2018年9月アーカイブ

2018年9月 1日発行 第0342号

(写真 8月12日、曳船文化センターで開催されたアベを倒して改憲とめよう!8・12集会で講演する伊藤晃氏) ◎甦る労働組合 「改憲・戦争阻止!大行進」、「11月集会1万人結集へ!」女性部は先頭で闘う!〔特集〕●「改憲・戦争阻止!大行進」を取り組み、11月労働者集会へ ●被爆73周年8・5~6ヒロシマ大行動が成功!改憲阻止と労組破壊粉砕の職場の地道な闘いが11月1万人結集の力 関西地区生コン支部 武谷新吾 書記次長被曝73周年8・5~6広島大行動が成功! ※8・5~6広島大行
月刊『労働運動』34頁(0342号00/01)(2018/09/01)


月刊労働運動 2018年09月号 目次

岸上 真寿美(全国労組交流センター女性部長、自治体労働者) 暑い夏を闘いぬき、少し秋の風を感じるようになりました。 安倍政権は8月12日に「臨時国会に自民党の改憲案を提出する」と表明しました。 9月は、自民党総裁選、沖縄県知事選、臨時国会、改憲発議、をめぐる決戦の秋です。 だからこそ安倍政権は、改憲と一体で労働組合破壊を画策しています。9月UAゼンセン大会で「憲法9条2項を削除」の決議が画策されています。JR東日本が東労組を切り捨てている事態の中に、どんな腐った労働組合であ
月刊『労働運動』34頁(0342号01/01)(2018/09/01)

甦る労働組合
「大行進」と「11月集会1万人結集へ」女性部は先頭

(写真 8・10滋賀県警の不当捜査へ抗議声明を発表) 関西地区生コン支部 武谷新吾 書記次長 関西生コン支部の産業別運動つぶしは改憲と一体の攻撃だ! 関西生コン支部の産業別運動つぶしは、資本と権力が一体となった攻撃  関生支部への弾圧は、資本と権力が一体となった産別運動つぶしです。権力の狙いは、産業別労働運動をつぶすこと。反戦・平和を掲げ行動する労働組合をつぶすことが最大の目的なのです。 関生支部はこの間、長年にわたって生コン業界における産業政策運動を展開してきました。 大
月刊『労働運動』34頁(0342号02/01)(2018/09/01)

労組破壊粉砕の職場の地道な闘いが11月1万人結集の力

改憲阻止へ決戦の火ぶたを切った! 被爆73周年広島から新たな国際共同行動  被爆73周年8・5―6ヒロシマ闘争(国際反戦反核集会、原爆ドーム前集会と安倍弾劾デモ、ヒロシマ大集会とデモ)が、西日本豪雨災害の中で格闘しながら大成功しました。世界核戦争と改憲を阻み、社会を変革する労働者国際連帯の新たな闘いが広島から始まったのです。 8月5日、広島市東区民文化センターホールを満杯にして国際反戦反核集会が開かれました。韓国から11人の訪日団、米、中東など20人を超える海外からの仲間と
月刊『労働運動』34頁(0342号03/01)(2018/09/01)


★「改憲・戦争阻止!大行進」を取り組み、11月労働者集会へ!
被曝73周年 8・5~6広島大行動が成功!

米山 良江(全国労組交流センター教育労働者部会・元葛飾区教組) 「憲法は国益と排外に屈するのか」をテーマに1995年以来毎年開催されてきた「8・15集会」が、今年は8月12日に曳船文化センターで開催され、550人が集まりました。 主催者あいさつで葉山岳夫弁護士が「9月臨時国会での改憲発議を阻止し、安倍を倒そう」と訴えました。連帯アピールでは、築地市場の仲卸の仲間と武内更一弁護士が豊洲移転反対を訴えました。 日本近代史研究者の伊藤晃さんが講演を行い、「日々の資本との闘いの中で
月刊『労働運動』34頁(0342号04/01)(2018/09/01)


改憲と戦争をとめる新しい運動を起こそう!
―アベを倒して改憲とめよう!8・12集会に550人が参加

中村 仁(動労千葉争議団) 7月31日、解雇撤回―団交拒否不当労働行為事件第1回調査が行われました。 会社側のJR東日本は、今回の調査に出席もせず、「使用者でないので不当労働行為の責任はない」と開き直っています。 組合から、JR東日本に労働委員会への出席と組合主張の事実を認めるか否かを労働委員会として指示するよう強く求めました。しかし、労働委員会側は「JRのこれまでの対応からすると、反論も出席もしないことが推測される。どう進める方針か」と消極的で、「1年以内の除斥期間はどう
月刊『労働運動』34頁(0342号05/01)(2018/09/01)


7・31千葉県労働委員会第1回調査
国鉄とJRは別法人の壁を打ち破り、解雇撤回・原職復帰まで闘う!

