長、「改憲・戦争阻止!大行進」事務局員)  3・25集会の総括、新たに始めた「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会の性格と任務については、田中康宏代表運営委員が全面的に提起しています。 その上で、この「改憲・戦争阻止!大行進」運動は全国各地、あらゆる産別、職場における無数の実行委員会を
月刊『労働運動』34頁(0337号02/04)(2018/04/01)


3・25改憲阻止大行進運動の総括とこれからの課題

 動労千葉は、列車の安全運行を無視する千葉派出(運行列車保守保安要員詰所。千葉駅構内にある)要員の半減の強行に対し、2日間のストライキに決起した。ストライキ初日の夕方より「3・30スト貫徹!動労千葉総決起集会」を開催した。ストライキに入った千葉派出の組合員と支援する会代表などの挨拶、書記長から団交経過と基調が提起された。集会にさきだち「エルダー協議会」の結成総会が開催され方針と役員が選出された。 JR大再編との闘い  千葉派出要員削減の背景にJR大再編攻撃がある。東労組に対
月刊『労働運動』34頁(0337号03/01)(2018/04/01)


動労千葉が春闘、反合理化・運転保安のストライキを決行!

「3・10外房線切り捨てのダイヤ改正と今後の地域の発展を考える集い」に200人が結集し大成功!  3月10日「外房線と地域を守る会」が呼びかけた「外房線切り捨てのダイヤ改正と今後の地域の発展を考える集い」が、勝浦市の勝浦集会所で開催された。 集いには勝浦市民をはじめ、いすみ、御宿、大多喜、鴨川などの外房、内房線沿線住民、そして動労千葉組合員やOBなど200名が参加し、会場は熱気に包まれた。 外房線と地域を守る会は、3月ダイ改で5本の列車をいきなり削減するという地域住民を全く
月刊『労働運動』34頁(0337号04/01)(2018/04/01)


外房線切り捨てのダイヤ改正と今後の地域の発展を考える集い

橋本 光一(動労福島委員長)  「3・11反原発福島行動'18」が郡山市民文化センター大ホールで開かれ、1100人が結集しました。集会前半は福島からのアピールでした。「私たち避難者は国と東電によって引き起こされた原発事故の被害者なのです。被害者を訴えるなど、もってのほか」という、不法占拠だと裁判に訴えられた自主避難者の怒りのメッセージが読み上げられました。各地の保養団体と保養参加家族が壇上に並び、「甲状腺検査の縮小と打ち切りには反対です」「これからも保養を続けてください」と
月刊『労働運動』34頁(0337号05/01)(2018/04/01)


3・11反原発福島行動'18に1100人が結集!

動労福島が3・15ストライキ決起!  3・11反原発福島行動'18の熱気が残る3月15日、「全面外注化・分社化阻止!常磐線全線開通反対」を掲げた動労福島のストライキが、全組合員と動労水戸、そして福島、宮城の地域の仲間の団結で闘われました。郡山総合車両センター(郡工)の各門では、早朝から、組合員と支援の仲間が組合旗や横断幕を広げ、スト突入を宣言するチラシを配布しました。ほぼ全員がチラシを受け取り、読み込みながら構内に入っていきました。 昼休みからの郡工正門前での総決起集会には
月刊『労働運動』34頁(0337号06/01)(2018/04/01)


全面外注化・分社化阻止! 常磐線全線開通反対!

