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労働者は一つ、敵も一つ◆№19 厳寒の中、大規模ロウソク集会

月刊『労働運動』34頁(0323号14/01)(2017/02/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№19
厳寒の中、大規模ロウソク集会が続く

(写真 1月21日、35万にが集まった光化門ロウソク集会)

 1月7日に行われた第11次汎国民ロウソク集会は、ソウル光化門(クアンファムン)集会に約60万名が結集し、釜山(プサン)、光州(クァンジュ)、大邱(テグ)、大田(テジョン)などで計4万5千人が参加した。集会後には青瓦台(チョンワデ)と憲法裁判所に向かってデモ行進をした。集会の過程で曹渓宗のチョンウォン僧がパククネ即刻辞退を叫んで焼身自殺をした。
 1月14日第12次汎国民ロウソク集会が行われ、光化門に10万名以上が集まった。前回のロウソク集会の過程で焼身したチョンウォン僧の永訣式とパクチョンチョル烈士の30周忌追慕祭も共に開いた。
 1月21日には第12次汎国民ロウソク集会が行われたが、イジェヨン・サムスン電子副会長に対する拘束令状棄却に怒る労働者市民35万名が光化門広場に結集しロウソクの灯が一層燃え上がった。集会後35万名の労働者市民は青瓦台前、総理官邸前、都心の大企業の建物に行進した。
 次の1月28日は旧正月連休に当たるのでロウソク集会は休み、連休明けの2月4日から再び開催される。
 最近のロウソク集会の発言は、「パククネ弾劾」一色を超えて、「財閥解体」、「サード配置反対」「パククネ政権の積弊清算」等の多様な問題が提起されている。
 週末のロウソク集会と並行して財閥、野党等に対する直接抗議行動も行われている。
 1月10日、退陣行動の財閥拘束特委メンバーがサムスン電子本館で「イジェヨン拘束」を要求して奇襲占拠デモを行った。
 1月24日、退陣行動財閥拘束特委、中小商工人非常時局等の団体がロッテの「街の商圏破壊」に抗議して第2ロッテワールド店舗に奇襲デモをかけた。彼らは12月5日に汝矣島(ヨイド)の全経連を奇襲占拠もした。
 1月11日には、サード配置に反対する星州(ソンジュ)、金泉(キムチョン)の住民らが、トブロ民主党に対してサード配置撤回を党の方針として明確にすることを要求して、民主党舎で占拠ろう城に入った。

△2月25日、民衆総決起
 2017年民衆総決起闘争宣布大会が1月21日午後、光化門広場で開かれた。
総決起本部は「議会がパククネ大統領弾劾弾劾訴追案を可決したが、変わったものは無い現実、広場で示された国民の要求が依然拒否されている現実で、我々は今年2017年をロウソク抗戦完成のための闘争の年と宣布する」と明らかにした。
 総決起闘争本部はもう一度隊列を整備して、パククネ大統領即刻退陣、憲法裁判所の早急な弾劾認容、積弊清算等13大要求案貫徹のための闘争を行うと宣布した。
 総決起闘争本部の13大要求案は、「△労働界悪廃棄及び最低賃金1万ウォン実現(仕事場、労働)△米輸入中断(農民)△嫌悪、性暴力から安全な社会建設(女性)△歴史教科書国定化中断(民主主義)△差別禁止法制定(人権)△韓半島サード配置反対(自主平和)△財閥社内留保金還収(財閥責任強化)△セウォル号真相究明等だ。総決起闘本は特別要求案として△ペクナムギ農民国家暴力責任者処罰△ハンサンギュン民主労総委員長釈放を掲げた。
 漆崎英一(動労千葉国際連帯委員会)