2018年7月アーカイブ

2018年7月 1日発行 第0340号

(写真 無実で獄中43年 星野文昭さん解放全国集会に1000人が結集!【6月3日 高松市内】) ◎甦る労働組合 労組交流センターが先頭に立ち、改憲・戦争阻止大行進運動をつくりだそう! 1〔特集〕●改憲・戦争阻止!大行進運動を! 8・5~6ヒロシマ大行動へ! ●6・3星野解放集会が大成功 アメリカで教員ストの巨大な広がり8・5~6広島に集まり改憲・戦争阻止の大運動を作り出そう 被爆73周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会事務局長 宮原 亮※国鉄1047名解雇撤回闘争 5月28日
月刊『労働運動』34頁(0340号00/01)(2018/07/01)


月刊労働運動 2018年07月号 目次

徳永 健生(全国労組交流センター常任運営委員、医療福祉部会)  6月12日に初の米朝首脳会談が開催された。マスコミをはじめ「平和の醸成」などと宣伝されるが、具体的道筋などはなく、この会談は朝鮮半島に平和など絶対にもたらさない。トランプとキムジョンウンの目には、平和など映っていない。彼らに65年もの長きにわたって38度線で暴力的に分断され抑圧され続けてきた南北朝鮮人民の怒り、悲しみなど絶対にわからない。 「体制の保証」「朝鮮半島の完全非核化=米国による核の独占支配体制のことだ!
月刊『労働運動』34頁(0340号01/01)(2018/07/01)

甦る労働組合
労組交流センターが先頭に立ち、改憲・戦争阻止大行進運動をつくりだそう!

被爆73周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会事務局長 宮原 亮 (広島連帯ユニオン執行委員) 人類最初の核攻撃から73年となる2018年の8・6広島闘争は、昨年までとは全く違う情勢の中で、これまでの延長線上ではない闘いとして取り組みます。今年は例年行っていた8月6日の首相来広弾劾のデモと屋内集会だけではなく、全く新しい取り組みとして、全世界に呼びかけて8月5日に国際反戦反核集会を開催することを決断しました。8・5国際反戦反核集会実行委員会は、東京でこれまで3回開催され、広島現地
月刊『労働運動』34頁(0340号02/01)(2018/07/01)


★改憲・戦争阻止!大行進運動をつくり出そう
8・5~6広島に集まり改憲・戦争阻止の大運動を作り出そう

※国鉄1047名解雇撤回闘争 5月28日千葉県労働委員会に不当労働行為の申し立て―国鉄闘争の新たな闘いの開始  5月28日、動労総連合は国鉄1047名解雇撤回をめぐり、JR東日本に「解雇撤回・団交開催」を要求して千葉県労働委員会に不当労働行為救済申立てを行った。当該組合員を先頭に、各支部組合員、支援の仲間が結集し、弁護団とともに申立て行動と記者会見をやりぬいた。 不当労働行為の責任はJRにある  最高裁決定によってJR不採用とした「不採用基準」の策定そのものが不当労働行為と確
月刊『労働運動』34頁(0340号03/01)(2018/07/01)


★改憲・戦争阻止!大行進運動をつくり出そう
※国鉄1047名解雇撤回闘争
5月28日千葉県労働委員会に不当労働行為の申し立て―国鉄闘争の新たな闘いの開始

 JR東日本は、「乗務員勤務制度の見直しについて」を提案しました。 朝夕の時間帯に短時間行路を設定し、指導員や支社課員、当務主務(当直)を乗務させるというのです。◆無人運転もできる。特別扱いしない 会社は「無人運転ができる技術が開発されているのだからもはや乗務員を特別扱いする必要はない。乗務員手当など廃止する」と公言しています。あまりに乗務員を軽視する考えです。 提案資料(下に掲載)では、「現在」の部分では「乗務員(運転士・車掌)」となっていますが、「将来」は「輸送サービスス
月刊『労働運動』34頁(0340号04/01)(2018/07/01)


※乗務員勤務制度の改悪を許すな!
乗務員軽視・安全破壊だ
乗務員を輸送サービススタッフの位置づけに

(写真 6・10国会闘争に動労千葉、交流センターが決起) 飯田 英貴(全国労働組合交流センター事務局長)  今から15年ほど前、私が労働組合の専従として初めて受けた相談が、仕事中に脳動脈瘤の破裂をおこし、現場で倒れた労働者の家族からの労災申請であった。闘いの半ばで当該の労働者は亡くなり、家族が最後まで「夫を返して欲しい」と訴えていたことが、今も強く心に残っている。合同労組として全力で闘ったが労災は勝ち取れなかった。それ以来、「労働組合に何ができるのか」という思いがずっと私の
月刊『労働運動』34頁(0340号05/01)(2018/07/01)


★改憲・戦争阻止!大行進運動をつくり出そう
9条改憲と一体の「働き方改革」法案の成立を許すな!

