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■ひめじょおん―女性部から 福岡から

月刊『労働運動』34頁(0299号14/01)(2015/02/01)

■ひめじょおん―女性部から 福岡から

若い新会員と共に奮闘中です!

松尾 栄子(福岡労組交流センター女性部)

 2015年の幕開けは、国鉄を基軸に「動労総連合を全国に」という新たな方針と決意のもと、九州5カ所(北九州・福岡・久留米・長崎・熊本)での郵政ビラまきで始まりました。私は新たに合同労組レイバーユニオン福岡(LU)に結集した2人の仲間とともに、福岡中央郵便局でビラまきを行いました。中でも、若い新LU会員の発想・活躍がめざましく、じっと待ってビラまきをするのではなく、近くの立体駐車場へ業者の車にビラをはさみに走ったりしました。その結果、135枚のビラをまくことができました。
 2014年は、福岡交流センターも大きな飛躍が求められ、組織の団結で勝利を勝ち取った年でもありました。
 LUの仲間であるIさんは産廃業者・福岡産業開発に勤務していましたが、パワハラを受け、8月に労働時間を半分にされるなど生活もできない状況に落とし込まれました。その訴えをLUにもちこみ、交流センターも全力で闘おうと、Iさんの職場に9人で団交を行いました。労基法違反だと追及しても、出席した責任者は労基法も知らず、社会労務士もまともに答えられない状態でした。その後、労働委員会に提訴。10月15日の労働委員会に組織あげて決起しました。委員会は、Iさんの労働時間と不当賃金の回復、3か月毎の契約更新の廃止等を和解案として提示してきました。明白な不当労働行為の指摘に対し、会社側はグーの音も出ず、全面的に認めざるを得ませんでした。完全勝利です。小さな争議とはいえ鈴木コンクリート分会と同じ非正規労働者の勝利でした。
 2015年は、戦争と民営化と対決し、国鉄闘争を基軸に階級的労働運動の拠点をつくる公務員決戦の年です。国・JRが動労千葉・動労水戸の破壊にのりだしてくることをみすえ、動労総連合を九州の地にもつくる実践を交流センター方針とすることが第一です。それと一体で、教労部会として、大恐慌と戦争という情勢に対し、「戦争教育絶対反対」を柱にして、組織化に取り組んでいく決意です。教労部会では一昨年より「教労学習会」を始めており、今回(1月31日)で11回になりました。
学習会を始めた直後、参加者の職場で過労死が発生! このことを闘いに転化していこうとしましたが、当該職場の分会の立ち上がりを得られず、闘いとすることが出来ませんでした。これを総括し「職場の闘いをつくるための学習会」と「青年労働者の獲得」を目指して、月1回の新任研・研修所へのビラまきを開始し、2年研・10年研などにも拡げています。組合行事へのビラまきも継続しています。
 2015年は、全国の闘いに学びながら、現場の闘いの構築と、青年を獲得すべく奮闘していきたいと思います。
 川内原発再稼働阻止の闘いも正念場です。「福島の怒り」を共有し、再稼働絶対阻止に向け、全国の先頭で、1月25日現地闘争を闘っていきたいと思います。2・15国鉄集会の成功を勝ち取り、その勢いをもって3・11福島へ駆けつけます。また、3・14「3・8国際婦人デー」集会を勝ち取り、5~6月安保決戦に決起していきたいと思っています。