「働き方改革」とはなにか 山本志都 弁護士 3月15日、合同・一般労組全国協主催の学習会での山本志都弁護士講演を掲載します。 1 現在進行中の「雇用規制破壊」の攻撃~なぜ今なのか  国会前は「アベを倒せ」と大変な状況です。安倍政権はぐらぐらですが、「働き方改革」は、安倍自身の野望でもあるとともに資本家が求めているもので、安倍が倒れたとしてももくろみは消えません。その意味で、私たちはこの「働き方改革」の本質をしっかり対象化する必要があります。 今日は、第一に、「雇用規制破壊の
月刊『労働運動』34頁(0337号07/01)(2018/04/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし第13回

(写真 働き方改革粉砕の国会闘争に合流し共闘した) 鎌田由子(動労千葉国際連帯委員会)  韓国・民主労総から旭非正規職支会(全国金属労組亀尾(クミ)支部)の3人の解雇者が、解雇撤回・原職復帰を求めて旭硝子(ガラス)本社に遠征闘争にやってきた。特恵待遇で韓国に侵出した旭硝子の韓国法人・旭硝子ファインテクノコリアの社内下請け企業・GTSで働いていた非正規職労働者が待遇改善を求めて2015年5月29日、労働組合を結成。その1カ月後に旭硝子は、GTSとの契約を突如破棄、労働者はメー
月刊『労働運動』34頁(0337号08/01)(2018/04/01)


民主労総・旭非正規職支会の日本遠征闘争の報告

深町 加代子(関西労組交流センター・自治体労働者) 民営化・非正規化は戦争に向けた労働運動つぶし  民営化の目的は組合つぶしであることを、この間はっきりさせてきた。本当にそれ以外は全くない。そして民営化は安全破壊だ。JRを見ればよくわかる。安全が大事か、もうけが優先かがはっきりする。JR大阪駅では乗客が乗っている最中でもドアが閉まる。ドアに挟まるのは乗客のせいとされる。「無理な乗車はするな」とアナウンスが入るが、そもそも、乗客が降車している最中にベルが鳴り「ドアが閉まります
月刊『労働運動』34頁(0337号09/01)(2018/04/01)


関西のたたかいの中から!
先制的に闘いを作りだしていこう! 闘いはシンプルに絶対反対だ!

星野 勝紀(郵政労働者)  国鉄分割・民営化に次ぐ郵政民営化は、改憲・戦争と民営化―労組破壊という国家意志を貫くものとしてある。改憲・戦争情勢の中で、民営郵政資本と連合・JP労組中央の結託体制は、安倍の「働き方改革」を貫くものとして、昨年10月に無期転換制度の一年半前倒し導入、さらなる非正規職化を進めている。 郵政民営化から10年、職場は様変わりした。圧倒的な人員削減合理化は、正規を非正規に置き換え、郵便職場の非正規の割合は6割と言われている。極限的な人減らしは、全国で圧倒的
月刊『労働運動』34頁(0337号10/01)(2018/04/01)


『国鉄分割・民営化と闘って30年 労働運動の変革をめざして』を読んで
反合理化・運転保安闘争は、郵政職場の闘いの課題だ

 前回に続いて労働時間の問題についてです。今回は労働時間の範囲について考えてみます。 重要な基準として、労働時間とは使用者の管理・監督の下にある時間です。労働基準法はこの「実労働時間」がどこからどこまでかについては明確に規定していないので、労働組合があるかないか、職場慣行、労使の力関係で決まることが多く、簡単ではありません。 動労東京の八潮支部の仮眠時間をめぐって書いたことがありますが、仮眠時間が休憩時間か実労働時間かはそういう例の一つです。 ビル管理業務労働者の泊まり勤務で
月刊『労働運動』34頁(0337号11/01)(2018/04/01)


労働組合運動の基礎知識 第42回
何処からどこまでが労働時間か?

黒瀬 博匡(関西合同労組 執行委員長) 新組合員の加入で力関係を逆転!会社の不当労働行為が明らかに!  関西合同労組は3月5日、風雨を衝いて、各分会職場を回り春闘要求を提出する恒例の春闘統一行動を行いました。延べ20人を超える参加で元気よくやり抜きました。5月13日投票の泉佐野市議選に立候補予定の中川いくこ泉州支部書記長も先頭に立って奮闘しました。 統一要求書で安倍打倒を宣言  提出した統一要求書は前文で、「労働者階級は米日の朝鮮核戦争を許さない!」「安倍『働き方改革』を打
月刊『労働運動』34頁(0337号12/01)(2018/04/01)


闘う合同一般労組
3・5春闘行動をやり抜いたぞ!5月泉佐野市議選の勝利へ総決起を!