川添 順一(とめよう!戦争への道 百万人署名運動事務局員)  6月10日、「総がかり行動」などが呼びかける「安倍政権の退陣を要求する国会前大行動」が行われ、雨にもかかわらず2万7000人が集まりました。私たちも動労千葉と共に参加しました。東京労組交流センターの宣伝隊は国鉄署名や星野要望書を訴え、7・1国鉄集会を呼びかけました。チケットが数十枚も売れていました。 集会は国会議員や学者のほか、横田や沖縄や広島から訴えがありました。そして何より、焦点となっている「働き方改革」法案
月刊『労働運動』34頁(0340号06/01)(2018/07/01)


★改憲・戦争阻止!大行進運動をつくり出そう
労働改悪・改憲阻止・安倍打倒の先頭に立ち、今こそ国会闘争に決起しよう!

ちば合同労働組合 千葉市内で6月9日、「改憲発議を許すな!6・9千葉県討論集会」を約70人で行いました。9月の「改憲・戦争阻止大行進!千葉県実行委員会」(仮称)の結成へ向けた議論を開始しました。 腐敗を極めながら戦争と改憲に突き進む安倍政権に対して、毎週のように数万人が国会や首相官邸前に集まり、怒りを口にしています。何よりも労働組合が力を取り戻すことが現状を変える力になると考えてきました。〈現場から闘う運動をつくるにはどうしたらいいか〉〈小さくても自分たちの手で始めよう〉とこ
月刊『労働運動』34頁(0340号07/01)(2018/07/01)


★改憲・戦争阻止!大行進運動をつくり出そう
「改憲・戦争阻止!大行進 千葉県実行委」の結成にむけた取り組み―6・9討論集会の報告

高橋 敦(香川・教育労働者)更正保護委員会の地元で取り組み、労働者の力で星野さんを奪還できると実感! 6・3全国集会が大成功しました。「今すぐ星野さんを取り戻そう」の思いで全国から集まった1000人の集会とパレードは、生き生きと元気で希望に満ちた素晴らしいものでした。1000人の思いが一つになった時、労働者はすごい力を発揮すると実感しました。 地元・香川として、全国の皆さんに本当に感謝しています。同時に、準備過程も含め、貴重な経験の場を与えてくれたことも感謝の気持ちで一杯です
月刊『労働運動』34頁(0340号08/01)(2018/07/01)


6・3星野文昭さん解放全国集会が大成功

※9年間の故田口組合員解雇撤回闘争に勝利、職場支配権にむけ第二次闘争への突入を宣言! 吉本 伸幸(鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議 事務局長・鈴コン分会 書記長)  6・10鈴コン分会勝利報告集会が、鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議第7回総会として、東京の赤羽会館で開催された。当日は平行して国会前闘争も行われていたが、雨の降りしきる中で86人が結集した。 9年間の第一次闘争に勝利!  3か月雇用で非正規の鈴コン分会が、9年間の故田口組合員解雇撤回を闘い続けて、遂に団結の力で
月刊『労働運動』34頁(0340号09/01)(2018/07/01)


6・10鈴コン分会勝利報告集会に86人が結集!

吉野 元久(動労東京委員長)不当労働行為と闘った1年だった! 団結を固め組織拡大へ! 6月14日、国鉄東京動力車労働組合(動労東京)は第三回定期大会を開催しました。相次ぐ不当労働行為との対決 この一年間、交通機械サービス八潮支部は不当労働行為との闘いの連続でした。会社は組合の弱体化を狙い、就業規則にない「副所長」を発令したり、「6か月雇用」の組合員2人に対して一方的に「3か月契約」を強制し、「嫌なら辞めろ」と「支配介入」を試みたりしました。 私たちはストライキを構え、全面的な
月刊『労働運動』34頁(0340号10/01)(2018/07/01)


★動労東京第三回大会の報告

神田 広猛(宮城労組交流センター全逓部会)現場組合員の力で改憲・戦争に反対する労働組合を甦らせよう 今年のJP労組全国大会は、歴史の分岐点の大会でした。 世界が戦争情勢に突入する中、改憲・戦争に突き進む安倍政権に対し、働き方改革に労働組合が賛成するのか、9月の連合大会で改憲・戦争賛成へ雪崩をうって産業報国会の道を進むのかが問われていたのです。 全国で正規・非正規労働者の差別・分断に対して、闘いが巻き起こっています。しかし、日本郵政資本とJP労組は労使一体で、安倍の「働き方改革
月刊『労働運動』34頁(0340号11/01)(2018/07/01)


