2018年6月アーカイブ

2018年6月 1日発行 第0339号

(写真 5・12「復帰」46年沖縄闘争で、沖縄国際通りを進む青年を先頭としたデモ隊) ◎甦る労働組合 改憲阻止! 「働き方改革法」阻止へ! 7・1国鉄集会の成功をかちとろう!〔特集〕●国鉄闘争全国運動7・1全国集会へ! ●改憲阻止デモ、泉佐野市議選挙、沖縄闘争の報告改憲阻止の先頭に国鉄闘争の旗を掲げよう! 国鉄1047名解雇撤回! 国鉄闘争全国運動7 ・1全国集会に結集を! 白井徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長)7・1集会を成功させ、労働委員会闘争を労働運動として解雇撤回・改
月刊『労働運動』34頁(0339号00/01)(2018/06/01)


月刊労働運動 2018年06月号 目次

小泉 義秀(全国労組交流センター常任運営委員、 東京労組交流センター事務局長)  改憲と一体の働き方改革関連法案は、5月25日に衆議院厚生労働委員会で強行採決された。 同日、2015年2月に安倍晋三首相が加計学園の加計孝太郎理事長と面会したと、県の文書に記載されていることを今治市長が明らかにした。愛媛県知事が示した文書に続く、決定的な証拠だ。腐敗した安倍政権を打倒して、働き方改革関連法案を廃案にすることは可能だ。最後まであきらめず、参院で法案を葬り去るまで闘いぬこう。 米朝
月刊『労働運動』34頁(0339号01/01)(2018/06/01)

甦る労働組合
改憲阻止! 「働き方改革法」阻止へ! 7・1国鉄集会の成功をかちとろう!

(写真 2017年6月国鉄闘争全国運動集会) 改憲阻止の先頭に国鉄闘争の旗を掲げよう! 国鉄1047名解雇撤回! 白井 徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長)  東京・江戸川区総合文化センターで7月1日、国鉄闘争全国運動の呼びかけで全国集会を開催します。 2010年の旗揚げ集会から9回目の全国集会です。国鉄闘争全国運動は、1047名解雇撤回闘争の絞殺を狙う2010年「4・9政治和解」の大反動に抗して「国鉄闘争の火を消すな!」を合い言葉にしてスタートしました。当時としては圧倒的に困
月刊『労働運動』34頁(0339号02/01)(2018/06/01)


特集 国鉄闘争全国運動7・1全国集会へ
国鉄闘争全国運動7・1全国集会に結集を!

 国鉄闘争全国運動の呼びかけ人会議を4月下旬に開催しました。 7・1国鉄集会にむけて、5月28日申立ての労働委員会闘争の意義、解雇撤回・団交開催にむけた闘い、国鉄闘争を軸に改憲阻止へ決起することなどを論議しました。発言を紹介します。(編集は事務局) ●葉山岳夫さん(弁護士・動労千葉顧問弁護団長)  改憲攻撃と国鉄改革=国鉄分割・民営化が連動していることは明らかです。もう一つの狙いとして、それぞれの会社で一企業一組合を育てあげ、戦闘的な労働組合をつぶすことがあった。これが完全に
月刊『労働運動』34頁(0339号02/02)(2018/06/01)


特集 国鉄闘争全国運動7・1全国集会へ
7・1集会を成功させ、労働委員会闘争を労働運動として解雇撤回・改憲阻止へ!

(写真 5・11東京高裁前でシュプレヒコール)証人尋問拒否した不当訴訟指揮に裁判官忌避申立迫りくる大合理化攻撃と対決し外注化粉砕まで闘いぬこう! 5月11日、動労総連合・出向命令無効確認訴訟の控訴審第2回裁判が行われ、強制出向当該の組合員を先頭に、各支部組合員、支援の仲間が結集した。●プロパー退職は外注化の矛盾  裁判では、冒頭に意見陳述にたった動労水戸の石井委員長が、低賃金を理由にMTS(水戸鉄道サービス)プロパーが次々と退職している事実をあげ、「業務をJR本体からグループ
月刊『労働運動』34頁(0339号02/03)(2018/06/01)


特集 国鉄闘争全国運動7・1全国集会へ
※5・11出向無効確認訴訟

(写真 JR東日本への抗議行動) JRはただちに解雇を撤回しろ! 団交を拒否するな!  われわれはJR東日本に「1047名解雇撤回・団交開催」を求め、5月28日に千葉県労働委員会への申し立てを行うことを決定した。 ◆不当労働行為の責任JRにあり!  2015年6月、最高裁の上告棄却決定により、不採用基準の策定自体が不当労働行為であると認定した東京高裁判決が確定した。JR不採用=解雇が不当労働行為によるものだったと、法的に確定させたということだ。 不当労働行為と認定された不採
月刊『労働運動』34頁(0339号02/04)(2018/06/01)


