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動労神奈川 3・19春闘集会と小田原駅一周デモ

月刊『労働運動』34頁(0313号02/06)(2016/04/01)


動労神奈川 3・19春闘集会と小田原駅一周デモかちとった

(写真 小田原駅一周デモ)

 東日本環境アクセスは昨年12月31日、時廣組合員を解雇しました。絶対に許せません! 動労神奈川は、時廣組合員と共に団結を固め解雇撤回・非正規職撤廃の闘いを始めました。1月1日の就労闘争をはじめ3回の小田原駅街宣と3回の団交で環境アクセス資本と非和解で闘っています。
 3月19日、小田原において「環境アクセスは解雇を撤回しろ」を真っ向から掲げ「こんな社会変えよう!3・19春闘集会」と小田原駅一周デモを、国鉄闘争全国運動神奈川の80人近くの仲間の結集でかちとりました。
 集会の講演は、動労水戸副委員長の辻川慎一さんです。
 「昨年4月の動労神奈川結成記念集会は昨日のことのようです。以来1年間、よく中村委員長、桑原君、時廣君はがんばってきた。動労神奈川の結成以来の格闘で、2016年は大きく前進していく」と激励から始まりました。「動労神奈川の解雇撤回・非正規職撤廃の闘い、生きていける賃金よこせ、時廣組合員の『オレはモノじゃない、人間なんだ』の資本に対する怒りは、本質的には新しい時代を切り開く労働者階級の指導部に、青年労働者が飛躍することだ」と核心的に提起しました。
 厳しく温かい提起を受けて動労神奈川の闘いの報告です。
 当該の時廣組合員は、「自分は、駅や電車の清掃の仕事に誇りをもっている。自分の意志は仲間と一緒に小田原で電車や駅を清掃することだ。解雇撤回をかちとって職場に戻る。自分一人の問題じゃない。生きていける賃金よこせ! 非正規職なくせ! 同じような目にあっている青年労働者と共に闘う。青年に訴えなければ何も始まらない」と、青年労働者の団結をつくって勝利すると決意表明。
 桑原組合員は、「時廣君と団結して解雇撤回闘争を闘う」と、中村委員長を軸にした動労神奈川の団結で必ず勝利すると発言しました。
 基調報告は、「戦争と大恐慌情勢の中で、反戦スト弾圧を粉砕し6学生を奪還した。CTS就業規則改悪4・1実施を粉砕した」と高らかに勝利宣言し、「だからこそ動労神奈川の闘いを軸にした階級的労働運動の形成が、絶望を希望に変える! 本日の集会をその出発点にしよう」と、3・19春闘集会・デモの意義を鮮明に提起しました。
 集会は県内の労働組合や闘う団体の結集で会場が埋まり、解雇撤回をかちとる熱気が充満しました。
 いよいよ小田原駅一周デモです。環境アクセス事務所前では職場の仲間に熱烈にアピールしました。「デモの声が良く聞こえた」と職場の仲間がエールを送ってきました。職場では、3・19集会とデモはものすごい注目でした。時廣組合員には「戻ってこいよ」と激励です。そして非正規の青年労働者が飛び入りでデモに参加しました。
 解雇撤回・非正規職撤廃の動労神奈川の闘いは、すべての労働者、特に青年労働者の圧倒的共感をよんでいます。
 勝利の核心は組織拡大です。解雇撤回・非正規職撤廃を掲げて職場の仲間と共に闘います。
 (神奈川労組交流センター)