★JP労組大会闘争の報告

(写真 24時間ストライキに突入し社前集会) 闘うことで団結が強化・拡大されたタクシー労働者 河野 晃興(自交総連SKさくら交通労組執行委員長)  北海道札幌市東区のタクシー運転手の労働組合である、自交総連SKさくら交通労働組合は、6月5日午後5時から本採用(正社員)3人の24時間ストライキに立ち上がりました。組合としては、昨年12月20日ストライキに続く2度目のストライキでしたが、前回を上回る団結を作りだす闘いとなりました。 嘱託社員の賃下げ反対スト!  4月末、会社は「
月刊『労働運動』34頁(0340号12/01)(2018/07/01)


産別・戦線の闘い 第14回
交通運輸労働者の闘い
闘うことで団結が強化・拡大されたタクシー労働者

低賃金と公教育破壊に「もう限界!」 小島 江里子(動労千葉国際連帯委員会)動労千葉国際連帯委員会の小島さんがアメリカ教育労働者の闘いを報告してくれました ◆ウェストバージニアの闘いが示した労働者階級の巨大な力  今年の2月下旬、〝トランプ州〟と言われるウェストバージニア州で、全州55郡のすべての公立学校を閉鎖した教育労働者のストライキが行われた。最初は、州議会の賃金破壊、医療保険改悪、公立学校への資金激減に対する抗議のウォークアウト(職場離脱)の呼びかけで2月22日に始まっ
月刊『労働運動』34頁(0340号13/01)(2018/07/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第16回
アメリカで教員ストの巨大な広がり

岸上 真寿美(全国女性部部長)「改憲・戦争阻止!大行進」運動の先頭に女性部が立とう! 5月20日、都内で第25回女性部定期全国大会を開催しました。会場では、星野さんの意見広告が前面左右に貼り出され、また歴史的な南北会談という情勢の中で、「韓国のハンサンギュン前委員長が明日仮釈放される」との報に接し、熱気の中での大会となりました。 今大会は、「改憲・戦争阻止!大行進運動」の先頭に女性部が立つために討論を重視しようと、事前の運営委員会で確認しました。 東京女性部長の石田訓子さんの
月刊『労働運動』34頁(0340号14/01)(2018/07/01)


※全国女性部第25回定期大会の報告

(写真 5・30のストライキ決行中の闘い)派遣労働者の解雇を許さず、組合員全員で24時間ストライキに決起関西合同労働組合恭誠社分会派遣労働者の仲間の解雇を許さず、ストに決起! 私たち関西合同労働組合恭誠社分会は、5月30日、分会員8人全員で終日ストライキを貫徹しました。派遣労働者として働く仲間の突然の雇い止めを絶対に許さない決意を固め、正規職と非正規職の労働者が共に立ち上がったのです。 関西青年労働者集会実行委員会での討論をきっかけとし、関西合同労組本部が私たちにストを提起、
月刊『労働運動』34頁(0340号15/01)(2018/07/01)


関西のたたかいの中から!
派遣の解雇を許さず、恭誠社分会全員でストライキ

動労千葉の闘いを自分の職場でも起こし社会変革を! 坪井 静(一陽会労働組合執行委員長)  『労働運動の変革をめざして』を約2か月掛かって読み終え、この文章を書いています。 子育てをしながら、仕事をし、労働運動をしながら「読む」という時間をいかに捻出するのか...それこそが闘争でした。読む時間は、動労千葉の労働学校に向かう電車の中ということもあり、私の中で「動労千葉労働運動」は、切ってもきれない運命的なものを感じています。※各章から学んだこと  第1章から読み進めていく中で、「
月刊『労働運動』34頁(0340号16/01)(2018/07/01)


『国鉄分割・民営化と闘って30年 労働運動の変革をめざして』を読んで
動労千葉の闘いを自分の職場でも起こし社会変革を!