特集 国鉄闘争全国運動7・1全国集会へ
※5・28千葉県労働委員会申し立て行動へ

★「働き方改革」法案の成立を阻止しよう!飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)労働者の闘いが切り開いた朝鮮情勢の歴史的地平 歴史が大きく動き出そうとしています。4月27日、南北首脳会談が開催され、「朝鮮半島の完全な非核化」「休戦状態にある朝鮮戦争の年内の終戦」などを盛り込んだ「板門店(パンムンジュム)宣言」が発表されました。韓国の労働運動のナショナルセンターである民主労総はただちに声明を発表し、「歴史的な宣言を積極的に支持して歓迎する」「(板門店宣言を)73年分断体制を終
月刊『労働運動』34頁(0339号02/05)(2018/06/01)


特集 国鉄闘争全国運動7・1全国集会へ
朝鮮情勢の激変下、安倍政権の改憲・労働法制改悪に立ち向かい、国鉄闘争を先頭に、今こそ職場から闘う労働組合を甦らせよう!

全国各地で5・1メーデーに決起! 5・1メーデーが各地で闘われた。既成労働組合が「改憲・戦争阻止」を掲げない中で、明確に「改憲・戦争阻止!働き方改革粉砕!」を掲げた集会とデモを貫徹した! ★新宿メーデー  「9条改憲発議・戦争絶対反対!『働き方改革』関連法案をぶっとばそう! 安倍政権を倒そう!」を掲げた新宿メーデーが、5月1日に東京・四谷区民ホールでかちとられた。 青年をはじめ250人が結集した。「戦争か革命かを問う歴史的情勢下で、今こそ労働運動をよみがえらせよう。『改憲・戦
月刊『労働運動』34頁(0339号03/01)(2018/06/01)


全国各地で5・1メーデーに決起! 新宿メーデー、広島メーデー

川添 順一(百万人署名運動事務局員)  「憲法記念日」の5月3日午後3時、「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会は、新橋・桜田公園から銀座にかけてのデモを行いました。ビラやネットを見ての参加もあり、約500人が集まりました。デモ出発前の集会では、動労千葉の田中委員長が「この実行委員会を全国に広げて、秋の改憲発議は絶対に阻止しよう」と訴えました。また、広島連帯ユニオンの一貫田書記長や全学連の斎藤委員長もマイクをにぎりました。 私たちのデモに対して、天皇制右翼の街宣カー10数台が
月刊『労働運動』34頁(0339号04/01)(2018/06/01)


右翼の妨害をはね返し5・3改憲阻止デモを貫徹!

中川いくこ(関西合同労組泉州支部書記長)  全国のみなさん、泉佐野市議選への熱く力強いご支援、本当にありがとうございました。事務所の壁は全国の仲間からの檄布でいっぱいになりました。心から感謝申し上げます。 結果は、22人中19位、981票獲得し、5票差で次点。現職が3人も落選する激戦でした。今でも悔しさがこみあげてきますし、支持してくれた方々が「もっと自分が支持を広げていれば」と口々に言ってくれます。しかし、今回の選挙を闘って本当に良かったと思います。 私たちは、市議選の常
月刊『労働運動』34頁(0339号05/01)(2018/06/01)


※泉佐野市議選挙の報告
市議選でつくり出した団結と決起を改憲・戦争阻止へ!拠点建設へ!

(写真 復帰46年5・12沖縄集会) 富田 晋(IJBS労組委員長)  5・12~14に「復帰」46年沖縄闘争を行いました。この3日間の闘いは、中東と朝鮮半島の緊張から世界戦争が迫る中で、1971年(復帰1年前)に行われた沖縄全島ゼネストを引き継ぎ、現代の闘いに甦らせ、戦争を阻止し、社会を変える為に勝ち取られました。 この紙面で、3日間の闘いにおいて何が勝ち取られ、前進したのかを報告させて頂きます。3日間の攻防の軸として、日本IBMビジネスサービス労働組合(以下、IJBS労
月刊『労働運動』34頁(0339号06/01)(2018/06/01)


5・12~14沖縄闘争で、基地撤去・非正規職撤廃へ団結!

