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特集 特集 今秋国鉄決戦へ!千葉 あらゆる職場に闘う労働組合をつくり、10・5集会の大結集で、1047名解雇撤回へ

月刊『労働運動』34頁(0294号02/08)(2014/09/01)

特集 特集 今秋国鉄決戦へ!

千葉 あらゆる職場に闘う労働組合をつくり、10・5集会の大結集で、1047名解雇撤回へ

(写真 千葉県内で10万筆署名街宣)

 28年間解雇撤回を闘い、外注化反対を闘い続けてきた「動労千葉」と、「牛丼のすき家」でストライキを決行した「ちば合同労組」から呼びかけます。
 7月1日の集団的自衛権の行使を認める閣議決定を絶対に認めることはできません。安倍政権は、「国権の発動たる戦争は、永久にこれを放棄する」「国の交戦権はこれを認めない」と定めたはずの憲法をふみにじり、世界に向かって「戦争宣言」をしたのです。敗戦後69年のあいだ戦争を阻んできた力は、これと必死に立ち向かってきた労働者の闘いでした。しかし、国鉄分割・民営化攻撃を通して民営化・外注化攻撃が社会の隅々まで押し進められ、労働運動が屈服・後退させられるなかで、多くの労働者が非正規職や貧困の中に突き落とされたのです。社会が崩壊し、安全が崩壊し、人の命がないがしろにされる、そんな社会がつくりだされたのです。こうした中で、今回の集団的自衛権行使容認の閣議決定が強行されたのです。
 こんな社会を変えなければならない。二度と戦争への道を許してはならない。こんな時代だからこそ、労働組合をその原点に返ってよみがえらせることが必要です。労働組合は労働者が団結してたたかうための武器であることを何よりも明確にしなければならないと考えています。
 「ブラック企業」「パワハラ」という言葉に象徴的なように、どこの職場でも賃金削減や外注化・非正規職の導入が激しくなっています。自治体や公共サービスの職場でも、「いったん全員解雇・選別再任用」といった、国鉄分割・民営化型の解雇や雇い止めが増える中、しわ寄せは労働者に襲い掛かってきます。経営側と闘って、労働者の雇用と生活を守る、「あたりまえ」の労働組合が今、決定的に必要になっています。
 私たちは、この秋、「10・5千葉県労働者集会」を行います。JRの「解雇撤回10万筆署名」の達成と、最高裁で解雇撤回・JR復帰の判決を実現すると同時に、すべての職場で吹き荒れている民営化・外注化・正規職化に対して、「絶対反対」で闘う労働組合を復権させる集会です。
 28年もの間、国鉄の解雇撤回と安全破壊をもたらす外注化に、ストライキで闘い続ける動労千葉と、本年6月に「牛丼のすき家」でストライキを闘ったちば合同労働組合から、県内のすべての労働組合と働く仲間に呼び掛けます。
 (千葉労組交流センター)
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国鉄1047名解雇撤回!
民営化・外注化・非正規化阻止
10・5千葉県労働者集会
○とき :10月5日(日)14時~
○ところ:千葉市美術館講堂