 前回は1か月単位の変形労働時間制について書いた。今回は1年間の変形労働時間制について。 1年間の変形労働時間制は、1か月以上1年未満で労働時間を設定する変形労働時間制だ。基礎になる労働時間は365日2085.7時間、366日(閏年)2091.4時間である。 1年単位の変形労働時間制は極端な話、閑散期に丸々休ませて、繁忙期に31日全部働かせるようなことがないような制限がある。1年あたりの労働日数280日(年間休日85日)、1日あたりの労働時間10時間まで、1週間あたりの労働時
月刊『労働運動』34頁(0340号17/01)(2018/07/01)


労働組合運動の基礎知識 第45回
1年単位の変形労働時間制

パワハラ、ロックアウト解雇と闘い、解雇撤回闘争に勝利の展望広島連帯ユニオン山陽測器解雇撤回闘争の経過 山陽測器は広島市西区にある測量機器のリースなどを行っている社員数40人くらいの会社です。M組合員はこの会社で13年間、事務職として働いていました。 2014年3月11日、黒田部長はM組合員を呼び出し、「役員会で解雇することを決めた。理由は社長より遅く出勤することだ。辞める日は自分で決めて良い」という退職強要を行ってきました。この退職強要を契機に、Mさんは広島連帯ユニオンに加入
月刊『労働運動』34頁(0340号18/01)(2018/07/01)


闘う合同一般労組
「働き方改革」との最前線の闘い―山陽測器解雇撤回闘争

6・23教育労働者の集いを成功させ、8・5~6ヒロシマ大行動へ! 矢田 三恵(高揚第一診療所労働組合書記長) 改憲・戦争阻止!大行進運動の手応えを実感  6月23日、「改憲・戦争阻止!大行進」運動の呼びかけ人でもある根津公子さんをお招きして、広島教育労働者のつどいが行われました。被爆・戦争の体験から、「日の丸・君が代」の押しつけに反対し、平和教育を実践してきた広島の学校現場に、職務命令と処分をもって、「日の丸・君が代」を強制してきた「是正指導」から20年。東京でも石原都知事の
月刊『労働運動』34頁(0340号19/01)(2018/07/01)

ひめじょおん―女性部から
6・23教育労働者の集いを成功させ、8・5~6ヒロシマ大行動へ!

 民主労総が5月28日、最低賃金改悪阻止のためのゼネストに立ったが、国会は最低賃金算入範囲と拡大する最低賃金法改正案を通過させた。最低賃金改悪で労働者たちは最低賃金算入範囲拡大で賃金が削減される危機にさらされることになる。また、就業規則不利益変更、「賞与金細切れ支給」も可能にして、労働組合の団体協約上の脅威を受けることになる。 民主労総はこの日、午後3時からヨイド国会前で2時間ゼネスト大会を開いた。民主労総は国会進撃闘争に続いて、ヨイド・共に民主党、自由韓国党前でストライキ集
月刊『労働運動』34頁(0340号20/01)(2018/07/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№36
民主労総ゼネスト国会進撃の中、最低賃金法改悪が国会通過!

旭非正規職支会支援共闘会議 ●韓国の請負労働者が組合を結成 3年前の5月、旭硝子韓国子会社AFKの工場に請負会社GTSの社員として入っていた労働者が労働組合=「旭非正規職支会」結成。 職場を転々とする非正規労働者。 最低賃金ぎりぎりの賃金で、土日も休めない、風邪を引いても休めない、昼食時間は20分、ミスをすると罰金で赤いチョッキを着せられる。文句を言おうものなら解雇が待っている。もうかんべんしてくれ、人間らしく生きたいという思いで、138人が加入。●3年をこえる闘い AFKと
月刊『労働運動』34頁(0340号21/01)(2018/07/01)


地平線
旭支会支援共闘会議は解雇撤回まで旭硝子の責任を追及する! 解雇された労働者を支援して下さい!

映画紹介『我らの生活』  ローマ近郊の建設現場監督のクラウディオ。愛する妻と2人の子ども。妻はまもなく3人目を出産だ。しかし出産時に妻が亡くなる。妻の死を受け容れられないまま3人の子どもを抱える主人公。ある日、クラウディオは現場で事故死したルーマニア人の警備員の死体を発見する。「工事がストップすれば全員が失業」「死んだのは家族もいない不法滞在者だ」と話す上司。主人公も半ば納得し、それどころか半ば脅してビル建設の仕事を請負う。裏稼業の友人から着工資金を借り、妻の死を忘れるかの
月刊『労働運動』34頁(0340号22/01)(2018/07/01)

映画紹介『我らの生活』、編集後記、マンガ

東大で、京大生招き集会 6・8東京6月8日、東京大学教育問題研究会の主催で「京大立て看板規制を京大生と共に語る集い」が東大駒場キャンパスで、京大生を招いて行われました。参加者は約50人、東大生も「大学の授業より人気」とうなるほど。駒場だけでなく本郷キャンパス、一橋大や日大などからも学生が集まり、京大タテカン攻防への関心の高さが実感されました。 オスプレイ配備反対横田闘争 6・17東京6月17日、「オスプレイの横田基地配備に反対する6・17東京集会」が東京都福生市内で行われ、
月刊『労働運動』34頁(0340号23/01)(2018/07/01)


PhotoDocument 2018年6月