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2・14新潟国鉄集会 NTS解雇撤回! 3月春闘ストを闘うぞ!

月刊『労働運動』34頁(0312号03/04)(2016/03/01)


2・14新潟国鉄集会
NTS解雇撤回! 3月春闘ストを闘うぞ!


 暴風雨の中、新潟市で「安倍の戦争と非正規職化をゆるさない!2・14国鉄集会」が、千曲ユニオン、北陸ユニオンの仲間も駆けつけ、66人の結集で開催されました。最初に、司会の動労総連合・新潟の杉野彰書記長が「3月貨物春闘ストに立ち上がる」と宣言し、2月6日に急逝した元新潟市職労書記長や新潟県労働組合交流センター代表を歴任した斎藤実さんへの黙祷を行いました。参加者は会場に掲げられた遺影を前に、「いつも困難な道を選択してきた」と周囲から言われるほど不屈に闘ってきた故人の意思を引き継ぐ決意をしました。
 次に、動労総連合・新潟の星野文男委員長が基調を報告。最初に、1月NTS(JR新潟鉄道サービス)が非正規職の組合員を解雇したことを弾劾し、「動労総連合への許せない組織破壊攻撃だ。解雇撤回を組合としての闘いの柱にする」と宣言しました。
 さらに16年の闘いについて、①JRに1047名の採用を求める新署名で国鉄闘争全国運動を広げる、②JRの外注化・非正規職化・被曝労働と絶対反対で闘う、③非正規職撤廃・解雇撤回を闘いの柱に3桁の組織拡大を実現する、④16春闘を新潟地域一般労組とともにストで闘う、⑤民主労総のゼネストと連帯して安倍政権の戦争攻撃と闘う、と5点を提起しました。
 そして「私たち自身のストこそ、労働者の怒りを結合する力がある」と呼びかけました。

 決意表明では、動労総連合・新潟の八代和幸組合員が「組合に入っているので職場から追い出したいと解雇にしてきた。私が先頭に立つことで非正規職撤廃を闘いたい。青年労働者は動労総連合に入ろう」と力強く訴え、激励の拍手と多くのカンパが寄せられました。
 郵政労働者は「絶対反対・非正規職撤廃を闘う階級的な労働組合を自分がつくっていく」と述べ、医療労働者は「非正規職を正規職化して組合が活性化している」と報告しました。そして新潟地域一般労組の鰕名委員長は「3月春闘ストを闘う。地域一般に入ろう」と呼びかけました。
 遠くから駆けつけた千曲ユニオンは「ゼネストを闘う労働組合、動労総連合をつくりたい」と、北陸ユニオンは「動労北陸を結成したい」と決意を語りました。
 それぞれの発言が、自らの現場から闘う労働組合をよみがえらせ、その力で社会を変えるという熱気にあふれていました。
 最後に、新たな署名運動で1047名解雇者全員の解雇撤回を勝ち取る決議、16春闘スト宣言、、無実の星野文昭さんを1日も早く取り戻す決議を採択し、『ソリダリティ』を合唱の後、青年労働者の力強い団結がんばろうで終了しました。
 この集会をもって、NTS解雇撤回、3月春闘ストへの総決起が始まりました。
 牧絵孝栄(動労総連合・新潟)