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10・19福岡国鉄集会報告

月刊『労働運動』34頁(0297号03/18)(2014/12/01)

10・19福岡国鉄集会報告

「国労に未来はない、動労総連合を全国につくろう」と訴えた!
10・19福岡国鉄集会報告
 福岡市内で国鉄闘争全国運動・九州主催で「戦争・民営化と闘う福岡労働者集会」を開催しました。11月労働者総決起集会に向かって時代認識と国鉄・反原発・星野奪還を正面課題として提起し、総決起を訴えました。
 集会は2部構成で司会は青年が担当し、集会に先立って「9・11郡山闘争」を上映し、「星野文昭さんを取り戻そう」と「ソリダリティ」を合唱して集会に勢いがつきました。
 最初に主催者挨拶を竹内良夫代表が行いました。「本集会を戦争と安全無視、解雇の安倍を倒すための怒りを集める集会にしましょう」と開会宣言を発し、集会に入りました。
 発言のトップは、福祉施設の偽装廃園・不当解雇と闘う虹ヶ丘学園労働組合の野下委員長が「虹ヶ丘学園闘争の現局面」を報告。「虹ケ丘学園を廃園にした黒幕が福岡県だった事がわかってきた。責任を取らせるため裁判闘争を開始し11・18虹ケ丘学園廃園無効確認訴訟闘争一審判決に結集を!」と訴えました。
 本集会の提起「7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定と国鉄決戦の展望」を私が50分行いました。「国労再生に向かって必死で頑張ってきたが、国労全国大会や9・3判決に示された通り、今の国労に未来はない。JRの中に闘う労働組合を作る事が必要だ。動労総連合を全国につくろう。7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定は戦争する国になる宣言だ。今こそ労働組合を奪い返しましょう。11・2集会に総結集し、新自由主義の戦争と民営化の安倍政権をぶっ倒す闘いを始めよう」と全力で訴えました。
 第二部は、被曝労働を告発し裁判を闘っている元原発労働者の怒りの発言から始まり、NAZENナガサキ、福岡の仲間からフクシマの怒りと結びつく川内原発再稼働阻止にむけた決意が述べられました。
 続いてレイバーユニオン福岡の組合員が産業廃棄物処分場の職場での雇い止め解雇通告に対して労働委員会闘争で不当労働行為を認めさせ、未払賃金の支払いと解雇を撤回させた報告を行い、満場の拍手を浴びました。
 続いて、闘う労働組合を取り戻すために執行部選挙に挑戦した報告やス労自主の大弾圧粉砕・解雇撤回を貫く決意が述べられました。
 民営化・外注化と闘っている自治体労働者から絶対反対で団結拡大する取り組みが報告され、教育労働者からはメンタルヘルスが大問題になっていて闘う労働組合が求められている現状が報告されました。
 事務局から具体的な行動方針・闘争方針が提起され、集会のまとめを手嶋浩一代表が行いました。体調不良で療養していましたが「今こそ労働者が闘う労働組合をつくるために実践に出ることだ」と檄を飛ばしました。
 11・2全国労働者総決起集会へと闘いを発展させることを確認し、団結ガンバローで集会を締めくくりました。
 (羽廣 憲)