教育労働者は改憲・戦争阻止の先頭で闘おう! 品川 孝司(三浦半島教育労働者部会) 横須賀での反戦運動の復権  三浦半島では、「改憲・戦争阻止!大行進横須賀実行委員会」を結成し1月から毎月、大行進を行っています。 5回目の5月19日デモの前、街宣でシール投票をやりました。「日本は戦争をできる国になろうとしていると思いますか」「横須賀は安全な街だと思いますか」という問いかけに、50人ほどの人が答えてくれました。 印象に残るのは、小さい子どもを連れたお母さんが近づいてきて、「横須賀
月刊『労働運動』34頁(0339号07/01)(2018/06/01)


産別・戦線の闘い 第12回
教育労働者労働者の闘い

(写真 2月14日地労委申し立て) 愛媛でも労働委員会闘争を開始しました! 日野 亮(愛媛労組交流センター全逓部会)  2018年2月14日にJP労組四国地本松山支部4人、中予支部2人の計6人で、愛媛県労働委員会(以下地労委)に不当労働行為の申し立てを行いました。大阪、東京に続く3件目の申し立てです。愛媛では「スキル評価制度」、「無期転換制度」に加え「人事給与制度」の廃止を要求しました。大阪、東京の報告は既報されていますので、申し立ての詳細は省きます。 午前中に地労委に申し
月刊『労働運動』34頁(0339号07/02)(2018/06/01)


産別・戦線の闘い 第13回
郵政労働者労働者の闘い

東京全局に郵政非正規ユニオンの旗を立てよう! 星野 勝紀(JP労組銀座局)  4月28日、「ふざけるな日本郵政!なんで私の首を切ったんだ!デタラメなスキル評価やめろ!4・28集会」が都内で開催され、40人の参加で大成功しました。 安倍政権は改憲攻撃をはじめ、労働法制の改悪を今国会に上程し、総非正規職化を進めようとしています。 安倍政権の改憲攻撃、労働法制改悪攻撃の中で、日本郵政の資本攻勢をとらえて、それに抗する反撃の狼煙をあげるものとして4・28集会はかちとられました。 今
月刊『労働運動』34頁(0339号08/01)(2018/06/01)


ふざけるな日本郵政!なんで私の首を切ったんだ!デタラメなスキル評価をやめろ!4・28集会の報告

動労千葉  1047名解雇撤回闘争は、最高裁決定により、不採用基準が不当労働行為だったことが確定し、その基準の策定を命じたのがJR設立委員長・斎藤英四郎だったことも暴き出しました。不採用基準は設立委員会が、87年2月12日に決定しており、設立委員会の継承法人=JRに解雇撤回・採用の法的責任があります。私たちは秋田の仲間とともに、JR東日本に対し団交開催・解雇撤回JR復帰を求めて5月28日千葉県労働委員会に申し立て、新たな闘争を開始しました。物販と共に、この闘争と千葉県労働委
月刊『労働運動』34頁(0339号09/01)(2018/06/01)


解雇撤回を闘う争議組合の2018年夏季物資販売にご協力を!

村山 晃(北摂労組交流センター)  「命を守るストライキ」として闘われたストライキですが、「何のためにストライキをするの」という現場組合員の声に対して、執行部が、「団結のためのストライキだ」ということを訴えぬいたことの意義は大きいと思います。 2012年の経営危機を口実とした、新自由主義経営を掲げる日本経営の導入以来、職場では不当解雇や退職強要(自主退職)、強制配転、パワハラ、一時金による分断などの不当労働行為が強行されてきました。これに対して労組は、団結破壊・労組破壊の攻
月刊『労働運動』34頁(0339号10/01)(2018/06/01)


関西のたたかいの中から!
職場の主人公は労働者だ! ー高槻医療福祉労組ストライキからつかんだもの

橋本 光一(動労福島委員長)  5月沖縄闘争は、改憲戦争情勢を打ち破るゼネストへの展望を確信するものとなったが、同時に、オール沖縄に賛同する労働者の苦悩を目の当たりにするものでもあった。この本は労働者の苦悩への回答を示す本である。「動労千葉は前例のない運動をつくり出し、それは普遍的である」と自負していることを信じて読んでほしい。 第1章では動労千葉の歴史を振り返り、「事故は本人持ち」という労働運動の欠点的常識を覆すことから始まったことが、1972年の船橋事故を教訓に描かれてい
月刊『労働運動』34頁(0339号11/01)(2018/06/01)


『国鉄分割・民営化と闘って30年 労働運動の変革をめざして』を読んで
労働者の苦悩への回答を示す、うなずいて読める本だ!

