月刊労働運動-Home> 各地の活動 >

10・4香川国鉄集会報告

月刊『労働運動』34頁(0297号03/04)(2014/12/01)

10・4香川国鉄集会報告

日教組にとって代わる階級的労働組合をめざす
10・4香川国鉄集会報告
 11・2全国労働集会に参加しました。5700人の参加者が、「安倍倒せ」の怒りの声を上げました。
 11月集会に向けて、香川においても国鉄集会を開催しました。動労西日本の山田和広書記長を講師として、約1時間の集会でした。特に、山田書記長から9・11郡山闘争等の報告を受け、参加者一同が香川に、全国に、「動労総連合を建設しよう」という思いを熱くしました。この間、8月末の早朝、通勤時の国鉄多度津工場に「9・11郡山総合車両センターの外注化阻止」のビラ入れをし、9月末に郡山闘争の報告として、「前進」を60部入れました。多くの青年労働者が、「ご苦労さん」といって受け取りました。さらに、高松運転所・多度津工場の公開日の参加者に「解雇撤回・JR復帰」の最高裁署名を訴え、11月集会の参加も呼びかけました。
 安倍政権の7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定は、日本を「戦争放棄の国」から「戦争をする国」に大転換させる歴史的攻撃です。「戦争協力拒否」を原点に闘ってきた教育労働者の深い怒りがわき上がっています。「教え子を再び戦場に送るな、青年よ再び銃を取るな」の日教組のスローガンが、1951年に採択され掲げられてきました。
 私たち日教組香川三観地区教職員組合は、日教組香川に「とって代わる」ため、動労千葉や動労水戸のように、「ストライキ」で闘える組合にするため、組合の団結を深めるため、国鉄闘争全国運動に賛同し、動労千葉を支援すること、さらには反原発、藤田裁判(人事評価制度)を支援することを決議しました。そして、実践を積み重ねてきている段階です。
 最大の決戦は、国鉄決戦です。「4・9政治和解」による、体制内勢力の権力・資本への屈服を絶対に許すことはできません。「1047名解雇」を絶対に許すことはできません。27年前に強行された国鉄分割・民営化は、戦後最大の労組破壊攻撃であり、大量首切りの攻撃でした。敵の攻撃は、団結を破壊すること=労働組合つぶしなのです。だったら、労働組合として団結しようではありませんか。「団結」「ストライキ」で、敵の攻撃を打ち破ろうではありませんか。日教組香川の運動に責任を取り切るためにも一に実践、二に実践、実践あるのみです。その実践を総括し、教訓化し、普遍化できればと考えています。
 青年労働者の声を聞き、職場で団結し、長時間・過重労働と闘い、「職場」と「労働」を現場労働者の主体的意思と団結のもとに取り戻すことが安倍への最大の反撃です。
 日教組は文部省(当時)との「パートナー路線」で5項目の職場闘争方針を放棄しました。これが、今日の安倍教育改革に現場を明け渡す結果をもたらしています。だからこそ、体制内指導部に「とって代わる」階級的労働組合が求められているのです。「命」と生活を守る労働組合が求められているのです。国鉄分割・民営化絶対反対で闘う動労千葉・動労水戸を先頭とする「動労総連合」を全国に打ち立てようではありませんか。教育労働者こそ、最先頭で闘おうではありませんか。
 (日教組香川三観地区教職員組合 須藤角一)