北村 武(動労千葉幕張支部) CTS(千葉鉄道サービス)幕張事業所で7月、動労千葉の関道利副委員長が三度の選挙を経て職場代表に選出されました。第3の分割・民営化、「労働組合のない会社、社会」づくりを進めるJR東日本の攻撃をい食い破り、労働者の怒りを解き放つ大きな勝利でした。●CTS最大の事業所で CTS幕張事業所は、229人が働くCTS最大の事業所です。人数構成は、仕業・構内、上回り検修、県内各地の検査派出など運転車両部門が約半分、清掃部門が約半分です。これまでは、会社べった
月刊『労働運動』34頁(0342号06/01)(2018/09/01)


CTS幕張事業所で職場代表選挙に勝利!

知っていますか? なぜ朝鮮半島は分断されているのかを 原田章弘(朝鮮人強制連行調査団日本人側協議会・共同代表、元三浦半島地区教組書記長、元横須賀市会議員) 7月29日に神奈川県横須賀市で行われた教育労働者集会の講演の要旨を転載します。(寄稿) 朝鮮人強制連行真相調査に携わってきたが、改めて世界史的にものを見なければということを思い知らされた。以下、口述した内容に加筆修正して原稿としたい。 1 朝鮮の「祖国解放戦争勝利記念博物館」についてPPT視聴  始めに2013年と2017
月刊『労働運動』34頁(0342号07/01)(2018/09/01)


産別・戦線の闘い 第16回 教育労働者の闘い

(写真 6月JP労組大会で本部批判の街宣) 戦後革命期の先頭で闘った郵政労働者の魂を甦らせ、改憲・戦争を阻止しよう! 星野 勝紀(JP労組東京銀座支部) 逓信報国団へと一線を越えたJP労組執行部を許さず職場から反乱を!  全国の郵便局で働く仲間のみなさん、産別を超えたすべての仲間のみなさん、全国労組交流センター・全逓部会は、2018~19年の改憲阻止決戦の先頭で闘います。 1980年代以来の新自由主義政策は破産し、資本主義は世界戦争を引き起こすことでしか生きていけなくなりま
月刊『労働運動』34頁(0342号07/02)(2018/09/01)


産別・戦線の闘い 第17回 郵政労働者の闘い

山本志都弁護士国鉄闘争全国運動東京東部の会主催の憲法問題連続講座第1回(6月12日)の山本志都弁護士講演を前号に続き掲載します。 4 改憲攻撃の背景 (1)憲法は統治形態の根本を定めたもの  憲法については、憲法が誰を規制するものかという観点から語られることがあります。例えば自民党案だと憲法は国民を規制するものとしています。「憲法は権利と義務を定めたもので、憲法は権力側を縛る」「国民の権利と自由を守るため権力をしばるために憲法がある」という言い方をされることもありますね。そ
月刊『労働運動』34頁(0342号08/01)(2018/09/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第18回
改憲阻止闘争とは(続)

赤田 由行(大阪市職員労働組合)●7・28保育集会が成功 7月28日、第3回目の関西保育集会を開催しました。集会に向けた「保育の民営化反対」のビラまき・署名集めでは、保護者は皆、署名をしてくれます。民営化反対は「当たり前」なのです。 一方、多くの労働者は「(自治体)職員だから署名はできない」と断ります。この状況を作り出しているのが自治労本部です。「職員として、決まった民営化は止められない、協力するしかない」と言い回って、屈服を迫っているからです。「民営化絶対反対」を奪われた職
月刊『労働運動』34頁(0342号09/01)(2018/09/01)


関西のたたかいの中から!
保育の民営化絶対反対は、組合破壊と改憲・戦争攻撃との闘いだ

―「第二章 80年代国鉄分割・民営化阻止闘争」を読んで ― 山田 和広(動労西日本書記長) 私はJR西日本の契約社員(非正規職員)として岡山駅改札で働き、4年3ヶ月で雇い止めされ、解雇撤回闘争8年目になろうとしている。国鉄分割・民営化がどのように始まったのか、解雇撤回の原点ともいえる闘いを学ぶべく読み進めた。 国鉄分割・民営化は1981年から打ち出された。1987年強行までの6年間、中曽根政権がやったことが暴露されているが、怒りにたえない。国鉄分割・民営化は、政権と国家の命運
月刊『労働運動』34頁(0342号10/01)(2018/09/01)


『国鉄分割・民営化と闘って30年 労働運動の変革をめざして』を読んで
国鉄分割・民営化阻止ストライキは今に通じる闘いだ

サマータイムは「働き方改革」攻撃 自民党安倍政権は、東京オリンピックを口実にサマータイムを導入しようとしている。これは働き方改革と一体の8時間労働制解体攻撃である。過重労働、健康被害、システム障害など百害あって一利なしのとんでもない大攻撃である。東京オリンピックもろともサマータイム導入攻撃を粉砕しよう! 自民党の2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部の本部長を務める遠藤利明は、9日夜のNHKの番組で「サマータイムは東京オリンピック以後も継続する。2年限定ではな
月刊『労働運動』34頁(0342号11/01)(2018/09/01)


