月刊労働運動-Home> 特集 >

国鉄集会へ民主労総ソウル地域本部長、全国鉄道労組ソウル地方本部長からメッセージ

月刊『労働運動』34頁(0312号03/02)(2016/03/01)


2・14~15国鉄集会へ韓国民主労総ソウル地域本部長、全国鉄道労組ソウル地方本部長からのメッセージ


パクチョンソン(全国鉄道労働組合ソウル地方本部長)
 日本の国鉄解雇労働者の同志たちの健康を祈ります。解雇された同志たちを支援するすべての同志たちの幸運を祈ります。韓国鉄道労働者の熱い連帯意志を込めてあいさつします。トゥジェン(闘争)!
 同志の皆さん、1987年に日本の国鉄が民営化されて以来、いまだに民営化反対、解雇者復職のために闘争する皆さんは本当に尊敬に値します。「山河が三度変わる」といわれる30年になりました。
 長い歳月をあきらめず正しいと信じて闘われていることは、韓国鉄道労働者の鑑です。困難な闘争を継続する同志たちに「どうせ行かなければならない闘争の道、大変でも笑いながら行こう」と申し上げたいと思い ます。
 韓国鉄道にも103人に達する解雇労働者がいます。政権と資本の継続する民営化攻撃に決然と立ち向かい闘った委員長と本部長、支部長、支部幹部の同志たちです。長い間、解雇された同志たちはすでに13年になりました。これらの同志たちは、依然として鉄道民営化阻止と民主労組死守のために闘っています。またパククネ政権の労働改悪に立ち向かい闘争しています。
 日本の国鉄解雇者同志の皆さん、そして国鉄民営化反対と1047人解雇撤回闘争を支援する全国運動の同志の皆さん。たとえ海を隔て韓国にいようとも皆さんと共に2016年も力強く闘争することをあらためて決意します。皆さんと私たちとの赤い闘争精神は、綿々と流れていると信じています。
 同志の皆さんの健闘を祈ります。最後まで闘い、必ず勝利しましょう。

ソヒョンソク(民主労総ソウル地域本部長)
 政権と資本の抑圧に対して階級的労働運動を甦らせて国鉄民営化阻止、解雇撤回を闘う同志たちを支持します。
 韓国の政権と資本も、労働者・民衆を法的・制度的に抑圧してより多くの搾取をしようとしており、韓国の労働者民衆は、生活に希望を持てず死んでいく状況に怒っています。現場では労働市場構造改悪政府施行令がいう「やさしい解雇」に対する闘争が連日続いています。
 韓国の労働者の中にも大法院で敗訴しても闘争を続けて復職をかちとる労働組合もあります。反対に「現代自動車の非正規労働者を正規職化せよ」という大法院の判決を履行しない使用者もいます 。われわれの闘争がどのように行われるのかにその回答があるのではないかと思います。
 より多く組織化して闘うことが、われわれ労働者民衆の課題であり、持続的に活動をすることが未組織の労働者民衆に希望を与えます。そんな活動がやがて組織化につながる、動労千葉の同志たちのあきらめない闘争と活動に希望があると考え、韓国でももっと積極的な活動が必要だと感じています。
 持続的な闘争と組織化、地域活動の道が、遠くまで続く私たちの武器になると考えています。韓国と日本の労働者民衆、全世界の労働者民衆が一つになる世の中を希望して闘ってゆきたいと思います。
 国鉄闘争勝利と外注化阻止、解雇労働者復職のために闘っておられる動労千葉の同志たちの闘争を支持してともに進みます。団結! 闘争! 勝利!