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合同・一般労組建設・交運連絡会(GTR)を結成

月刊『労働運動』48頁(0300号09/01)(2015/03/01)

合同・一般労組建設・交運連絡会(GTR)を結成

合同・一般労組建設・交運連絡会(GTR)を結成

合同・一般労働組合全国協議会 代表 吉本伸幸

東京の2・15国鉄集会当日、遂に合同・一般労組全国協に建設・交運連絡会(略称GTR)の結成大会が大成功で勝ち取られました。鈴木コンクリート工業分会(鈴コン分会)、小竹運輸グループ労働組合、吉崎製作所分会、大石運輸分会、野崎興業分会の5労組が合同労組建設・交運連絡会の構成労組です。
 原点は関東連絡会から「労働組合とは何か」「自分たちの職場の苦悩と苦闘」等の討論に始まり、首都圏広域労組連絡会(首広連)の職場実践に発展し、全国協議会の労働組合産別部会「建設・交運連絡会」へと発展・進化しました。
 建設・交運連絡会各労組に共通する一つ目は、会社が、組合潰しと組合敵視の不当労働行為、見なし残業代=固定残業代問題、長時間労働、過労死、低賃金、配車差別、非正規職化、外注化、分社化、あらゆる手段を用いて団結破壊・分断・組合破壊攻撃を掛けてきていることです。究極は国鉄分割・民営化方式「会社赤字で経営が成り立たず会社解散、倒産での従業員全員解雇」攻撃です。
 二つ目に、経営法曹の石嵜・中山法律事務所が、労基法や改善基準告示を無視した運送会社の違法な労働者支配を支える立場から建設・運送業界に労働組合破壊と金儲け目的で深く入り込んでいることです。
 日々、職場で会社と激闘に次ぐ激闘の毎日です。会社の狙いはただ一つ、労働組合の破壊と労働者の分断、団結破壊です。職場では組織拡大がままならず歯ぎしりし、苦闘する毎日です。
 しかし敵がどんなに大きく強靱に見えても、職場を動かしているのは労働者です。そこに自信と確信を持ち、必死に闘い、踏ん張り抜いている組合員の仲間がいます。団結がバラバラにされなければ勝利です。こちらが苦しい時、敵も思った以上に脆く必死になっています。職場の仲間は、会社と組合の動き、闘いを見ていないようでしっかり見ています。
 闘いの大きさ、小ささではなく、ブレずに闘いを貫徹できるか、職場で毎日会社と闘い続けることができるかだと思います。労働組合は日々の闘いの積み重ねで、最後に勝利すれば良いのです。その時までに必ず労働者は立ち上がります。その決起を呼び覚ますのも日々の闘いにかかっています。
 時代はついに大恐慌と民営化、世界戦争に突入しました。戦争と革命の時代です。新自由主義の崩壊の中、唯一、体制内御用組合が労働者を裏切り、資本家に手を貸し支えています。世界の労働者の置かれている現実は、民営化・外注化と非正規職化です。一切は労働組合をめぐる攻防にかかっています。
 この時代に建設・交運連絡会が登場したのは、国鉄闘争(鉄道)と一体でGTR(道路)がゼネストを組織し、二大動脈(鉄道と道路)を押さえるためです。我々には大きな夢(野望)があります。建設・交運連絡会の労働組合が全世界の建設・交運労働組合と連帯・共闘し国際連帯のゼネストを組織することです。GTRの「戦争を革命へ」「動労総連合を全国に」の闘いであり、大いなる野望です。2~3月春闘決戦から社会の権力奪還・労働組合の復権へと闘い攻め上っていこう!  労働組合は闘えば勝利できる! 団結して闘おう!