労働組合運動の基礎知識 第47回
サマータイム導入は8時間労働制解体攻撃

※第一交通はブラック企業 「テレビCMで『人に優しい』と宣伝している第一交通。ところがこの第一交通が労働組合つぶしのために、暴力団関係者を雇っていることを皆さんはご存じでしょうか!」 都庁前に、多摩連帯ユニオン第一交通武蔵野分会の小倉裕分会長の声が轟きます。派手にパフォーマンスを繰り広げる小倉分会長は、都労委闘争の昼休みやふくしま署名解雇の都庁前座り込み行動に参加して街宣を行っています。 2001年の「小泉改革」で、タクシー産業で規制緩和が行われ、開業条件が「営業所や車庫もリ
月刊『労働運動』34頁(0342号12/01)(2018/09/01)


闘う合同一般労組
タクシー労働者の闘いが社会を変える―第一交通武蔵野分会の闘い
小倉分会長の不当解雇撤回の闘いで、職場の仲間が組合に加入!

恋田 邦子(三浦半島教育労働者部会) 8・5~6広島反戦・反核集会闘争を終えた「反戦の母」、シンディー・シーハンさんが、婦人民主クラブ全国協議会と「改憲・戦争阻止!大行進」横須賀実行委員会の呼びかけによる国際連帯交流集会に参加するため、神奈川を訪れました。 8月7日は相模原で婦人民主クラブ全国協議会の方々を中心に夕食交流会、8月8日は横須賀で18時から集会でした。 当日は台風13号接近で大雨と強風。しかし台風ごときに怯む私たちではない! 集会の前段に16時から横須賀中央駅前で
月刊『労働運動』34頁(0342号13/01)(2018/09/01)


ひめじょおん―女性部から
シンディー・シーハンさんと戦争絶対反対の声を上げた!

 勤務服を着たKTX乗務員と駅務員、車両基地入換業務の労働者たちが、8月16日ソウル駅広場から青瓦台まで行進して「本当の社長コレール(韓国鉄道公社)の直接雇用」を要求した。 鉄道労組は8月16日午前、ソウル駅広場で記者会見を開き「以前の政府は鉄道本来の業務を持続的に外注化して、事実上分割・民営化を推進した」として「子会社に外注化した鉄道本来業務を、コレールが責任を持って直接雇用しなければならない」と述べた。 コレールは2006年当時、「人力運営合理化法案」文書で、戦略課題とし
月刊『労働運動』34頁(0342号14/01)(2018/09/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№38
正規職化を要求し、鉄道下請け労働者がデモ行進

平沼 和典(全国水平同盟事務局長)  全国水平同盟は、7月15日、大阪高槻の地で第7回大会を160人の結集で開催しました。改憲決戦に全力で決起し、この闘いの爆発でゼネスト―革命の展望を実現する、全国水平同盟の第2ステージを切り開く歴史的大会になりました。 水平同盟はこの春「戦争と改憲阻止、安倍を監獄へ」を真っ向から掲げて泉佐野選挙を闘い、多くのことを学びました。労働者の中に戦争と改憲に対する根底的な怒りがあること、支配者の利権と腐敗のおぞましい姿、それは同時に民営化と団結破
月刊『労働運動』34頁(0342号15/01)(2018/09/01)

地平線
7・15全国水平同盟第7回大会に160人結集!階級分断の部落差別と闘い、改憲阻止決戦へ!

読者からの寄稿 北海道労組交流センターの「労働学校」の報告 河野晃興(自交総連SKさくら交通労組委員長) 8月18日、札幌で月1回行われている労働学校、が開催されました。今回のテーマは、「日本にも〝革命〟と呼ばれる時代があった。~戦後革命とその敗北から生まれた日本国憲法~」でした。レジュメに整理された具体的闘いと合わせて、当時のニュース映像をまとめたDVDを見ました。 戦後の闘いは、まず北海道の炭鉱の朝鮮人・中国人労働者が切り開きました。彼らの団結した闘いに励まされた日本の労
月刊『労働運動』34頁(0342号16/01)(2018/09/01)


北海道労組交流センターの「労働学校」の報告、編集後記、まんが

動労総連合・北海道が大会開く 7・22北海道7月22日、動労総連合・北海道は札幌市で第2回定期大会を開催し、団結を固めて2年目の闘いへ踏み出しました。成田昭雄副委員長が「JR北海道の島田修社長は新幹線を優先し、地方を切り捨てようとしている。1047名解雇撤回の闘いも強化したい」と開会挨拶。長尾信一委員長が「JR廃線問題で、動労千葉支援で共に闘う。組織拡大はどうだったか、機関運営はどうだったかを検証して頑張る」と抱負を述べました。 被爆73周年長崎反戦反核闘争 8・9長崎「改
月刊『労働運動』34頁(0342号17/01)(2018/09/01)


hotoDocument 2018年7~8月