(写真 介護保険料、自治体で差じわり【朝日新聞より転載】) 石田 訓子(世田谷区職 東京西部労組交流センター)  安倍政権下で、毎年のように社会保障の切り捨て、削減が行われている。4月には、診療報酬と介護報酬がダブル改定で引き下げられる。団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて、切り捨て、削減が進み、労働者から医療と介護を奪おうとしている。 介護保険制度で、4月には「介護医療院」が創設され、年度末で介護療養病床が廃止となる。「日常的な医学管理」や「看取り・ターミナルケ
月刊『労働運動』34頁(0337号13/01)(2018/04/01)

ひめじょおん―女性部から
安倍政権下の社会保障制度改悪と闘い、現場から新採を要求!

民主労総が「最低賃金のインチキ阻止」の国会闘争に決起! 民主労総が先頭に立って、最低賃金のインチキを阻止しようと、国会環境委が開かれる3月16日、「労働排除最低賃金改悪阻止決意大会」を開いた。 国会環境労働委員会所属の議員らが、労働界の意見を無視して、週労働時間52時間制と併せて、休日延長労働重複割増手当をなくす勤労基準法改悪を処理してから18日目に、最低賃金法も処理しようと乗り出した。最低賃金算定に含まれる給与項目の範囲を、既存の基本給から賞与金、福利厚生費、食費等に拡大し
月刊『労働運動』34頁(0337号14/01)(2018/04/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№33

6・3高松闘争を成功させよう! 星野さんを取り戻そう!狩野 満男(全国再審連絡会議共同代表) 星野闘争はかつてない重要な局面を迎えました。無実獄中43年の不屈の闘いは、そのあまりの理不尽に全人民の良心を揺さぶり燃え広がっています。「無実の獄死攻撃を許さない! 即時釈放せよ!」の声は幾重にも広がり、四国更生保護委員会を取り囲み、ついに「予備審理」に動き出しました。 いまここに星野さんの身柄そのものを現実に「解放」する初挑戦の「要望書運動」が強力に突きつけられているのです。それは
月刊『労働運動』34頁(0337号15/01)(2018/04/01)


地平線 6・3高松闘争を成功させよう! 星野さんを取り戻そう

5・21狭山高裁包囲デモへ! 岩本正治(部落解放東日本共闘会議事務局長) 5・21東京高裁包囲デモで石川氏の再審・無罪勝ち取ろう! 加計学園疑獄、森友学園問題でグラグラになった安倍を打ち倒す絶好の時代が来ました。 部落解放東日本解放共闘会議は、全国水平同盟・杉並支部と共に、 3~4月を闘い、石川氏不当逮捕から55年を迎える(5月23日)今年、"狭山闘争勝利、5・21東京高裁要請行動・大包囲デモで石川氏の再審無罪勝ち取ろう"と決定しました。 狭山闘争は、再審無罪を勝ちとる新たな
月刊『労働運動』34頁(0337号16/01)(2018/04/01)


5・21狭山高裁包囲デモへ!、編集後記、マンガ

国際婦人デー闘争に131人結集 3・4東京3月4日、池袋で「国際連帯とストライキで戦争をとめる女たちの集会&デモ」が、国際婦人デー闘争として131人の結集で開催された。韓国・民主労総金属労組亀尾(クミ)支部旭非正規職支会の日本遠征闘争で来日中の3人の青年たちも連日の闘争の合間を縫って参加。中野区職の労働者が民営化絶対反対の闘いを推し進めると発言。保護者の獲得も含めて民営化絶対反対の保育署名に取り組んできた労組交流センター女性部や婦人民主クラブ全国協議会の力を結集したいと訴え
月刊『労働運動』34頁(0337号17/01)(2018/04/01)


PhotoDocument 2018年◆3月