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動労千葉労働学校 第16期へ参加の呼びかけ。

月刊『労働運動』34頁(0312号14/01)(2016/03/01)

労働者学習センター(動労千葉労働学校) 第16期労働学校への参加の呼びかけ。カリキュラム


 全国労組交流センター第23回定期全国総会に参加された代議員・傍聴者のみなさん!
 労働者学習センター第16期労働学校への参加を訴えます。

 労働者学習センター労働学校は、第1に階級的労働運動のリーダー建設という決定的役割を担っています。それは資本との非和解的闘いを貫くことを通して建設されます。階級的労働運動は資本への怒りを基礎に、時代認識・路線・具体的方針と戦術などの全体を階級的団結の強化・拡大で総括します。この階級的労働運動の学習が本格的に求められています。「闘いなくして理論なし、理論なくして闘いなし」。
 第2は、マルクス主義を学習するということが切実に求められています。
 1つめに、労働組合の路線にマルクス主義を貫くということです。資本主義社会は、労働者階級と資本家階級の関係が非和解であり、すべてが力関係で決まります。この階級性を貫くことにマルクス主義の核心があります。労働運動にこの階級性を貫くことです。そして路線と義理・人情で団結することが重要です。2つめは、労働者が社会の主人公であり、社会を動かしているのは労働者だということです。労働者が団結すれば社会を変革することができます。韓国民主労総ゼネストはそれを示しています。3つめは、「万国の労働者、団結せよ」「労働者に国境はない」ということです。日韓連帯、国際連帯が決定的に重要です。
 「労働者はすべからくマルクス主義者になるべきだ。そのための学習会をやる。だから動労千葉の労働者学習センターの労働学校もすべてマルクス主義を勉強する。マルクス主義以外に労働者の持つべき思想はない」(『甦る労働組合』中野洋著)
 第3は、動労総連合の3ケタの組織拡大を先頭に、組織拡大―闘う労働組合の拠点建設を勝ちとることです。
 いま世界―日本は歴史的大転換点に立っています。世界的な株価の暴落、乱高下と原油価格の底なしの下落など大恐慌が全面激化し、アメリカの世界支配の崩壊、中国・ロシアの絶望的な体制危機のなかで、新たな世界戦争が切迫しています。そのなかで米日韓の軍事体制・臨戦体制による朝鮮戦争・核戦争の危機が深まっています。安倍政権は朝鮮戦争危機を煽り、戦争を強行する体制づくりに突進しています。これと一体で国鉄・JRを軸に民営化・外注化、総非正規化、貧困と派遣法全面改悪、残業代ゼロ法、解雇金銭解決攻撃を激化させています。
 この歴史的大転換攻撃に対して国鉄決戦と7月参議院選挙決戦で立ち向かおう。動労総連合の3ケタ組織拡大と労働組合の拠点をつくり出そう。動労水戸の1月ストライキを突破口とした外注化阻止、非正規職撤廃、ライフサイクル粉砕、被曝労働拒否の闘いに総決起しよう。1047名解雇撤回の新たな署名運動を全力で取り組み、国鉄闘争全国運動の拡大を勝ちとろう。反合・運転保安闘争に起ち上がろう。
 「すべてを組織拡大の観点から」「闘いなくして組織拡大なし」「反合・運転保安闘争なくして組織拡大なし」。
 第16期を迎える労働学校は以上の意義を確認し、新たなスタートを切ります。カリキュラムについて、これまでの基礎講座、実践講座を合体し、年12回(月1回)の労働学校を内容的に充実していきたいと思います。そのために①学校長である田中委員長の国鉄闘争の路線と報告を中心とした提起②講師の提起するマルクス主義の現代的復権の講演③現場からの闘いの報告の三点を毎回実行できる体制をとっていきたいと考えています。
 労組交流センターの皆さん。とりわけ東京、関東の皆さんに訴えます。労働者学習センターの労働学校に受講生を送り出してください。労働組合のリーダーをつくり出し、その闘いを全国に押し広げ、あらゆる地域、職場に階級的労働組合の拠点をつくり出しましょう。労組交流センターの力で民主労総ゼネストのような闘いを日本でつくり出しましょう。
 2016年2月 労働者学習センター
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*動労千葉第16期労働学校のカリキュラム

開校式 2016年4月16日(土) 13:00~

◆資本と労働
4月16日(土)13:00~
講師 白井徹哉(ちば合同労働組合書記長)
◆労働法大改悪について
5月21日(土) 13:00~
講師 交渉中
◆帝国主義と戦争-新自由主義との闘い
6月18日(土) 13:00~
  講師 藤村一行(社会問題研究家)
◆戦後労働運動史-戦後反合理化闘争と動労千葉
7月16日(土) 13:00~
講師 伊藤 晃(日本近代史研究家・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
◆資本主義とはどういう社会か
8月20日(土)・9月17日(土) 各13:00~
講師 鎌倉孝夫(埼玉大学名誉教授・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
◆韓国民主労総ゼネスト
10月15日(土) 13:00~
講師 金 元重(千葉商科大学教授・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
◆階級的団結論
11月19日(土) 各13:00~
講師 片峯潤一(動労総連合書記)
◆社会保障制度改悪について
12月17日(土) 13:00~
講師 山部明子(社会保障制度研究家)
◆国家について
2017年1月21日(土) 13:00~
講師 交渉中
◆戦争・改憲攻撃について
2月18日(土) 13:00~
講師 交渉中
◆階級的労働運動-地域合同労組 港合同の闘いの教訓
  3月18日(土) 各13:00~
  講師 港合同
  修了式 2017年3月18日(土) 16:00~

 受講生募集要項

●開校時期  2016年4月16日(土)
●募集人員  40人程度 ※各講座毎の受講も受け付けます。
●募集〆切  2016年3月末
●入学手続  受講申込書をセンター事務局へ。
●学習期間  2016年4月~2017年3月、 毎月第3土曜日
●受講料   1万円(資料代など含む)講座ごと受講生は1回1000円
●場所   DC会館/会議室(JR総武本線・東千葉駅前)