※8時間労働制解体のための―労基法32条の2(1カ月単位の変形労働時間)  変形労働時間制が導入されたのは1988年。国鉄分割・民営化攻撃以降のことである。ただし、1947年に労働基準法が施行されて以来、現実には就業規則において4週間を平均して1週あたりの労働時間が上限(当時は48時間)を超えない定めをしたときは、特定の日又は特定の週において労働時間の上限を超えて労働させることができることとし(4週間単位の変形労働時間制、施行当時の第32条2項)、多くの企業がこの方法を採用し
月刊『労働運動』34頁(0339号12/01)(2018/06/01)

労働組合運動の基礎知識 第44回
8時間労働制解体のための変形労働時間制

新井 拓(合同一般労組さいたまユニオン書記長) 4月29日、さいたま市民会館うらわで合同一般労組さいたまユニオン第11回定期大会を行いました。その後、大石運輸、東京管財の2分会が勝利和解をかちとった勝利報告集会も開催。笑いあり涙ありの感動的な会となり、組合員、共闘の仲間との団結を大いに深め、新たな闘いの出発点ともなりました。 動労千葉や合同・一般労働組合全国協はじめ、全国の合同労組から多くのメッセージをいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。動労総連合と全国協の拡大へ
月刊『労働運動』34頁(0339号13/01)(2018/06/01)


闘う合同一般労組
※さいたまユニオン第11回定期大会と勝利報告集会 笑いあり涙あり、挑戦し続けた1年の闘い

(写真 被曝労働拒否を訴える辻川あつ子さん) 辻川 あつ子(全国労組交流センター女性部事務局長)  安倍・経済産業省は2030年に向けたエネルギー基本計画の素案を公表しました。その要は、安倍が危機乗り切りをかけて「原発は重要なベースロード電源」を堅持し、戦争するということです。 6月に日立製作所会長の中西宏明が経団連会長を引き受け、「原発の再稼働は必須」と明言し、原発輸出・再稼働で安倍を後押しすることを決意しています。労働者には、コスト削減で極限的な労働を強いながら、経済学
月刊『労働運動』34頁(0339号14/01)(2018/06/01)

ひめじょおん―女性部から
戦争・改憲、原発推進に生き残りをかける安倍政権を倒そう!

労働解放と平等な世の中をもっと大きなスケールで 刑期6か月余を残して仮釈放されたハンサンギュン前民主労総委員長が5月21日午前10時ファソン嚮導所の門の外に出て来た。 民主労総組合員をはじめセウォル号遺家族、サンヨン自動車労働者、進歩政党、宗教界人士等、市民社会各界が朝早くからファソン嚮導所前で待ってハン前委員長の出所を出迎えた。 ハン前委員長が姿を現すと歓声がわきあがり、ハン前委員長の母イムソンボクさんとチョンテイル烈士の弟チョンテサム氏が花束を渡した。キムミョンファン現民
月刊『労働運動』34頁(0339号15/01)(2018/06/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№35
ハンサンギュン前民主労総委員長出所!

(写真 5・21狭山再審を求めた東京高裁包囲デモ) 岩本 正治(東日本部落解放共闘事務局長)  5月21日、石川さんの再審・無罪を勝ちとるために、東京高裁への要請行動と100人をめざした5回目の高裁包囲デモを行い、夕方、狭山集会を全水道会館で開催しました。 前日に狭山集会を打ち抜いた関西の仲間8人がかけつけ、共に狭山再審・無罪を勝ちとる一致団結した闘争になりました。「一日やりきった!」というのが全参加者の声ではないかと思います。 後日、東日本解放共闘の幹事会で出された感想を
月刊『労働運動』34頁(0339号16/01)(2018/06/01)

地平線
不当逮捕から55年 石川一雄さんと連帯し、東京高裁の後藤裁判長に狭山再審を要求!

東京駅サントリーグループ会社自販機でスト  5月3日、JR東京駅で自動販売機の補充業務を担当しているサントリーグループの自動販売機オペレーション大手・ジャパンビバレッジ東京の労働者7人がストライキを通告し、業務を停止しました。 ストライキの目的は二つ。一つは、未払い残業代の支払い。もう一つは、同社の労働条件の改善に中心的な役割を果たした組合員に対して、同社が「報復」の懲戒処分を突きつけているため、その撤回を求めるものです。何時間働いても7・5時間 東京駅では、構内の自動販売機
月刊『労働運動』34頁(0339号17/01)(2018/06/01)


東京駅自販機でスト、編集後記

「つぶそう改憲と戦争」集会 5・18東京5月18日夜、東京・霞が関の弁護士会館2階講堂クレオで「こうやってつぶそう改憲と戦争」集会が開かれた。主催は「憲法と人権の日弁連をめざす会」と「裁判員制度はいらない!大運動」。弁護士、労働者・学生ら270人が結集した。武内更一弁護士は、「改憲阻止を掲げて闘った2月日弁連会長選挙で2847票を獲得した。団結して闘えば改憲も戦争も阻止できる」と発言。 過労死遺族が官邸前座り込み 5・22、23東京「働き方改革」関連法案をめぐる攻防は緊迫の
月刊『労働運動』34頁(0339号18/01)(2018/06/01)


PhotoDocument 2018年5月