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「改憲・戦争阻止!大行進」広島実行委を結成!

月刊『労働運動』34頁(0343号06/04)(2018/10/01)


「改憲・戦争阻止!大行進」
広島実行委を結成!

井尻 勲(広島労組交流センター事務局長)

 8・5~6ヒロシマ大行動の歴史的高揚を引き継ぎ、改憲・戦争阻止!大行進広島実行委員会をついに結成しました。
 9月17日、広島市東区民文化センターに結集した50人を超える闘う仲間によって、広島実行委員会が結成されました。広島不起立処分撤回裁判原告の平野綾子さん、広島市自治体労働者の福井利明さん、動労西日本委員長の大江照己さん、安芸太田町議会議員の大江厚子さんの4人を共同代表に、広島でも実行委員会がスタートします。闘う階級的労働運動の再生に産別で挑戦している交流センター会員がどっしりと存在し、全体を牽引して責任をとる陣形です。
 3・25大行進結成の呼びかけを受け、5・1メーデーで準備会を立ち上げました。そして、8月ヒロシマ闘争のすべてをこの秋の改憲阻止決戦につなげる決意で挑戦し、8・6総括会議から直ちに実行委員会結成の賛同署名を8・6報告タブロイドと共に持ち込み、教育労働者をはじめ多くの賛同を得て、結成に向かいました。
 集会では、宮原亮さん(8・6ヒロシマ大行動事務局長)が、「あらためて改憲とは何か、なぜ今改憲か、改憲阻止とはどういうことかをはっきりさせ、『改憲・戦争阻止!大行進』を結成し、階級的労働運動の再生と国際連帯で決戦に向かっていきましょう。現実への怒りをたぎらせる青年・学生が先頭に立つ運動を作りましょう」と基調報告。「教育労働者は改憲阻止にだれもが奮い立つ」と、平野さんからは具体的な行動として「改憲・戦争阻止!教え子を再び戦場に送らない!広島教職員百人声明」運動の開始が提案されました。広島市自治体労働者の福井さんは、「自治労の全国大会で『改憲を断固阻止する』という宣言が発せられた。改憲だけは絶対に許さないという現場からの地道で大胆な運動を作り上げていく」と檄を発しました。また、広島連帯ユニオンの壹貫田康博書記長からも「改憲推進のUAゼンセン大会と真っ向から対決する地域からの組織化」の決意が述べられました。
 集会結成に先駆け、9・10ストを改憲阻止そのものとして貫徹した動労西日本からも報告がありました。大江厚子さんは、「改憲反対の決議をあげ、地域で実行委員会を作ろう」と提起しました。高陽第一診療所労組からは10・7地域での実行委員会結成が具体的に報告されました。それぞれに創意と熱意あふれる発言がなされました。
 行動方針として、「表面には見えない半分以上の改憲反対派とまずはつながろう。署名、宣言、声明を広めよう。そのために学習し、行動することだ。共同代表を先頭に、11月集会に大結集しよう」と提起されました。終了後、すぐに広島市中心にある幟町公園に移動し、原爆ドーム前までデモを行いました。三連休の最終日でしたが、圧倒的な注目を浴び、この実行委員会がまさに行動する組織だと示しました。